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タイトル: 甑釣行記パート2 かんとくっつ
隊長とふたり、『断崖』に降ろしてもらった。
船酔いをする私にとって、早めの渡礁はとてもありがたかった。
これもむさし師匠の気配りなんだろうなぁと感謝の気持ちでいっぱいだった。
ここは、むさし師匠の甑レポートで何回か出てきた超一級瀬。こんなすばらしい瀬に、自分が乗っているのが信じられない。レポートにあった写真の景色といっしょだ。(当たり前!?)
さて、荷物を高いところに移動させ、暗い中、早速、撒き餌を作った。
撒き餌の量は直近まで悩んだが、回収が午後1時と沖小島より早いこと、遠投をしないことを考えて結局いつもと同じ量を持って来た。
ただし、今回いつもと違うところは、寒グレ対策としてオキアミを全部よく砕いたことと、海水を加えた後よく練り込んでオキアミ・配合餌・パン粉を十分馴染ませたこと。
白じみ始めた頃、隊長と瀬を見回った。お散歩、お散歩。
断崖と恐そうな名前の割には足場がよく、とっても広い。
サラシもとってもいい感じ・・・。ザブ〜ンとかぶった波が引かれると空気を含んだ白っぽい海水が沖へ流れる。
ふたりでひと通り見回って釣り座を決めた。隊長が左のサラシ、っつが右の割れ目からのサラシとなった。
早速撒き餌開始。波が引いた岩に撒き餌を打ち付ける。波がかぶって撒き餌を運んでいく。
また打ち付ける。またかぶる。また打ち付ける。って、かなり撒いた。
海の中が見える明るさになった時、海中に白っぽいものが4〜5ヵ所見える。
おぉぉぉぉ、いるいる。お魚ぢゃん。散らさないように撒き餌を続ける。
7時半くらいだったかな? 隊長を振り返ると、もう竿を出している。
おやまぁ、もう出しちゃったんだぁ。ぢゃ、おいらも・・・ ってんで、シカケの準備を始める。
本日のシカケは、ロッド1.2号、道糸2.25号、ウキG2、ハリス3号を2ヒロ、ハリはひねくれグレの5号。ガン玉4号を2段打ち。ウキ下2ヒロ半。
撒き餌を打って、引かれる潮にそぉーっとシカケを入れてみた。最初はウキが踊るが、沖へゆっくりと引かれる頃にはウキも落ち着き、実にいい感じ。
竿2本ちょっとまで出て行ったところでシカケを回収。エサがついていた。
もう一度同じウキ下で同じところに入れた。同じように沖へ引かれる。シカケを張り当たりを待つが3本まで出て行ったところで回収。エサは付いていない。棚はいいらしい。
今日は、同じウキ下を3回ずつ試すと決めていた。
3投目、竿2本出たところでウキがしもっていく。ラインを引いて聞いてみた。ぐぅっ〜と重みを感じた瞬間、強烈に引き込んだ。よっしゃ、のった。ベールを閉めて竿を立てた。強烈な引きだ。右手1本でこらえるが、手前の根に潜り込もうとする。レバーブレーキを使って体勢を立て直し浮かしにかかる。ウキが見えて来た。もう少し・・・。と思った瞬間、またも強烈な引き。前に出られるだけ出て行ってこらえるが強烈に潜り込む。再度レバーブレーキで竿を立て直し浮きにかかるが上がってこない。力と力の勝負。AIRが折れるか心配ではあったが、信じるしかない。粘っているうちリールが巻けるようになってきた。インパルトのパワーもすごい。テンションを一定にしながら巻き上げクロが見えてきた。デカイ!! 足元のタモをスゥ〜と出し、タモ入れ〜〜って思ったらまた潜り込む。
隊長が大丈夫かと心配してくれたが、やせ我慢した。(本当は怖かったんだぢょ)
右手1本で何とかしのいでやっとタモ入れ完了。重い、重い。デカイ、デカイ。やりぃぃぃ!! でも、息があがりハァハァとなった。43〜44cmと思った。さすが甑。
さてと、どうしようかなお魚。今締めてもいいけど、やっぱり超新鮮なお刺身が食べたいよナァ!? 帰りに締めた方が新鮮だよなぁ。 スカリに入れよう! ってスカリに入れたのはいいが、海中に降ろすところがない。大きな潮溜まりもないし。右の遠いところに持って行っても次に釣れたときが大変だし・・・。仕方なく釣り座の真下に降ろした。
撒き餌を打って、鈎を変えて即実釣。
すぐ当たりがあった。こいつもすごいパワー。ヒーヒーなりながらタモ入れし2枚目。
隊長には当たりがないみたい。場所を変わりましょうとお誘いするが、お断りになられた。
で、シカケを入れると同じようなところで喰ってきた。
もう右手がかなわない感じ。両手で竿をためて、何とかタモ入れ。
スカリに入れて海面に降ろした時には、もうハァハァゼーゼー。汗びっしょり。
隊長、やっぱり、場所ですよ。変わりましょうよ。とお願いして釣り座を変わり、少し左からシカケを入れることにした。
しばらくすると隊長の紫電が大きな弧を描いている。
これもデカイ。隊長も必死の格闘の末、っつが横からタモ入れした。重い、デカイ。隊長の顔にも満面の笑み。記録更新まちがいなし。写真撮影して隊長もスカリを海面に降ろした。
続いてバンバンと隊長もデカバンを釣り上げる。いいところだにゃぁ甑!!!
この後、っつも2枚追加した。もう、ウハウハ。
そこへ携帯がなる。10時ころ。
むさし師匠から状況の問い合わせだった。釣果を報告し、師匠の釣果を聞くと何と10枚。さすがだにゃぁ! 隊長も上には上がいると感心しきり。
しかぁーし、それからふたりとも当たりすらなくなった。
潮が引き、朝方見えていた白い魚影のところをみるとそれは岩の白い部分だった。(>_<)
2回目の時合いを信じ、ハリス3号を貫きとおしたのに・・・ 結局、そのまま納竿。あの電話がいかんかったぢゃ!! と信じきって帰路へつく。帰りの車中、先の断崖といつも同じくらい釣果があると聞かされた。何が悪かったんぢゃろう??? やっぱり10時の電話???
話が進むうち、スカリの話をした。途端、むさし師匠の顔が変わった。あそこでスカリを真下に出したんですか!?と。 がっび〜〜〜ん!!! 迷ったのよねぇ、最初の1枚目の時に・・・・ 後悔先に立たず・・・・
隊長、申し訳ないことをしました。切腹ですぢゃ・・・・
とはいうものの、帰ってから計量の結果37cmから47cm1880gまで計5枚お持ち帰りで、記録更新っと。大満足でした。
ブラボー甑。ビバ鹿島。ありがとうございました、むさし師匠。
(ちっちゃな声で、ごめんなさい、隊長。。。。)
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