このところ、朝起きて見る寒暖計が15〜10度辺りの目盛りを指していることが多くなってきた。先日は、ちょっと久しぶりに散策に出かけてみた。と言っても、レタス畑を取り囲んでいるカラマツからなる国有林沿いを周回するお気に入りの散歩コースを歩いたのである。
ここ秋山原は河岸段丘面から成る高原台地(大昔の湖底面)である。大昔(新世代)に日本列島ができて中央分水嶺となる関東山地が形成される前までは広大な湖・湿地帯だったとのこと。いまでも、取り除いても次々に現れてくる畑からの石ころがそのことを物語っている。一面のレタス畑の広がりと南方に見る金峰山連峰などの山並みには、思わず目を奪われてしまう。川上村には4つの大きな河岸段丘がある。秋山原はその一つ(秋山面)なのである。
夏(1997年)の夕方、ヘール・ボップ彗星を西の空に見つけて、双眼鏡で観たことを思い出した。一眼カメラで撮った画像の尾の後ろ側(向こう側)には他の恒星が写り込まれていた。二度と出会うことのない自然的な現象とはこう言うことかと、一人納得している。
ここを歩いていると、いつも色々な物や場面に出会う。
不意に飛び出してくるキジ、遠目に現れるキツネ、梢で鳴くカッコウ、そして獣の糞など。何も語らない、言葉を発しない「草花」や「樹木」そして「昆虫」たちとも触れ合える。出会って観ているだけで、互いにその存在を確かめられるような気がしてくる。いつも周りの自然の息遣いには気持ちがリラックスできるような・・・。収穫作業が終わるとレタス畑には誰もいなくなる。秋が深まって行くと冬の到来、静寂でいて厳しい冬の秋山原も好きなのである。
写真は、1枚目: 秋山原の上段(標高 約1,400m)、2枚目: 草花たち(ツリガネニンジン・アキノキリンソウ・ノコンギク・タカネナデシコ・ヤマハハコ・ミゾソバ)、3枚目: 樹木たち(ツリバナ・ミズナラ・ノリウツギ・アキグミ・ヤマハギ・ナワシロイチゴ) です。 いずれも左上から時計回りでの種名です。
つぶやき うぉっちんぐ