留萌医師会は、なぜ旧萌明荘での在宅療養支援診療所開設に反対なのか

項 目 説 明
概要 病診連携という言葉があります。これはhealthヘルスクリニックという医療系サイトの用語辞典によれば

地域医療等において、核となる病院と地域内の診療所がおこなう連携のこと。必要に応じ、患者を診療所から専門医や医療設備の充実した核となる病院に紹介し、高度な検査や治療を提供する。快方に向かった患者は元の診療所で診療を継続するしくみ。このしくみを活用することにより、地域医療における効率的な医療提供が実施され、医療費の削減をはかることができる。

と説明されています。

留萌市で核となる病院は留萌市立病院であり、留萌市立病院では地域医療を支える為に、この病診連携をより強化すべく地域医療連携室を開設し、留萌医師会もこれに協力して来ました。

しかし今回、留萌市および留萌市立病院は、留萌医師会への事前の説明などは一切ないまま、「地域医療を今後支えるのは家庭医である」という方針の下に(平成20年12月5日付北海道新聞参照)、旧萌明荘での在宅療養支援診療所開設を打ち出しました。

留萌医師会は、今後の地域医療を支える大きな要素として、複数の科の診療が可能な家庭医の重要性を否定しません。だからこそ、敢えて留萌医師会側から留萌市立病院に隣接する場所での在宅療養支援診療所開設を提案しました。

しかし、いくら家庭医が重要で、派遣される医師が今後すばらしい家庭医になる可能性を秘めていても、指導医を除き研修中はあくまで研修医です。しかも研修後、一人前になった家庭医が留萌に残ってくれる保証はありません。

留萌コホートピアのホームページには、プライマリケアにおける五原則として、近接性、包括性、継続性、協調性、責任性が明記されています。留萌市立病院の付属という印象を嫌い、地元医師会との軋轢回避よりもモチベーションを優先する姿勢からは、「地元でうまくやっていこう」という意志を読み取るのは難しく、上記五原則を満たすとは思えません。

留萌コホートピア構想「安心して暮らせるまちプロジェクト」の目的達成の為にも重要とホームページには記載されています。また「安心して暮らせるまちプロジェクト」には医療連携体制等の検討・確立という項目があります。

これまでも家庭医的な役割を担い、これからも地元に根ざして地域医療を支えていく開業医を否定するような発想や、今まで培った病診連携をないがしろにする発想に、医療連携体制等の検討・確立があるとは到底思えないのです。
病診連携に反し、医療連携体制の確立を阻害します
位置付けが曖昧です(誰が管理するのか)
目的が曖昧です(医師不足や赤字の解消になるのか)
最後に
* 参考資料
留萌医師会が提示した案

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