2021.07.下旬 撮影
  根庭先で草払い機での作業をし始めた時のことです。
その最中に、エンジンの駆動音でビックリして飛び立つ鳥の大きな羽ばたきが聞こえました。しばらくして見上げるヤマモミジの樹にキジバトが営巣しているのに気付きました。細い枝で敷き組まれた巣は2Mほどの高さで、玄関から数メートルしか離れてはいません。キジバトが静かに抱卵中のところ、急に隣人が現れたことに申し訳がない気持ちにもなりましたが、こればかりは・・・と勝手に言い聞かせています。早速、ロープを張って近づかないようにしておきました。

遠くから双眼鏡でのぞいてみると、ヒナが時々首を上げたりして動いているのが分かりました。
大小2羽のヒナがいるようです。親バトが飛び立った時は、孵って僅かな日だったのかも知れません。巣の外縁に白い糞液?が目立つようになりました。しばらくして、ヒナは2週間ほどで巣立つようです。巣立ちできるのは孵化したヒナの25%ばかりだそうです。無事に育って、雑木林の枝先などで "クックゥー ポッポゥー♪" と鳴き声が聞こえてくるのが楽しみです。

数日後、遠くから何気に巣を見てみると、首から上の頭部が2つ動いているのが分かりました。
見るからに大きくなってきているような感じでした。そのうち羽音が聞こえてきて、見ると、親バトがヤマモミジの枝に止まっていました。玄関ドアの後ろからじっと様子を見ていると、巣に寄った親バトが頭を何度も上下に大きくする口の中にヒナが盛んにクチバシを入れてエサ(鳩乳)を飲み込んでいるようでした。この間、ほんの2分ばかりの時間でした。健気に世話をする親バト、元気そうに育っているヒナの様子を見られたことは、あまりにもタイミングがよかったのかと、思わず嬉しくなりました。


つぶやき うぉっちんぐ
キ ジ バ ト の 子 育 て