2015.02.中旬 撮影
 春はまだまだ先、晴れたこの日でも気温は氷点下2度でした。
レタス畑が一面に広がる秋山原は根雪が20cmほど。昼下がりの農道脇に車を停めていた時のことでした。ふと何か動くものが
視野に入いりました。何気にその方向に顔を向けるてみると犬らしきものが遠くにトコトコと歩いているのが目に止まったのです。
すかさずエンジンを切っては観察。ひたすら真っ直ぐに、そして、いかにも忙しそうな歩き方が特徴であるキツネであるのがすぐに
分かりました。

のんびりと昼の散歩なのでしょうか?
いえ、捕食や探索活動の最中かと思われました。こちらの車の存在と距離を確かめるように、立ち止まっては歩き続けていました。
そういえば、去年の冬に見かけたキツネは雄だったかも知れません。先月には路面が凍った積雪の農道を慎重に車を進めて
いた際に、ばったり雌?と鉢合わせをしてしまったことを思い出しました。キツネは逆戻りをして一目散には逃げません、何も
なかったかのように横に反れて早足で逃れます。みるみる距離を稼ぐと、必ず一度立ち止まってこちらを見てからその姿を消す
のです。どのキツネもそうなのです。キツネの固体というよりも生態的に適応している行動かと思われます。

キツネの生後1年までの生存率は4%以下、寿命は数年未満と聞きます。
ここを縄張りにしているキツネとの再会?は思わず嬉しくなってしまい、なんとも不思議な気持ちにさえなったものです。


獣(けもの) うぉっちんぐ
キ ツ ネ の 散 歩 ♪