メッセージ 042


「今、目の前のことが一番大切」


わたしたちが、命を輝かせて生きることができるのは「今」だけです。
過ぎ去った過去やまだ来ぬ未来には、生きることができません。

お釈迦様は、「人生の長さはこの一瞬、一瞬の刹那であり、今のこの
一瞬、一瞬を最大限大事にして生きることがたいせつであり、
今,目の前にいる人、目の前にあることを大事にしなさい。」

と言われました。

今、目の前にいる人が恋人であろうがホームレスであろうが両者に違いは
ないのだそうです。どちらであろうが、今、目の前の人があなたにとって一番
大切な人なんですよね。

西遊記で有名な三蔵法師こと玄奘は、このお釈迦様のこころをよく理解している
方だったそうです。玄奘が仏教典をもとめて天竺に向かう時の出来事です。

長安の郊外で、一人のボロ布を纏った老婆に出会います。
その老婆は、体中に膿がわいた状態で、道に打ち捨てられていました。

「どうしてこんなところに一人でいるのですか?」と玄奘が尋ねたところ、

老婆は「家族にすてられたんです。」と答えました。

当時、そのような病気は、体の膿を吸い取ってもらうと治ると信じられていました

が、家族の人たちは、膿を吸い取ることを断り、老婆を外に連れ出し道にうち捨て

たそうです。この老婆は、やさしく声をかけてくれた玄奘に、「家族の代わりに膿を

吸い取ってくださらないか!?」と懇願しました。玄奘は一瞬躊躇しました。

これから大事な仏典を取りに行く身、膿をすって病気になってしまったら・・・・・

しかし玄奘は、お釈迦様のこころを思い出し、「わかりました。」と言って老婆の膿

を口で吸い出しました。その瞬間、その老婆は突然に空に舞い上がり光の塊になり

その中に大きな観音様が現れました。そして観音様は、玄奘にこう言われました。

「玄奘よ、そなたの決意はわかった。これからの天竺への旅において多くの艱難辛苦

に出会うであろう。もし、死にかけてこれ以上命が持たないと思った時、この般若心

経を唱えなさい。神仏界は、どんなことをしてもそなたを守りとうしてみせる。」


目の前の人は、すべて観音様の光を持つ存在なのかもしれませんね。

外見に惑わされないほうがいいのかもしれません。

さて、みなさまは目の前の人をどうされます・・・・・・・


無限の無限の・・・

うれしい・たのしい・しあわせ・だいすき・あいしてる・ついてる・ありがとう

ありがとう ルンルン ありがとう ルンルン ありがとうございます

今、目の前に現れた方に感謝いたします