オススメ本の紹介です

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ビジネス系 ジャパニーズ・ドリーム  藤田 晋社長著  ダイヤモンド社(H15.1.10)
BOOK OFFで100円で売ってたので買ったのが大当たり!
よくマスコミに取り上げられていた(株)サイバーエージェントの超若手の藤田晋社長の自伝です。
この本は読みやすく面白いし凄い!
なにが凄いって26歳にして社員約100名を抱え億万長者ですよ!

とにかくバイタリティーがあるというかパワフルさを感じ、これくらいの気迫がなければ起業は出来ないんだろうなと感じさせられました。藤田社長が目標としたのはなんと週110時間労働ですよ!平日18時間と土日12時間働いてやっと達成出来る数値です!!労働基準法なんてとっくに無視ですわ。もちろん社長だから労働基準法なんて関係ありませんぜ!。しかし果たして自分にそれだけの気迫があるのだろうか。若さってバイタリティーだと思う。見た目は無理だろうけど、気力があれば若さって保てると思う。会社でバリバリと以前は仕事してたのにバイタリティーが亡くなってしまったと感じる先輩って周りにいませんか?気力を保つ事って難しいけど大切だと思う。

話はそれたが、経営の方針は実力主義で徹底しており、実力のない人間はクビにするとハッキリ藤田社長は言い切っている。
今の世の中当然ですかね。
俺なんか即クビであろう。
もちろん自分の会社に業績で脚を引っ張る給料泥棒が居たら士気も下がるし困るという気持ちはわかる。藤田社長だけでなく、世の中のいろんな会社で実力主義の人事評価制度に変更するって話もよく耳にする。でも本当にそれで住みやすい世の中って出きるんだろうか?実力のある人間が出世したりするのは当然だけど、実力のない人間は路頭に迷えばいいんだろうか?
今のまま世の中が加速したとすると、皆が利益をライバル社より多く出す為に仕事を頑張って、頑張り競争が激化する!この頑張り競争は資本主義で実力評価主義が加速すれば一層過熱化して、より一層に終身雇用性が薄れれていく。若造でも仕事が出きる人間が中高年の家庭をもった人よりもずっと給料を稼ぐ事もあるわけだ。
仕事が出きる人間にお金が集まって仕事の出来ない人間には年齢に関係なくお金は集まらないっていう図をより一層濃くしていく。
貧富の差が激しくなれば金持ちにはどんどん金が集まって集まらない人には全然集まらない訳だから金持ちを羨ましく思うだけでなく、悪い事でもして金をくすめてやろうかって人も増える・・・ 治安の悪さが増して住みにくい世の中になっちゃったりして!(え?飛躍して考え過ぎ?)

また話がそれた。
でも日本起業家が他国と比べると少ないんですよね。
経済的に他の国より豊かである事が日本の幸せというのであれば、資源のない日本は頭脳で稼いで豊かになるしか道はないだろう。そうすると、右に習えよりも新しいアイデアや技術をもって起業する人が多いほど活性化して日本を経済的に豊かにするって事じゃん。だから日本にほもっと藤田社長みたいに起業する人が増えていくようにせねばならんという事ですね。

藤田社長は営業のバイトをやってトップセールスマンで物を売る事には自信があったので、自分で会社を作った時にも、売るものは後で考えてもいいとすら考えていたという。俺も営業をやって8年にもなるがとてもそんな自信は持てない。藤田社長は学生と社会人のわずかなバイト期間だけでそこまでの境地に達したのだ。やはり起業するという明確な目標を持っている人間というのはずっと先に目標をもっているから日々の努力の量が違うという事だ

藤田社長は集中力に自信があり、小学生の頃に将棋大会で優勝した時の話として「心がしんとする程、意識を盤に集中する」書いています。私はとても出来ませんがなんとなく集中した様子がイメージできますよね。

自分のやりたい事に突き進める人生を歩んでいる人なんて世界にどれくらいいるんだろう。藤田社長は間違いなくそういう人だ。ほんとに偉いというか羨ましい。さっき経済的に他国より豊かになれば日本は幸せになれるかと言ったが、それだけじゃなれないんじゃなかろうかと思う。本当は藤田社長のようにやりたい事をみつけて一生懸命やる事が一番、心豊かで幸せなんじゃなかろうか。大金をやるから仕事をやめて遊んで暮らせといわれても、大金は要らないから仕事をしていたい、趣味は仕事と言い切る社長は本当に経済的豊かさ以外の心の豊かさを手に入れているんだと思う。

そんな日本人が一人でも増えて欲しい。この本、若い人に特にオススメです。
藤田社長が薦めていた本「ビジョナリーカンパニー」もBOOK OFFで買ってきました。早く俺も読みきって感想文書かねば!
100億稼ぐ超メール術 堀江貴文著  東洋経済新聞社(H18.2.1)
逮捕されたホリエもんの本。
メールが多い私の仕事には結構役立ちました。
受信トレイを自分の処理していないメールだけ残して、あとは整理すると、受信トレイがTODOリストになって、管理しやすい、という話。
あと、ショートカットと言って、マウスを使わずに早くキーボード運用が出来る事も紹介されています。
ライブドアでは全てがメール文化で、案件毎にプロジェクトコードをつけて、毎日社員はプロジェクトコードとそれにかけた時間を日報として報告を義務かしており。そのメールに記入されたコードと所用時間がSAPと連動して原価計算まで出来てしまうとか・・・
メールの中身がSAPと連動する・・・って可能なんでしょうかね。
国家の品格 藤原正彦著 新潮新書(H18.3.10)
現在の資本主義の限界と指針を数学者が訴える名著。
「論理」「合理」をあたりまえのように重視し過ぎる風潮はダメだと訴えるところから面白い。
「企業の実力主義」も間違いだとバッサリ切り捨て。徹底的な実力主義は同僚が全員ライバルとなり、ベテランは新入りにノウハウも教えなくなる組織、教えたら最後、自分が追い落とされてしまう・・・と確かになりますね。
「情緒力」と「論理力」
ある10日間食事を食べていない男がパンを1個盗んでしまった。ある人は「日本は法治国家である。法律は遵守されねばならない。捕まえて警察に突き出そう」という人、「ああ可哀想。パンを盗んだのは悪い事だが、これを食べなければ死んでしまったかもしれない。人間の命は法律よりも思い場合もある。見て見ぬフリをしてあげよう」
どちらも論理は通っていますが、情緒力がない人だと前者のような結論になる、という事で情緒力を重視した国家足るべきだと論じています。
では情緒力を皆に伝えるには・・・という事で「武士道」をとりあげてます。
「金銭は卑しいものであり、道徳を重んじる」「弱いものに対して力でねじ伏せるのは卑怯」「弱者を虐待するを見て助けざるは勇亡きなり」
なぜ春はこない? 神田昌典、來夢 実業之日本社(H18.7)
ビジネス、人生に「導入期、成長期、成熟期、衰退期」がそれぞれ3年で計12年の周期がある、その法則性を説いた本。
ビジネスをはじめる際はその業界、自分のビジネス、人生がどの周期にあるか考えれば、今の不幸、過去の成功だけでなく、今後の展開も予想できる・・・という法則性をわかりやすく書いた本です。
とても読みやすいですよ!
スポーツ 桑田真澄 ピッチャーズバイブル 集英社(H15.5.24)
桑田真澄の本を読むのは2冊目。前に読んだ扶桑社の「試練が人を磨く 桑田真澄という生き方」を読んで感動したのでこれも読んでみたが、「試練〜」を読んで感動した人はこれも読んでみるのもいいかも。ピッチングで相手を分析して横の変化に強いのか、縦の変化に強いのか、当てにくるタイプか、一発屋かと相手を分析して攻めるところは空手に似ている。
他にも気に入ったためになる文句がいくつかあった。
@マウンドの上ではいろいろ考えず、本能のひらめきに任せなければ駄目 
A最悪の状態をイメージしてそのピンチを切り抜けるイメージトレーニングが有効 
Bマウンドは聖地なのでいろいろ節制して努力してトレーニングをしてあがるところ 
C上半身と下半身の筋肉のバランスは6:4 
D疲れをぬくのは徹底的に睡眠 
哲学・宗教系 中村天風 述  君に成功を贈る 日本経営合理化協会出版局(H17.1.10)
著者中村天風経歴: 日清・日露戦争で軍事探偵として活躍し、30歳で肺結核が発病、救いの道を求める中でインドのヨガの聖者カリアッパ師に教えを受け帰国、東京貯蔵銀行頭取、大日本製粉重役となるも大正8年43歳で社会的地位、財産を放棄して辻説法に転じる。昭和43年92歳で永眠。

「人が一番幸せに過ごすにはなにが必要か?周りの人に好かれていきる事が幸せだ。豊臣秀吉が家柄血縁重視の世の中で出世したのは誰からも好かれる才能があったからだ、誰からも好かれるにはどうすればよいか?自分の中で好き嫌い(というか嫌いだけ)をなくせばよい。」
「心と体を結び付けているのは神経系統だが、この神経系統は心が明るく積極的な状態でないとうまくはたらかない。そうすると人間の肉体にも必ず故障が生じる。(脳内革命と似てますね。)」
「人の周りにある物質は人の心で「おもった」ものが出来る。家電製品もそう。家もそう。こうあるという意思があれば良くても悪くてもそうなる」
「心を明るくするためには、否定的・消極的・ネガティブな言葉は口にしたり頭に浮かべてはいけない。浮かべればその型をつくる事になり、そのとおりになってしまう。」
「心を積極的にするために、小さな事でも「感謝」出来る心が大切だ。世界には食事出来ない人がいる中で出来る事に感謝。優しくされた事に感謝。どんな小さな事にも感謝すれば、心は前向きが保てる。」
「心を積極的にするための一つとして、寝る前は無心が一番いいが、それが不可能なら思いきり楽しい事を考えるとよい」
「戦後は物質文化となり、物質的に恵まれる事をのぞむ人ばかりになったが、幸せを感じるのは結局、心であり心を幸せにする以外に方法はない。物質的に恵まれても心が幸せでなかったり、健康を害したりして不幸な人がいる」
「心の恐怖や不安による乱れは不健康のはじまりだ。大きなこれを防ぐのが肛門のしめ、腹のしめ、肩の脱力による落ちだ。」

小俣貫太監修 清水克衛著  斉藤一人のツキを呼ぶ言葉 東洋経済新報社(H17.9.13)
9年連続長者番付ベスト10入りの斉藤一人さんの人生を明るくする言葉を綴った本。

「えこひいきされる店(人間)になれ。」えこひいきされないのは自分に可愛げがないからだ。

「忙しそうにみせろ」あるソバ屋の主人は店が暇になると奥さんとケンカになるので、お客さんがいなくなると、用もないのにいつも出前自転車で外を走り回っていました。ところが、自転車で外を走り回っていた為に「あの店は忙しそうだな」と勘違いされるようになった為、お客さんがどんどん増えてチェーン店を展開するまでになりました。

「大手をおそれるな」わざと大手スーパーのお店の近くに店を出したりする。大手には必ず大きな駐車場があるので、それをあてにしている。スーパーに来た客も寄ってくれる。

「商品を自販機のように売るな」コンビニのように淡々とマニュアル通りの応対じゃダメ。店はコミュニティーの場だ。

「完璧主義者は嫌われる」何かやった後、他人を責めるか自分を責めるのは完璧主義者。不完璧主義者なら結果をおそれず、失敗を責めない。人間関係のトラブルも起きにくい。人間のやる事は78%であり、100%になることはない。

「良い人相は顔に○がある」笑顔はまゆ毛が下がって口元が上がってちょうど○が出来る。逆に×がある人はまゆ毛が上がり、口がへの字のしか面。笑顔の人は物事がうまくいく確率が高い。頼まれごとが増えて、いろんな事を覚え、得意ジャンルが増える。

「運に勢いをつける」何か頼まれたら勢いよく返事して、スピードをつけてバンバンやる。そうすると運勢がよくなる。

「人間は自衛本能があるので不安な事を考えるが、それを考えないように前に進む事が魂の修行だ」

「正しい」より「楽しい」が選択基準では大事。 正しいを求めると争いになる。20世紀は正しさを追求して戦争ばかりだった。

相手に重要感を与えられる人間になる。相手の重要感を傷つけない。

自分のパワーをなくすものは排除しろ

「未来にむかっていく」のではなく「未来が勝手にやってくる」

「司馬遼太郎の本 俄-浪華遊侠伝、峠、新史太閤記、坂の上の雲 の順に読む。登場人物が死んだ時、何故この人物が死んだか考えてみる・ホンモノは中途半端な死を遂げたりしない。」「信長は人気がなかった。秀吉は人気があった。いくら強くても人気がなくてはダメ」「ホワン物語」「マスターの教え」
チーズはどこへ消えた 扶桑社(H16.2.10再読)
人が固執するモノをチーズに例え、「覆水盆にかえらず」を上手な例え話で表現している物語。
読みやすく、悩みがある人には、気分を切り替えるしかない、というのがよくわかる。