「大人たちよ、もっと明るく笑おうぜ」
大人のみなさん、今日どれだけ笑いましたか? どれだけ世の中に笑顔を振り撒きましたか? 子供たちがうらやむぐらい、毎日を楽しく愉快に幸せに わはははは・・・と笑いながら生きようじゃあ〜りませんか!!! 天使の息子である宗一郎くんが、入院していた時のお話を少しさせて くださいね。 彼が入院していた病院は、ガン専門の病院でした。 その小児病棟は、もちろんみんなガンを患っている子ばかりでした。 治る子はほんの一握りです。ほとんどの子供は、1〜2年で光りの天使 になってしまいます。 みなさん!!! 自分のかわいい我が子が、辛く苦しい治療をしても死んでしまうという 悲しみがわかりますか? 目の前にいる、このかわいい子を抱けなくなるという悲しみがわかりますか? 昼間の小児病棟は、とても明るくワイワイと賑やかです。 どうしてだと思います・・・ 残された命は短いんだから、せめて一緒にいる時は楽しく素敵な思い出を 作ろうと、それぞれのお母さんやお父さんがご自分の深い悲しみをぐっと こらえて、明るく楽しくお子さんたちと接しておられるんです。 そして、子供たちが寝静まるころには、あちらこちらの病室から、押し殺し たようにみなさんの泣き声、慟哭が聞こえてきました。 「こんなに辛い思いをさせてごめんね・・・」 「痛かったよね、苦しかったよね・・・」 「もっと丈夫な体に生んであげられなくて、本当にごめんね・・・」 みなさんがみなさん、夜は涙を流し、昼は笑顔を絶やさずに毎日過ごされて いました。 小児ガンの子供たちは、ものすごく優しい子が多いです。 そして、人を思いやる気持ちも大人以上でした。 きっと、悲しみ苦しんでいるお母さんたちのことを気遣っているんだと 思いました。 その子供たちは・・・ 「ぼく、大人になれるのかな〜」 「わたし、大人になって看護婦さんになりたいな〜」 「早く大人になって、お母さん・お父さんを幸せにしてやるんだ!!!」 「ぼく、いつまで生きれるんだろう・・・」 「わたし、死にたくない・・・」 そうなんです。彼らの夢が大人になることなんです!!! ほとんどの子供たちは、わたしたちが当たり前に思っている大人になること もなく、亡くなってゆくんです。 大人でいられるって、すごいことなんですよ。 小児ガンの子供たちにとって、大人になることが夢だった。 その夢の世界をわたしたちは生きているんですよ!!! もっともっと幸せに生きてゆこうじゃないですか!!! もっともっと明るく生きてゆこうじゃないですか!!! もっともっと楽しく生きてゆこうじゃないですか!!! もっともっと笑って生きてゆこうじゃないですか!!! 幼くして亡くなった子供たちの夢である「大人」を大切にして、 毎日を感謝で生きてゆこうじゃないですか!!! 大人たちが元気で明るく笑って喜び感謝に生きていたら、それを 見ている子供たちも元気で明るく笑って喜び感謝して生きてゆこう とするんじゃないかな!? 大人たちよ・・・ 明るい言葉を発信しようぜ!!! 大人たちよ・・・ 素敵な生き様をみせようぜ!!! 大人たちよ・・・ 子供に負けないくらい今を楽しく生きてゆこうぜ!!! 元気のない大人たちよ・・・ もっと明るく笑おうぜ!!! 元気な大人のみなさまに感謝いたします。 |