メッセージ 214


 「 命 日 」


  3月31日は息子の命日です。

  平成10年3月31日・・・
  朝日が昇る時に・・・
  宗一郎は光の国へ旅立ちました。
 
  母親に抱かれながら・・・
  息を引き取りました。

  だんだんと・・・
  心臓の鼓動が消えていきました。

  母親に抱かれた息子は・・・
  幸せそうでした。

  それまで・・・
  痛みで・・・
  触れることさえできない状態でしたから・・・

  この世界の最後に・・・
  思いっきり母親に抱かれたんです。

  朝日を見ながら・・・
  その二人を・・・
  わたしは強く強く抱きしめました。

  あれから・・・
  6年の月日が流れたんですね。

  命日・・・
  命の日・・・
  人が亡くなるその日を・・・
  命日というんですね。

  今生の命をまっとうした記念日なんですね。
  きっと・・・

  われわれは・・・
  みんな・・・
  永遠の存在です。

  でも・・・
  今の人生の自分は・・・
  今回だけ・・・
  一度だけ・・・

  喜び・・・
  悲しみ・・・
  幸せ・・・
  苦しみ・・・

  すべてが・・・
  ありがたい!!!

  すべてが・・・
  命の日々・・・

  それぞれが・・・
  生まれる前に決めてきた今生のシナリオ・・・

  早く死ぬ・・・
  遅く死ぬ・・・

  楽しく生きる・・・
  ぐうたらに生きる・・・
  厳しく生きる・・・
  ちゃらんぽらんに生きる・・・
  明るく生きる・・・
  暗く生きる・・・

  その場限りに生きる・・・
  何かを目指して生きる・・・

  天命・使命など気にせず生きる・・・
  天命・使命を求めて生きる・・・

  自分に正直に生きる・・・
  自分を向上させようとして生きる・・・

  どんな生き方でもいい・・・

  すべての存在が必要なんです。
  すべてのさまざまな生き方が大切なんです。

  自分を向上させようとする人・・・
  その価値観を自分以外の人に使わないでね。

  ただただ・・・
  自分を向上させるほうに力を使ってね。

  自分を向上させなくてもいいと思う人・・・
  そのままのあなたでいてくださいね。

  そのままのあなたが・・・
  宇宙には必要なんです。

  何かが上だとか・・・
  何かが下だとか・・・

  あはははは・・・

  みんな・・・
  今生きている・・・

  命を与えられて・・・
  自由な自分を与えられている。

  あなたを生きてね!!!
  誰かにならないでね!!!

  不完全でいい・・・
  未熟でいい・・・
  いいかげんでいい・・・
  どうしようもなくてもいい・・・
  あほでいい・・・

  自分の内なる心を信じてね。

  全ての人の心には・・・
  同じ神さまが宿っています。

  みんなみんな・・・
  すごいんですよ。

  そして・・・
  みんなみんな・・・
  決して・・・
  ひとりじゃない・・・

  支えあってくれる存在が・・・
  支えあってくれる仲間が・・・

  いてくれる!!!

  命日・・・
  命を考える日・・・
  
  今日という日・・・
  3月31日・・・

  命日・・・
  息子の宗一郎の七回忌・・・

  今は・・・
  感謝できるよ!!!

  そして・・・
  この感謝の心を・・・
  大切なみなさんに・・・
  伝えさせていただけたら・・・
  いいな・・・・・・

  生きているって・・・
  すごいことなのかもしれません。

  命・・・

  毎日が・・・
  命を輝かす日です。

  自分をそのままでいい・・・
  自分に正直に生きてね・・・

  あなたの命を生きてね!!!

  ありがとうございます。

  無事に宗一郎の七回忌の命日を生きることができました。

  みなさまに感謝いたします。