第2回 もぐら打ち

もぐらたたきではありませんよ。
もぐら打ちとは、田畑に害を与えるもぐらを追い出す小正月の行事です。
わらずを竹の先につけたもので、♪13日のもぐら打ち、ここんもぐらは山さん行け♪などとかけ声をかけながら、子どもたちが庭先などをたたいてまわります。
うちの町内の子供会では、ずっと昔から続いているお正月の伝統行事です。

1月13日(木)午後4時半。近所のお宅のお庭に集合。子どもの参加者17名+1(幼児)。
大人は6人の参加。
この日は、2時間の年休もらって、あたしも同行することにしました。
       

ココ最近は、わらの先をぐるぐる巻いたものを使うようです。

あたしは、初めての参加です。
長男は小学校2年生。昨年からの参加です。・・・どうして昨年、あたしは参加しなかったのかなぁ、と考えるうち、思い出した!
昨年は、3年進路指導担当。願書の確認作業で、帰宅が遅かったんだ。



まずは、広いお庭で(うちのじゃないよ)、練習です。ぐるぐるまわして地面をたたいている様子がわかりますかね。

うちのせま〜い庭です。奥に、あ〜ちゃんが写ってます。この右の方にはくちゃんがいて、歯をむき出してほえてます。
「おばちゃん、どこを打つの?」「犬、コワイよ。」「だいじょうぶだよ。(獣医さんはかまれたけど)」

このくらいの広さのお庭ならいいんですが。・・・下の写真では・・・

探検してるわけではありません。
「ほら〜、一列になってぇ!盆栽をうちこわさんごつせにゃんとよぉ!」

     


「ふとか声ばださんねぇ!ださんともぐらは逃げていかんばい。」
「そぉ〜れっ♪13日のもぐら打ちぃ・・・・・」
子供たちがはりきるのにはわけがあります。
もぐら打ちをしてあげたお宅からは、お菓子やお小遣い(500円くらい)をいただくのです。お菓子は、あとでみんなで分け合い、お小遣いは、今後の子供会活動費にあてます。
お正月のお飾りなども預かっていきます。翌日の「どんどや」で燃やすのです。

庭ばかりとは限りません。アパートの前の駐車場や、家の前の道路を打つこともあります。

辻にはお地蔵さんがあります。随分暗くなってきました。

左の写真は、なんとレモン。右側は石神山採石場跡地の遠景です。
あたしの住んでいる地区は谷間の地形です。このお宅の庭からは、真っ正面に石神山が見えました。
この石神山、最近ちょっと論争中です。この話題はそのうち取り上げたいので、これは伏線、ということで。

最後は役員さん宅で、おぜんざいをごちそうになりました。
たくさんのお菓子をもらった子供たちは、喜んで帰宅。
「・・・強者どもが夢の跡」

役員さん、片づけが大変だっただろうなぁ。






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