今年は春がやってくるのが早いのでは?
寒さは例年ほどではなくて雪の量も少ない、桜が咲く暖かな春はすぐそこ、そんな思いでもあった。快晴の今朝の気温は氷点下3度、日中は数度ほどまで上がる。
このところ、気を配って雑木林の林床を見つめる日が続いていた。
そして今日、今年初めて「春の妖精」に出会うことができた。昨年とほぼ同じ時期だった。「春の妖精」、それはフクジュソウ(福寿草)のこと。まだ早い春の訪れをそっと教えてくれる妖精なのだ。辺りを見回しても、この1株だけに2個の花芽が出ていた。とにかく嬉しかった。思わず、そっと指を触れて挨拶をしてみた。この先、何十株のフクジュソウが現れては、これにハナアブたちが寄ってくるのも楽しみである。
フクジュソウは早春の里地や雑木林などで他の草花に先駆けて花を咲かせる春の到来を告げる植物とされている。このため 「春の妖精 (Spring Ephemeral) 」とも言われる。春先の十分な光を受けて、瞬く間に芽を出して成長・開花・結実をする。同時に地下茎(根茎や鱗茎)に栄養を貯える。樹木が新緑の葉を広げる5月頃には枯れて地上から姿を消してしまう。地上に葉を広げて姿を見せているのは1年のうち、春先の2ヵ月足らずの期間でしかない。周りをいくら探してみてもその痕跡は見当たらない。春の妖精Spring Ephemeral(春先のはかない命)とはこのことを表現していると言う。
地球上の生き物たちは環境に適応しながら生き続けてきている、と聞く。
春の妖精の存在、それは季節・地域・場所などにわたって棲み分けている分布の証しなのだろう。それにしても、これほどまでに敏感に季節(時期)を選択して生存している様子には、何も理由は要らない、感服と驚きを感じている。
春の妖精の仲間には、カタクリ・セツブンソウ・ヒメイチゲ・アズマイチゲ・キクザキイチゲ・イチリンソウ・ニリンソウなどが知られている。
写真は、左:現れた雑木林のフクジュソウ、右:開花しているフクジュソウ(村内某所) です。
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