「生きる力」
家に帰ったそのとき・・・
携帯の着信音が鳴り出しました。
耳にする声は・・・
久しぶりに聞く友人の声です。
その人は・・・
いつもいつも・・・
自分のことはほっといて・・・
みんなに勇気を与えてくれた人です。
寝る時間も割いて・・・
四六時中働きずくめの人でした。
温かい言葉で・・・
人を励まし・・・
元気な言葉で・・・
人に勇気を与えた人です。
そんな彼に・・・
大きな大きな試練が訪れます。
経営していた会社の倒産を契機に・・・
彼の人生は転がるように転落して行きました。
今まで・・・
持っていたものが・・・
次から次へと失われてゆく。
最愛の家族とも・・・
別れ・・・
彼は今、四畳半のアパートで・・・
一日中パートの仕事をしています。
そんなどん底の彼に・・・
宇宙はさらなる試練を与えました。
今の仕事さえできないように・・・
足のケガが彼に与えられました。
そんな状態で・・・
彼から電話がありました。
「ななちゃん・・・元気ですか?」
「ぼくは元気だよ!!!」
「みんなのために、コーヒーを焙煎するからね!!!」
「ちょっとドンくさくてケガしたけど、大丈夫だから!!!」
「ななちゃんの声が聞きたかったんだ」
「ぼくもこれからがんばるから・・・ななちゃんも体を大切にしてね!!!」
どん底に自分がいても・・・
人を気遣う彼に涙がでました。
思わず心で叫びました!!!
そんなにがんばらなくてもいいよ!!!
必ずこれから人生はよくなるから!!!
一人で苦しんじゃいけないよ!!!
みんなあなたの力になりたいんだから!!!
遠慮しなくていいから・・・
いつでも甘えてね!!!
今その言葉をかけると・・・
彼の力を信じていないような気がして・・・
言葉にはできなかったけど・・・
彼の心にそんなことを伝えたかったです!!!
ぼくは・・・
信じています!!!
彼の力を・・・
彼を支えている人たちの力を・・・
そして・・・
彼を守り続ける宇宙の力を・・・
世の中は・・・
クリスマスの楽しさであふれているけど・・・
ぼくの心には・・・
一人四畳半で未来に向けて希望をもって・・・
生きようとしている彼の姿が輝いています。
彼を信じて・・・
ぼくは・・・
与えられた今ここを・・・
幸せに生きてゆこうと思いました。
彼の電話で・・・
多くの力を与えられました。
彼に・・・
感謝します。
彼のように・・・
どんなに辛く苦しくても・・・
希望に向かって・・・
今を生きてゆきたい。
大切にしてゆきたい・・・
今ここで・・・
与えられた・・・
生きる力を!!!
ルンルン・・・
ありがとうございます。