2010年1月17日  甑 里 コゴ瀬 満潮 9:20 むさし

⇒2010turi

コゴ瀬釣行記

事前の大師匠からの情報で地磯よりが釣れると聞いていたのでクジ番は後の方がいいなあ、と考えていた。
が、受付で1匹長寸の握りに誘われた。
それなら一発尾長しかない。
ほいならほいなら当然沖磯。
ならばならばこんな時でしか乗るチャンスはないだろう黒神に乗ってみたい。
そんなことを一瞬で考えて「なるべく若い番号をっ!」と引いたのがなーんと一番。うひょー、やりぃ!黒神。
うすげ隊長ではないが乗れるだけでるんるん。

 蝶栄丸はみんなの熱気を乗せて3時半に串木野港を出港。
一番に降りないといけないので気が気じゃない。
うつらうつらとしたあたりでエンジンスロー。すわっ、黒神だと飛び起きて船室から飛び出した。
・・・が呼ばれたのは一般のお客さん。あらら。。。
 じゃあ、沖の瀬からかなあ、な〜んて思っていると、ぴんぽーん!沖の瀬のコゴ瀬で呼ばれた。


ここに3名、と。コゴ瀬は大師匠に初めて釣りに同行して頂いた時に乗った瀬で、その後も2回、大師匠に遊んで頂いた瀬。
初めて乗った時はあたしゃボウズで大師匠がデカ尾長を上げて見せてくれた。
2回目は確か20対1だった。嬉しそうに30cmくらいのクロを片手に撮っってもらった写真がどっかにあるはず。
3回目は3匹だったかな、それでも45cmくらいの尾長を釣ったっけ・・・。
でもねえ、潮が速くてポイントも遠くて得意じゃない。
正直あんまり乗りたくはなかったんだけど、まあでも四の五の言っておられない。
同磯の2名の方(鹿児島市の住田さん(南のつりに寄稿する方)と熊本の濱田さん)と挨拶を交わし簡単な自己紹介の後、じゃんけんポンで釣り座選択。
ここでも一番!う〜ん、なんかメイクドラマな予感。
 コゴ瀬で遠い昔大師匠がデカ尾長をかけたその場所に立つ。


薄明るくなったころにちょろちょろっと撒き餌を入れた後いざ第一投。
「尾長を狙う時はなるべくエサが目立つように大きめのオキアミを頭ごと。
2,3匹付けたっていいんです」と師匠の言葉を思い出しながら。
 スターティングタックルはあの日大師匠が使ってたのと同じ竿。
黄金色に輝く1.5号のマスタードライ、道糸2.5号、ハリスも2.5号。
3Bの水中浮き仕掛け、ハリスをふたひろ、真ん中にG3のじんたんをうち、3ひろで固定浮きとした。
脳裏に今でも焼き付いているあの時の師匠の姿・・・。同じ場所、同じ立ち位置、同じような薄明かり。
あとは同じように満月にしなる愛竿さえあれば!雰囲気は十分、尾長が来る確信があった・・・んだが現実はそう甘くない。
上がってきたのはぷるぷるとさっぱのような銀色の魚。隣の人に見られないようにそっと外してリリースした。

 そうこうしているうちに何のドラマのないうちに明るくなっちゃった。
尾長どころかくちぶーも喰わん。
エサも盗られん。
お隣さんも当たらないですねえ。。。などと景気の悪いことをつぶやいておられる。
 あっしも最初の勇ましい気持ちはどこへやら、コゴ瀬への、そして里への苦手意識が「ん!?呼んだ??」とばかりに鎌首をもたげやがる。
 それでも今日は初釣り、坊主だけは食うわけにいかん。
コゴ瀬にもちったあ成長した我が姿、見せてやなねばよ。
気合を入れなおしてハリスを2号に落とし、あちこち投入点を変えてポイントを探る。
と、竿3、4本先の水道あたりに流していた時にばちばち、っとスプールがはじかれた。
おひょっ!きたきた。
「来ましたよ」と隣の人に声をかけ2,3回の閉め込みを耐え御用。
32,3cmのくちぶーだった。
タモ入れも一発で決まり、お隣からは流石ですねぇ、の声が。
うはっ、先行するってのは気持ちがいいですな(笑)。

 しかし後が続かない。同じように流すのだがエサも盗られない。
「エサが盗られないときは棚に届いてないんですよ・・・」師匠の言葉が頭に響く。
半誘導にして少しずつ浮き下を深くして棚を探る。
竿1本くらいでエサが盗られるようになった。
けどどうしてもアタリを捉えることが出来ない。
また大師匠の声・・・「エサが盗られる時はうき下が深いんですよ。浅くしていかなきゃ」
で、浅くする。
するとエサが残る。んじゃ、と深くする、するとあたりが出ないでエサが無くなる。。。
おーーい!師匠、どっちなんじゃ、どげんすればいいんじゃあああ・・・。
今になって思えばエサが無くなる棚でアタリを拾うための全ての工夫をすべきなんだな。
でもあん時はプチパニック。どうしていいか分からずにやんなっちゃった。
 で、結局1匹のまま9時、釣り座交代の時間となった。
つぎに入ったのは双子向きのポイント。


ああ、ここは昔大師匠に「今なら入れ食いですよ」って呼ばれて隣で釣らせてもらい、確かに師匠は入れ食いするのだがあっしには一匹も釣れなかった場所だ。
なーんか、この瀬はどこいっても悔しい思い出一杯じゃ(大笑)。
 さて気を取り直して釣り開始。2.5ひろの固定でいざ。数投するときゅん!と浮きが入った。
お、いるじゃんいるじゃん。
でも、ごんごんごん・・・って。
上がってきたのは30cm程度の小イスだった。則リリース。
でもイスが食うんならクロも喰うはず、と同じように流して撒き餌をかぶせる。
と、つつー――、って感じで浮きが入っていく。
聞き合わせると、ぐいん、と乗った。
今度は上品な引き。まぎれもなくクロ。
なんとか30cmありそう。
次もわりあいすぐにアタリがあり、同様に上がってきただが、こちらはちょっと小さい。30cmはなさそう。

 この2枚を上げた後はどんなにしても浮きが入らなくなった。
エサは残って来る。棚をどんなに深くしてもだめ。瀬際から3本のエリアに魚がいない。
 海は下げが入り始めちょっと沖は右から左にごうごうと流れ始めている。
それに向かって瀬際左端から引かれ潮が沖に流れている。こうなると狙いはただ一つ。
引かれ潮と本流の合流点あたりの潮壁。
そこにクロが並んでたむろしているはずだ。(←甚だ自分勝手な都合のいい想像の世界(笑))
 じんたんを追加し浮きを沈め気味に瀬際から送り出す。
撒き餌の帯に付け餌が乗るようなイメージで。
あとは仕掛けを張り気味にラインに全意識を集中。

と・・・ばちばちっ!! きたあ、来ましたよ。
読みが当たってあなうれし。
しかし相手は本流に乗り左の岩の向こうに回り込みやがった。
ラインがあぶねえ、と強引なやりとりはせず、こわごわやりとり。
一回は磯に張り付かれたが「お願い出て!」との心の声にこたえてくれたのか出てきてくれた。
やっと御用に出来たのは33cmくらいのクロ。おお、これで3枚30以上が揃った。やっと検量に参加できるな、とほっとする。

 本流の勢いは時間とともにどんどん強くなり、それとともに引かれ潮の長さがどんどん短くなっていくのが分かる。
本流に浮きが入るとあっという間に左に流れて左先端の岩を巻いてしまい釣りにならない。
もう時間が無いぞ、とあせりながら仕掛けを入れて行くとまたまたアタリ。
今度は左に巻かれないようにぐりぐりと強引に右方向へと誘導する。
その強引さに恐れをなしたのか奴は意外とあっさり浮いてきた。でも2度3度とタモ入れに失敗。
なぜだかなかなか入らない。なんだ?尾長か?良く引きやがる。
でも針はしっかりジゴクにかかっているのが見えたし、あわてず落ち着いてやりとり。
で、上げてみてあらら、40オーバーじゃん。35くらいと思っていた。よかったよかった・・・。
 その後は本流がどんどん強くなる中なんとかあと1匹追加するのがやっと。
12時過ぎにはもうほとんど潮が釣り座に直接当ててくるようになった。
もう少し時間はあったが40オーバーも釣ったし、検量にも参加できそうだし、ま、6枚あればのまちゃんとこにも献上できるし、コゴ瀬にも少しは認めてもらえたろう。
やーめた!!ってな感じであっさり納竿、試合を終えた。
生き締めはどうするかかなり迷ったんだけど、ま、検量に出してもベスト3に入ることはなかろ、とおいしく食べるほうを選んで生き締め血抜き。
写真撮影、磯掃除などしながら他の2名の釣りの見学など。
おにぎり食べてコーヒー飲んで、とちょっとしたピクニック気分。(さすがにかめの手取りはしなかったけど)
ほかの二人も12時40分には竿をたたみ磯の片付け。
一人の方が今日の釣行を南の釣りに投稿するんだとかで魚を持っての記念撮影などをした。
3月号か4月号に我が雄姿!?が載るかも・・・。

さてさて、帰ってきて検量。結果は8位。(9位の飛び賞にかすった)大物の握りはなんと2位(1位に5mm差、これまたかすった)
最後の抽選会、今日のくじ運からいくといいものが当たるのでは、と期待むんむんだったんだけど・・・当たったのはエギ・・・。
これまたかすった感じ。
結局後から考えると朝の1番クジもコゴ瀬でのじゃんけん勝ちも全部かすっていたのかもしれない。
そんな気がした表彰式の後であった(笑)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 しかし里は難しい。
難しいから楽しいのかもしれないが、楽しいと感じるようになるまで一体どれくらいの苦汁をなめればいいのか・・・。
里に通えば上手くなるだろうし、きっと里で釣れればどこでも通用するだろうとは思う。しかしねえ・・・・。
ま、また里での大会には参加するということで!!     おしまい。