これまでの試合結果

平成10年 極真空手東海新人戦 平成10年2月15日
当時、正道会館に通っていて試合に出たくて、兄の口ぞえで極真の試合にフリーで出させて頂いた。
確か4回戦くらいで負けた記憶がある。とにかく緊張して、突きが全然出なくて自分の組手が全く出来なかった。試合に勝っても次の試合をするのが嫌であまりうれしくなかった覚えだけがある。
でも今考えると、もっとリラックスしていれば実力的には負けた相手にも勝てた気がする。試合と会場の雰囲気に飲まれていたと反省。
平成12年 第一回友和会静岡大会 平成12年5月13日
3月に友和会静岡支部に入会して2ヶ月後、早々に試合に出る事になった。2回目のフルコンの試合。
会内試合という事で伸び伸び試合が出来、結果的には優勝出来て、とても嬉しかった。
初心者という周り自分に対する印象が気を楽にさせてくれていたのかもしれない。
今、考えると友和会に入門して間もない頃だったので会内試合と言っても、知り合いと組手するという感覚は少なかったが
おおらかな気持ちで組手出来た。
当時は毛玉先生やミル先生、撃沈王Iずみさんも色帯で、今考えると一緒に試合をした事がウソみたいだ。
その後、すっかり友和会に没頭した今の自分を考えると、あの豪華メンバーで試合出来た事はとてもいい思い出だ。
第8回ルーキーチャレンジ  空手道MAC 平成12年11月26日
友和会に入会してからは初の対外試合。
とにかく緊張したのを覚えている。1回戦は白蓮会館茶帯のK選手。
K選手の前に出る圧力が強力だったのと、緊張と体力配分を知らなかった事により、前半にガンガン前出て力を使い果たしてしまった。その試合のビデオを見ると、弟先生の「慌てるな、慌てるな」という声が随分入っている。
当然、体力消耗により終盤でラッシュがかけられず判定負け。
K選手はそのまま優勝してしまい、ちょっとホッとした。1回戦くらいは勝てるかなと思ってただけに、少しショックだったが、優勝出来る実力がなければ1回戦で負けるという、トーナメントの悲哀を存分に感じさせられた。いくら頑張っても(今回はあんまり頑張ってなかったけど)結果として残る事は1回戦負けなんだと思った。
K選手はパンチからミドル・ローに繋げるパターンと膝蹴りに繋げるパターンを中心に、とにかく今考えても凄い体力だったのが
印象的で、膝の対策が必要だと感じさせられた。
 なお、後日談としてだが、数年後に御殿場のビデオレンタルで白蓮会館の全日本のビデオを借りたら、対戦したK選手が平成13年11月(つまり1年後)に出ているではないか!中量級でBEST8に入っていたのを見て、自分も頑張らねばと思った。
平成13年 東都空手道選手権大会  勇志会 平成13年4月8日
65キロ未満新人の部に出場しました。
1回戦はとにかく緊張して開始早々ラッシュしてしまいました。前回と同じ過ちを繰り返してしまいましたが、右ハイを3本決めたので優勢勝ちとラッキーでした。さてこの1回戦ですべて体力と気力を使い果たしてしまった私。思わず周りの人に「もう、試合したくないよ〜疲れすぎた」ともらしてしまった程です。でも勝ってしまった以上、次の試合もやらなければなりません。
2回戦はもう開始早々ラッシュする元気もなく、前半はヘロヘロ状態で戦います。もう試合場にあがる気力と体力を振り絞るのも嫌という感じで、本当に情けない精神状態でした。ところがこれが功を奏した?のか前半ヘロヘロで後半にラッシュをかけるといった展開で優勢に試合を進める事が出来ました。でも、もし相手が私の精神状態を見抜いていたら、きっと私の最後の気力をたち切る事も出来たかもしれません。ヘロヘロがばれないようなポーカーフェイスは大切ですね。

3回戦も2回戦と同じ精神状態で戦いました。疲れているせいで体力配分がうまくいったという感じです。試合の体力配分の大切さを身をもって理解できました。

4回戦の相手は真樹道場の選手で前もって勝ち上がってくる試合を見ていたのですが、本当にパンチが強く気迫満点で対戦相手を圧倒している姿を見て、「これはおそろしい強敵だな・・・」と試合が始る前から暗い気持ちになりました。とにかく気を引き締めなくてはと思いました。とはいっても気力体力は1回戦で使い果たし、あまり残っていませんので、前半ヘロヘロ後半なんとかラッシュ作戦しかありません。パンチが本当に重かったですが、こちらも気合負けしないように後半は前に出て、なんとか判定を引き分けに持ち込みました。さて延長戦です。延長戦序盤、相手も次第に体力が切れてきたようで集中力がなくなったのか私のジャブからの右ハイキックがきれいに入りました。またしてもラッキー!このまま試合は優勢勝ち出来ました。

5回戦、「まだ試合をやらにゃ〜いかんのか・・・」そんな気持ちを抑えての出場です。
相手は勇志会のO内選手。この試合も延長戦までもつれ、決定打も出ない厳しい試合でした。特に延長戦は相手側セコンドのM田さん(1年後に私が対戦し完敗する)の指示通りの強力な膝蹴をもらい恐怖したのを強く覚えています。膝蹴り対策は自分も膝を蹴れないと対応出来ないところがあると思うのですが、この頃はまだ膝蹴りは全然出せなかったですね。今ビデオで見てもどうして私がO内選手に判定勝ち出来たのかよくわかりません。判定勝ちさせて頂いた、主催者である勇志会とO内選手には敬意を評します。後日ですが、O内選手は佐藤塾の大会にも出場されていてミットを蹴ってアップされている姿がめちゃめちゃ強そうで、よくこの人と対戦して判定勝ちを拾えたなと思いました。

決勝戦、あれだけ多かったコートもすっかり少なくなり、たくさんの胴着を着ている人は負けて普段着に着替えていますので、ここまできて胴着を着て試合を待っている事に嬉しさを感じれました。試合も会場の人たちの注目度が違います。「あと1試合」と思うと嬉しさのあまりなくなっていた気力が復活してきました!さて対戦相手は昭武館のI選手。10代の長身の選手です。
前半、自分なりに前に出れる良い展開にもちこめましたが、左ハイをもらい優勢をとられてしまいました。このまま終われば判定負けですのでポイントを取りに行くしかありません。後半で私の右のハイキックがかすりましたが認めてもらえません。もう駄目かなと思いましたがしつこく食い下がって右のハイキックを蹴りにいくと、今度はクリーンヒット!やりました!本線が終了し、判定は前に出る事が出来ていた私の方がひとつ旗が多かったですが決勝戦の為、徹底的に白黒つけさそうという配慮もあってか延長戦です。I選手の突きは威力が相当なものでこれに意識を集中してしまったせいか左ハイをまたもらってしまいました。残念、判定負け。でも、ちょっと残念でしたが、ラッキーなとこもあってなんとか準優勝できましたので満足しました。試合が終わった後、セコンド陣に「サウスポーの選手だったね」と言われて初めてだから左ばっかりもらった理由を知りました。相手がサウスポーだと気づかないくらい心にゆとりのない決勝戦だったんでしょうね。
試合が終わると本当にたくさんの人が拍手をしてくれました。自分の人生でこれだけ拍手と声援を貰える事なんて初めてです。それが一番嬉しかった。本当に皆さんに感謝出来ました。それと共に感じた事はトーナメントは実力もさながら運も必要だと思いました。きっとI選手やO内選手が1回戦の相手であれば負けていた事でしょう。前回の1回戦負けの試合からあまり成長もなく、でも巡り合わせで準優勝も出来るんだなと思いました。
弟先生が作って下さった力作大会レポートです。

国際拳武会主催 面付・面無フルコン空手道選手権大会 平成13年4月8日
近くの浜松で試合があったので参加してみました。
初めての無差別級の大会です。

今回はフルコンタクト空手流派でなく硬式空手流派が主催の大会だったためか
開会式からいつもとは違うノリがありました。
「友和会」と私の所属する団体名の入ったプレートが私一人の為に用意されていて
(まるで極真の世界大会のようです!!)開会式の入場の時、他の道場は
何人もの人が会の名前の入ったプレートの後ろに列を作っているのに我が友和会は
私一人勝手に申し込んで参加したのでポツンと行進しました。
国歌斉唱では私は君が代を熱唱して自慢ののどを見せしめました。結構目立ったかもしれません。
大会参加費も4500円と安いわりにお弁当とお茶に大会パンフ2冊、参加記念品の
ハンカチといたれりつくせりだったです。でも試合の時に揚げ物の弁当は食べれないな〜
あと、パンフの中を見てビックリ!参加団体の紹介があったのですが友和会の代表の名前が私になってしまって
いるではないですか!!ホントは兄先生のはずなのに!
しかも私の独身寮の住所で載ってしまっています。携帯の番号も間違っている!
こんなの載せるってきいてれば、ちゃんと記入したのに〜

1試合目の相手はおそらく90キロはあったと思います。とにかく相手が大きい!
最初、私が打っても相手がしばらく打ってこなかったので
一体どれくらい強い打撃をもってるのか予想できなくて懐に
入るのが恐かったのですが、そのうち2〜3発相手が打ってきてこれなら大丈夫、打ち合えると思い、
あとはガンガン打ち合うのみでした。
私の得意技?のひとつ、中足での右の三日月蹴りがズボっと相手に入り、手ごたえならぬ足ごたえがありました。
内心「やった、倒した!」と喜んだのですが、全く倒れなかったので、もう一発おみまいしてやりましたが
平気な顔をしている大男には、ぞっとさせられました。
試合は相手は手数が少なかったので、判定勝ち。
後で話したところ、忙しくて月に一度くらいしか練習してなかったので体力がなかったそうです。
でも三日月蹴りはしっかり効いていたと後からその大男の人がもらしていたので、
ちょとホッとしました。

2試合目はこれまた75〜80キロくらいありそうな人でした
でもまだ突き蹴りがしっかりしてなさそうなので
気分的にはそれほど追いこまれずに判定で勝てました。
しかし、今ふりかえると、自分の戦いぶりも最初から全力で打ち合い過ぎですね〜
最後はラッシュも何もありません。ぐったりしてます。

3試合目の相手はその前の試合を見ていたんですがパンチの初心者特有の強引なラッシュが印象的で、
ひざ蹴りで対応しようと思って、昼休みを使って左曲がりさんと
練習してたんですが、付け焼刃で全く出せませんでした。
でも思ったよりパンチが効かなかったのでラッキー!相手がラッシュ疲れして勝てました。
今ビデオで見てみると、パンチにあわせて膝蹴りがバッチリ入りそうな相手ですが、
この頃の私にはセオリーどおりの膝は使えませんでした。

この後、休んでたらS会というとこの代表っぽいひげのこわもてのオジサンに話かけられました。
「良い蹴りしてるね〜  うちに来ないか?」「いや〜、私、沼津なんですよ。」
「じゃ〜ちょっと遠いな〜(道場は岐阜だった)」「うちの(選手)と当たったら手加減してやってくれよ〜」
と言いながらバナナを貰いました。お世辞だったんかもしれんけど、嬉しかったです。

そうそう、他の道場の負けた選手の中には試合直後に道場の先生から
「何やってんだ!」とドしかられている選手とかもいてちょっと気の毒な展開も見ました。
プロで空手の道場をやってて、それを生業としてる先生はやっぱり生徒が実績残さないと
道場経営にも響くのか面子があるのかもしれないですね。
真面目に空手に打ち込む事は大切なんですけど、空手を楽しむスタンスも兼ね備えていてもいいのかなと思います。

4試合目は相手の最初の一発目のローを前脚にもらっただけで強敵だとわかりました。
突き蹴りの重さが今までのとは違います。
この頃の私は全力で打ち合う事しか出来ませんでしたので
正面からガンガン打ち合うだけでした。ローが結構相手にはいったのですが、この頃は私にはスネを
食い込ませるローは出来なかったので、相手には効いてなかったと思います。
中盤までは私も体力があって全力でいけたので互角に打ち合えていたのですが、
後半は体力がきれてきて、ペースダウンして本戦で判定負けしてしまいました。

私が負けた相手は後から話したら体重が80kgだったそうです。
相手の突き蹴りが重かったですね〜
ビデオで見てもよくこの相手に正面から打ち合ったもんだとちょっとだけ感心します。
でも、この試合を今、見るとペース配分を間違えてると思います。
今なら本線くらいは引き分けに出来るでしょう。

試合の後は今までの試合にはないくらい体がアザだらけになりました。
胸板から両腕、左脚とあざだらけ
東都新人戦では6試合くらいやっても
こんなにアザにならなかったんですけどね〜
でも動けないとかじゃないし大きなケガもなかったから良かった

結果はベスト8どまりでした。
第9回ルーキーチャレンジ  空手道MAC 平成13年11月18日
前回の一回戦負けのリベンジを果すべくの参戦です。
今回は前年と違い実績もつんでの出場でしたが、前日の眠るのが遅くなってしまっただけで、試合当日は随分、憂鬱でした。
さて試合会場では相変わらず柄の悪そうな人達が賑わっていて緊張がますます増えるとこですが
友和会本部のメンバーも集まっていて、相変わらず明るいノリがとても緊張緩和になります。

計量は65.5キロくらいでしたが65キロでカウントされました。
トーナメント表をもらい、1回戦はラッキーにも不戦勝でした。
しかし、不戦勝の会場に上がっていって十字をきるだけでもとても緊張してしまいました。
相手がぎりぎりまで出てくるかどうかわからなかったからというのもありましたが気持ち負けしていたのでしょう。
このあたりから、このあとの不吉な展開につながっていったのかもしれません。

2回線は主催者のMACのT選手です。
身長176cm、体重は66キロ(パンフレットでは65と書いてあった)一回戦の試合を見たところ、前に出る圧力が強そうな選手でした。
体重は大してかわらないので押し負けるということはないかなとも思っていました。(私も結構うぬぼれが強いほうですからね)
こちらの対策としては軽くぶつかって横にまわりこむフットワーク作戦を考えました。
今回は膝蹴りも練習してきていたので厳しい試合ながらもまったく余地なしではないと思ってました。
実際、正対してみると、ジリジリとつめよってきて両腕で私のガードを押さえ込み、膝蹴りにつなくという組手スタイルで、
私も前につめるため、突き蹴りの攻防にはならずお互い再三クリンチで審判に注意を受けました。
お互い減点1の後も、さらに注意を受けてました。(クリンチ状態になったときは両手を上げてつかんでいないという審判アピールの練習もしないと駄目ですね)
T選手は私よりもリーチがあり、膝蹴りも私よりよく出ていたと思います。
リーチのある相手にひざけりをされるのは嫌なものです。
練習した膝もなかなか出せずしまいでした。
本線は終わり間際のラッシュ時に私のローキックに対するT選手のカウンターが入りウッとなりましたが、審判がやめの合図で
止めに入った事で誤魔化しがきいて延長となりました。
正直、このダメージの中で圧力の強いT選手との延長はきついと思いました。
延長では前半は後ろに下がってもいいから逃げて後半でラッシュしようと心に決めていたのですが、実際はそう甘くありません。
下がってまわりこもうとしても、まったくまわり込ませずジリジリとつめよるT選手。
あまり押されるのもマズイので、前に出てまたクリンチ状態となりまたお互いに注意を受けます、
試合を見てた人達からすればあまり面白くない試合だったと思います。
しかし、私は必死でした。
ラスト10秒のコールがかかり、私も、うって出ようとしますが圧力の強いT選手はまったく下がってくれません。
終わりの赤いロージンバック?がコートに飛んだと思うやいなやドーンと私のみぞおちに竹原選手の膝蹴りが入りました。
息がまったく出来ず、うずくまってしまった私。
ああ、一本負けだ・・・
負けの認識が苦しい中にも入り混じります。

ああ、あと5秒自分がこらえれば判定までいけたのに・・・
2回戦は1回しか延長はないので今回が最終延長だったのに最後5秒で倒れてしまうなんて・・・
しかし、実力負けです。

リーチのある相手とローキックも放てないような
接近戦をやった時にどうすればよいのかという課題が残りました。
T選手はその後のトーナメントを勝ち上がって、しっかり優勝してくれてました。
MACは毎年優勝者と一回戦で当たってしまうのですが、一回戦負けも準優勝も負けは負けですね。
平成14年 東都空手道選手権大会  勇志会 平成14年3月24日
2年連続での東都新人戦への出場です。
とは言っても、黒帯に昇段後、初めての黒帯の部への出場なので不安はありました。
初の黒帯の試合参加でサポータなしって事で緊張するかなと思いましたが、とにかく硬くなって疲れないように
脱力だけを意識してリラックスを課題にし、相手をじっくり見ていく事を目標にして、試合にのぞみました。

計量は63キロでまあまあパス

1回線シードでいきなり2回線です
相手は士道舘の初段K選手です。
今回はいきなりガンガンいって後半バテバテで負けるってパターンを克服する為、
まずじっくり見ていきます
内股のローをもらって痛かったですが、ステップを踏んでじっくりみてるうちに
自分が落ち着いてゆくのがわかってきます。
接近して、もみあいになった時に相手が固くなってるのがわかったので今回のテーマとして
もっていた膝蹴りを上段に放ったら見事に命中!
また、K選手は私にローキックをなんども蹴ってきたので、それにカウンターを合わせてのハイキックも
見事に決まりました。
しかし試合全体としてはイマイチ優劣がつかない展開かなというのが自分の感想でしたが終わってみれば3−0で判定勝ちでした。

試合後にK選手に挨拶に行ってみると、K選手の口が切れてしまっており「膝が効きました」との事。
軽くしか当たってない気がしてましたが思ったより効いたみたいで、我ながら膝蹴りの威力は強力だと思いました。


さて3回線です
主催者団体である勇志会のM田選手です
175センチと長身で私の苦手なタイプです
今まで長身の選手に膝をもらって負けるというパターンが多かったですからね
2回線ですっかり機嫌を良くした私は3回線はリラックスしてのぞめました
ところが・・・・
M田選手の突き蹴りがどちらも重い!
リラックスしてるからなのか、ズシズシときます
後半はラッシュをする為のリラックスだったはずが全く動けません。
あっさり判定負けをしてしまいました。
奥足の内股を蹴りに行ったときだったのが自分の右膝に相手の足がぶつかって
かなりダメージが残りました。
右の耳の後もハイキックか何かの痛みが残ってます

さて今回の反省ですが、試合の中でリラックスというか相手にうたせて後半ラッシュする作戦が
出来なかったのは体力的な問題よりもメンタルな問題だと、あとから気づきました。
試合が終わっても息が切れているというより、M田選手の打撃の強さに気迫負けして動けてなかったというのが
正直なところです。
他の選手の試合を見ていたら、判定で自分に旗があがった瞬間に絶叫していた人が居ましたが、これくらい試合の中でも気迫が
みなぎっていれたらよいのにと反省させられました。
たとえ自分より強い相手だとわかっていても気迫万点で試合にのぞめる位の精神的強さがなければ駄目だと反省させられました。
これは試合だけでなく生活でも言える事なのかもな、と思います。
自分の私生活から正さないと、ここ一番の気迫はみなぎらないのかもしれません。

試合が終わった後、M田選手とお話できたのですが
どうやらM田選手は昨年の東都新人戦で私が準優勝をしたのを知っていたらしく
準決勝で私と対戦した勇志会のOさんのセコンドについていた方だったそうです。
幸運にも私が判定でOさんに勝利出来たのですが、ビデオを見ても自分の
どこが判定勝利出来たかよくわからないと正直に申し上げたところ
「あの試合ではSCNさんの放ったローキックでOさんの動きが一瞬とまったのを
よく覚えている。あれが判定の要因だったと思う。」と当時の模様も覚えて下さっていました。
インターネットでその際に東都新人戦で検索して友和会を知ったらしく、ちょくちょくHPをチェックしてくれているそうです。
友和会はHPが常に更新されている事やムードが良い事などをかなり評価して下さっていました。
M田さんも昨年の新人戦では一般の部で3位に入賞したらしく、これまでにも山梨の極真に出場したりと黒帯歴3年で経験も
それなりに積んでいるお話を伺いました。
Mさんは現在、勇志会で指導をされているそうですがミットなど体力トレーニングをやるのか伺ったところ
ミットではコンビネーションだけしかやってないが、3キロ12分走(時速15キロ)を試合前に行うと話てみえました
私もチャレンジしてみたのですが、とても達成出来るシロモノじゃありません。
私には2キロを8分で走る事が限界ですね。
M田さんは2年連続で3位入賞と羨ましい成績でした。
以下、佐藤塾関東新人戦、東都新人戦、極真松井派大仏杯は別途報告するとして一番最近の試合を先にリポート!
平成15年
第9回ルーキーチャレンジ  空手道MAC 平成15年11月30日
朝は5時半起きで雨の中、武蔵工業大学で行われた第3回カラテチャレンジチャンピオンシップに会場入りしました。
新人戦2戦目のH君は緊張していると珍しく漏らしていました。
昔と違って試合直前までは全く緊張しなくなった自分ですが、こればっかりは慣れと性格だよな〜なんて考えながら計量。
試合になれるほど体重増減の加減もわかるのだが、だんだん舐めてきてるのか今回も試合前の一週間ぎりぎりになって
食べ物に気をつけて63.5キロでまずまずのパス。
パンフレットを貰ってまず自分のトーナメント表を見ると、私の出場する軽量級出場者の3分の1は知ってる人間です。
対戦した人間も何人かおり、既に組手スタイルがどんな風かも大体わかります。
私もだいぶ試合に出て様子だけはわかるようになったんだなあと試合前から感慨モード。
その中で初戦から名勝負を発見!
3年前の東都大会の新人の部の決勝で私に勝ったS館のI選手と2年前の東都大会の上級の部の2回戦で私を
完膚なきまで叩きのめして勝ったM田さんの対決!
M田さんは最近すっかりメル友になっておりますが、私の予想では上級の部で何回も経験のあるM田さんが勝つだろうと
予想していました。

楽しみにしていた好カードが早速はじまりました。二人とも身長175センチと細身で端整な顔立ちで遠間に見ていると
どっちがどっちかわからなくなってしまいます。
試合を見てすぐに気づきましたが、I選手は私と戦った3年前の新人の部の頃より接近戦での腕を上げており
簡単に後ろに下がりません。左の攻撃だけでなく右の攻撃も出るようになっており
M田さんと好勝負となりました。
本戦で決着がつかず、延長戦となったが頻差でI選手が勝利となりました。
私より一つ年上のM田さんですが、来年春の東都大会にまた稽古して出場して来る事と思います。
M田さんの頑張りを見ると私も試合をまだまだ頑張らなければと思います。

私の初戦の相手選手は主催団体MACのK選手。
今年の東都大会3位のK藤さんが対戦経験があるという事で、ちゃっかり者の私は
早速リサーチ!
K藤さんは強いローキックとパンチを持ったファイターだがそのK藤さんが昨年のこの大会で敗退したそうで
K選手は3位入賞者との事!
初戦がはじまる前から嫌な話を聞いてしまいました。
試合が始まると早々にK選手は接近戦からパンチと膝で攻めまくってきます。
「MACの選手はみんな下突きから膝への連携が上手いな〜」とやられながら思っていました。
一昨年は別のMACの選手に唯一の一本負けをさせられています。
K選手の猛攻を受けながら、なるべく下がらずに攻撃を返していくうちに奥足ローキックが入る事を発見!
2分の本戦終了して判定は旗が双方に一本ずつで引き分け。2分の延長戦になりました。
しかし、ビデオで見ると落ち着いたK選手に比べてなんで私はこんなに浮き足だってしまって
いるのでしょうか。
これでは疲れるはずです。接近戦の打ち合いになっても稽古の時のように落ち着いて体で
受ける位の気持ちがないと駄目かもしれないと反省です。
2分の延長戦。またしても接近戦を挑んでくるK選手に高い蹴りは届かきません。
サイドステップで横に周りこもうとしたがついてこられてしまい回り込めず正面から打ち合うしかありません。
本戦最後に決まりだしたパンチから右奥足へのローキックをヘロヘロになりながら何度も蹴りました。
蹴る度にグラっとするのがわかるのだがK選手は倒れてくれません!
明らかに疲労の見える私に対してK選手はしっかりしていました。
判定は私に旗一本で引き分け。体重判定も差がほとんどなかったので1分の再延長戦となってしまいました!
初めての再延長戦にはじまる前から気が遠くなりそうだ・・・
再延長戦はさすがにタフなK選手もバテてきたらしく、後半は後ろに下がり始めました。
やっと下がってくれた・・・今回、初めて左のカカト落としを出して前に詰めます。
なんとか判定で勝利する事が出来ました。
しかし初戦から5分も試合出来るなんて・・・胸へのパンチと奥足外へのローのダメージが残って痛〜い。

2回戦はK真会館のI選手。
本戦序盤、私の右のハイキックが入り一瞬グラっときたのがわかったが、技ありまでは
至らず、そのまま接近戦。膠着状態で引き分け。延長戦へ。
疲れの見える私にI選手の下突き、胸へのパンチと奥脚への
アウトローを効かせてくる。
体力がきれてデロデロのまま判定負け。
悔しい敗退でした。

試合後、兄先生からいろいろアドバイスを頂けました。
その中で一番印象に残ったのは、疲れた顔と態度を相手に見せないという事です。
第一に判定でウケが悪い。
第二に試合で競り合っていて自分が疲れてきた時、相手が疲れて倒れそうな顔をしていたらどう思うかと
いうと「もうちょっとで倒せる!」という目安がわかり元気になってくる。
つまり今回の試合で私が思いっきり疲れを顔と体で表現していたのだから、
相手を元気付けまくってしまっていたという事です。(泣ける話ですね〜)

今までの人生、強がりややせ我慢が嫌いだったがポーカーフェイスって大切なのだなと思いました。
これからの稽古は疲れてしんどくても、疲れた姿、歯を食いしばるような姿でなく
坦々とこなす姿勢を養えるように頑張ってみようかなと思いました。
平成16年
第15回東都空手道選手権大会  勇志会 平成16年4月4日
朝は5時50分起きで、等々力アリーナで行われた第15回東都空手道選手権大会に会場入りしました。
今回は稽古量的には今までよりもミット稽古は少なかったが、戦う組手の自分のリズム出てきたせいか
今までの中でも一番のリラックスして、ベストの精神状態で試合にのぞむ事が出来ました。
少し緊張してきても、稽古したリズムで体を動かすと、不思議と落ち着いてくるのです。
むしろスタミナ稽古が少なかった分、体重が減らなくて試合前までけっこう食事に気を使いました。
計量は63キロでパス。

パンフレットを貰い、まずは自分の出る軽量級出場者をチェック。今回の参加者は42名。
開会式の前に静岡支部のI川さんにミットを持っていただいて3分叩いてアップを終了。

私の初戦の相手選手はS館のH選手(18歳)です。
私は32歳だから実に一回り以上も年齢差があります。
ハッキリ言って、いくら名門のS館といえど、ひと回りも違う若造、いや若者に負けるわけにはいきません。
「キャリアの違いをはっきり見せてあげるよ、坊や」と密かに決意しました。
試合が始まると、いきなりラッシュという、若者にありがちなパターンではなく、ほどほどの突き蹴りで
相手のインパクトの強さを探り合うやりとりからの始まりです。
「なかなか落ちついてるね、僕ちゃん」と気持ちを込めて私が笑顔を見せると、彼も笑顔で返してきます。
なかなかH選手、性格のいい子です。
しかし、感心してばかりもいられません。
H選手はパンチに右ロー、飛び膝(S館チャンピオンである先輩Y選手ゆずりだと後から聞きました)、胴回し回転蹴りと
オールマイティーに技を放ってきます。
ただ肝心の接近戦での圧力はまだ、それほど感じませんでした。
これなら、ガッチリ接近戦で圧力をかければ勝てるかな〜とパンチで前に出て行く私ですが、相手も下がりながら
右ローを私の前足に当てる展開で、本戦終わり間際のラッシュをかけようかと思ったら本戦終了。
ラッシュかける間がありませんでした。
判定は引き分け。
1分間の延長戦です。
これにはしまったと思いました。ハッキリ言って最後にラッシュをかければ本戦で勝てた相手でした。
稽古とは違い、試合中はセコンドの「ラスト 秒!」というコールを余裕の無さから聞き逃してしまうので、
最後の体力に任せたラッシュを忘れてしまいました。
これで延長戦をして、余計な体力とダメージを負わなければなりません。
延長戦では普通にパンチにローキックで圧力をかけて判定勝ちでした。
試合の後、H選手と挨拶をしました。
18歳で素直な性格と人なつっこそうな笑顔は可愛げ満点!
S館のチャンピオンのY選手の道場で稽古しているらしく、今度対戦したら私がのばされそうで末おそろしいなと思いました。

2回戦はK道場のS選手(3段)です。
高段者と試合するのは初めてかなと思いつつ、試合に段は関係ない事も百も承知です。
昔はハッタリの為に8段と名乗って試合に出てみようか真剣に考えましたが、今はやめておいて良かったと思います。
(とんだ笑い者になるとこでした)
さて本戦開始です。
本戦序盤、間合いが近づくと、S選手の下突きにパワーがあります。
これは接近戦では下突き封じをしておかないとダメだなと思いました。
幸い、S選手は私より6センチほど身長が低いのでリーチでは私に分があります。
これはかなりの有利なのです。
パンチはストレート系で私の間合いで戦い、懐に入られたら下突きのパンチを連打される前に膝蹴りをボディにカウンター攻撃。
自分のペースで全般的に試合をすすめる事が出来ました。
相手を場外まで追い詰めて「止め」→「元の位置へ」というとこで残り時間を見ると、なんと10秒しか残り時間がありません!!
「初戦と同じ過ちを犯してはいけない!」と
「続行」の審判合図とともにS選手に飛び掛っていて場外までパンチから膝で押し出して「本戦終了」。
5-0で文句なしの判定勝ちでした。

なんとか2回戦までを勝ち残って、上級者の部で初めての3回戦となりました。
私の試合の直前にひとつ名勝負がありました。
4ヶ月前のMACの試合の初戦で延長2回戦を戦ったS選手とM田さんの稽古仲間であり大会有力選手でもある
I澤選手の対戦です。
I澤選手はサウスポーからの左の強い突き蹴りをもっている全日本出場選手ですが、S選手も一昨年はMAC3位に
入賞した選手でパンチとロー、膝で接近戦得意の圧力ある選手です。
序盤は一進一退の展開でしたが、中盤にI澤選手の左ハイキックが決まり「有効」となってそのまま本戦判定勝ちでした。
もしもこの試合がMACであったなら、ハイキックはかなり深く極まらないと、有効にはならないので
、延長戦になっていたかもしれません。
東都のルールはハイキックは有効をとってもらえるケースがあるところが特徴です。

さて私の3回戦の対戦相手は同じ愛知県のS武館のY選手。
Y選手の情報を、いつも試合の度にお話するY志会のM田さん、フリーのK藤さんから聞く事が出来ました。
「Y選手はとにかく右の突きが強いからそれを封じないといけない」
という事でM田さんからアドバイスで考えた右突き封じの対策は以下の通りです。
・Y選手が右突きを放って空いた脇への左ミドルキック、膝のカウンター
・右の突きにあわせて相手の死角である左側へまわるステップワーク

さて、本戦開始となりました。
序盤は突きに対してミドルのカウンターを合わせる事が出来ましたが、中盤から後半にかけてY選手が
間合いを詰めてくるとミドルキックは放てません。
回り込みも見透かされており、ガンガン速い突きで詰められて、完全に場外まで押し出されてしまいました。
そのまま試合終了。
完全に判定負けでした。

試合終了後にY選手と挨拶をしました。
Y選手は知立体育館で指導されているそうで、B蓮会館やM樹道場の全日本に出場されているそうで、
とても温和そうな笑顔の方でした。
次回は愛知県の試合で会えるかもしれません。
この強い突きに打ち合える対策を考えねばならない事が課題となりました。


武神 KARATE ALL JAPAN CUP 2004  平成16年6月13日 豊橋総合体育館
意外に遠いところばかりで試合に参加している私は、初めて名古屋支部の皆さんの応援の中で試合する事になりました。
以前ほど緊張しなくなったとはいえ、やはり試合前はナーバスになっているのか、油モノの弁当はとても食べる気になりません。
もう一つ気付いたのですが、体が臨戦態勢になるのか、体の柔軟度がかなりアップします。
開脚がかなり開く事に気付きました。
さて、対戦相手はO塾の2段の選手
体重が51キロと、私よりかなり軽い方で、体重差を考えると、出場する勇気から凄いと皆で話題にしてました。

さて、試合開始です。
まずは技を適当に散らして相手の弱点探し。
奥足の内股のローが数発入ったので、「弱点発見〜!」と思い何発がさらに蹴りました。
そして今回の課題としていた、力の抜けた突きの連打ですが、もう一つ決め手となりませんでした。
本戦が終了し、判定勝ちかな〜と思っていましたが、旗は一本しかあがりません。
延長戦です。
それではと、ガンガン前に出て行くと押しと掴みの注意で減点1を受けて判定負け。
今まで通算の試合数は20戦くらいになると思いますが、初めて減点を喰らいショックでした。
ちょっと自分の接近戦のスタイル見直さないとダメかなと思いました。
試合全般を見ていて、まだまだ自分が入賞するレベルではないのだなと思いました。

初めて出場した武神さんの試合ですが以下の傾向があると思います。
・掴み(ヒッカケ)&押しは厳禁(極真松井派の試合のように押し掴みには厳しい)
・黒帯は延長がある為、判定は相当優勢にすすめていないと旗は上がらない(初級は延長がないのでそうでもない)

まあ私は残念な結果でガックリしてましたが、Y内が初級重量級で3位入賞とやってくれたので、気分が晴れました。
東都空手道選手権大会  平成22年4月4日 
もう試合には出るつもりはなかったのですが、名古屋に転勤が決まり、静岡中央支部の皆さんと最後に思い出が欲しいかなと思い、
久しぶりに試合に出場しました。
一回戦は名門S会館の選手です。
本戦は引き分け、延長戦で貧差の判定勝ち。
二回戦はクラス別大会優勝経験のある選手。一回戦を拝見して、かなり厳しい試合になる事を覚悟しました。
本戦の序盤は深入りせず、高速の連打と出入りを早くして相手の反撃機会を少なくして様子を伺いましたが、
流石はタイトルホルダーだけあって、しっかりスピードについてきて、同じリズムでの応戦となります。
後半にラッシュしましたが、相手もキッチリと勝ちにきます。本戦は引き分け。
本戦では相手選手の攻撃力をかなり警戒していたのですが、引き分けになった事で俄然勝てる可能性を感じて元気になりました。
延長戦となり、手の内もわかってきたのでもう少し攻撃も深めにして、連打の応戦となり、最後は再度ラッシュして、判定勝ちできました。

準決勝はS会館でマスターズAクラス準優勝経験のある選手。
序盤はなんとか互角に打ち合っていたのですが、接近戦の圧力が強く、本戦判定負け。
久しぶりに3位入賞してトロフィーをもらい嬉しかったです。


以下、試合に出場すれば内容追加予定!