タイトル: 甑遠征反省記  もりのくまさん

<サブタイトル>
よどうし瀬際釣法 切腹――!

うすげ・かんとくっつが渡礁してまもなく、たけ・くまコンビが呼ばれる。
むさしさんが、渡る直前、「1級瀬です、ここは。瀬際しかもぎりぎりで攻めて」と励ましとともにプレッシャーを・・(笑)
平たい、実に釣り易そうな磯であった。背後には高い絶壁が迫っている。その絶壁を囲むように水道がぐるっと回っている。
鹿島の磯はどこもだが、地層がやや斜めに入った美しい岩肌をしている。
ながーい年月をかけて削られたのだろうが、自然の造詣に目を奪われる。
さっそく撒き餌つくり。
うすげ・かんとくっつはいつも早めに呼ばれるからいいが、渡礁のたびに船が揺れてこれで酔ってしまう。ちとウップ状態で撒き餌をこねる。
釣り座は、船頭の指示を受け、たけちゃんが一片5メートルほどのV字。くまが水道横側。
際に撒き餌を打ち続ける。クロ湧け−クロ湧けーの呪文を唱えつつ。
次第に明るくなる。げげーー、きんぎょの大群! 際からやや沖目まで、おびただしい数。
たけちゃーーん、どうするよぉ
撒くだけ撒いてクロさんに追っ払ってもらいやしょう
8時まで撒いたがきんぎょは撤退せず。
ただ活性は低く、沖小島のやつのように水面までびちゃびちゃ音をたてることのない上品なきんぎょ達。(笑)・・(ココの謙虚なきんぎょは結局かからなかった。)
餌撒きにはるばる来たんぢゃないってなもんで、不安いっぱいの中、竿だし。
仕掛けは浮き0号、ハリス3号ひとひろ半、4号シズ2段打ち。まずは針は6号のチモト強化バージョン。(爆)
ちと遠めに撒き餌をばらまき、際に刺し餌からそーっと入れる。きんぎょに見つかりませんように。
当たりらしきものはないが、さすがに餌は盗られる。
なんかチモト強化のピンクが気になりだす。
針を交換。飲み込まれたくない理由から針は8号をセット。(でかすぎる?)
きょうは、際なんぢゃと心に言い聞かせ、そういえば経験ない釣りぢゃと思いつつ、ウキを際に引き留める。
しかし、風の影響か、水道からの流れ込みか、ウキが右沖へどうしても引っ張られてしまう。
うーー、いつもは流れんとぶつぶつ言うのに、きょうは困るのよねん。
そうこうしている間も壁際に撒き餌をたたきつけ続ける。
むなしい時間だけが過ぎていく。無口になる二人。
ハリス2.5号、針6号に落とす。G42段打ち。
たけちゃんヒット!
慎重なやりとりの後、あがったのは、35ばかしのクチブーチャン。
たけちゃん \(^o^)/ よかったねー とふと自分のウキに目を移すと、際から少し離れていたものの、ススーッやりー、おいらも坊主免れた――。
ふたりして、時合ぢゃーーと気合が入るが、それっきり。
またまた無口になる二人。
撒き餌のおかわり。
たけちゃん、秘密兵器の「ぬかづけのもと」を取り出す。(爆)
くまさんが掲示板に麦とか糠とか書いてあったから、冗談半分で持ってきたけどって。
たけ:げげー、唐辛子はいってるよー。 
くま:意外とクロすきなんぢゃない?・・・無責任な返事。
んなこと言いつつ、竿を置いて、出直しの撒き餌を打っていると、見回りの船。
船頭:どげんよー?
くま:ノンノン(バッテンのサイン)
船頭:朝、まかんかったねー。際ぢゃっどー−。
なにやら、拡声器でぶつぶつ言いながら、通り過ぎていく。
うーーん、何か工夫をと。このままぢゃ、みんなにエー?仕掛けも落とさんかったのー?って言われるような気がしてくる。
ハリスを思い切って1.7まで落とす。針はひねくれ5号。
V字を攻めていたたけちゃんヒット。際なので、魚の突込みをかわすのに必死。タモ入れしてみると30オーバー。
なんか大きさの割によう引くねえ。
たけちゃんまたヒット。またまたヒット。
あせるくま。こちらは瀬際からウキが離れるし、当たりすらない。
お邪魔していい〜?(笑)
V字ワンドに仲良くふたつのウキ。爆釣タイムのはじまりー。
交互にウキが入りまくる。しかし時間は残り少ない。あせるくま。
なんとか2匹ばかし釣ったところで、ばらしタイムのはじまりー。
まずは、秒殺チモト切れ。
次は、高切れ。タモをと後ろを向いたすきをつかれて、V字の突端下へ。あっと思った瞬間ブチッ。
次は、合わせると同時にギュイーーン。たちまち竿をのされて、レバーブレーキで立て直す。すぐにまたのされて、ぶちっ。
ここは意外と浅い。チモト切れというより針より30センチばかし上のほうが沈みでやられたようだ。これはでかかったような気が・・(泣)
あせるくまはそれでもハリスをそのまま使用。
これだけばらしても当たりは続く。たけちゃんと交互に当たりの連続。
何とか追加するもばらしは続く。
クロを水面まで浮かすと、今度はすっぽ抜け。これだから、ひねくれ針はいかんとかいいつつ、自分の腕は棚の上。(笑)
今度はウキが真下に突っ込んだ。あわせると、竿が満月。うひょーー。
あれ? 根がかりかあ? テンションを少し変えてやると、奴はでてきた。
一気に巻き上げる。
真っ赤なオジサン。(落涙)
ふと見ると、船が右沖合いの断崖あたりに来ている。
う・う・う、もう納竿かよーー(爆涙)
かようにして、くまのばらし見本市のような甑遠征は幕を引いたのであった。
結果、38×2枚、36、32の計4枚。ばらし4回、50%の腕前。40オーバーなし。とほほ。
ホームグラウンドなら万歳なんでしょうが、あれだけばらしたんぢゃあ・・
反省事項としては、あせるな!その隙をクロは突くのぢゃ。なぜにハリスを落とした。なぜに上げんかった。
瀬際、特にここは、潮が引いてからわかったが、足元はかなりえぐれている。太めで強引に勝負せねば、同じ徹を踏むだろう。
ウキが入ると同時に、先端へ走り出て勝負をするが、瀬際で右に左に暴れるし、おまけに足元は致命的。
さらに、瀬際釣りをメインにしたことのなかった経験のなさからか、竿を十分立てていなかった。
竿尻を魚に向けるといういつもの溜め方ができていなかったため、すぐにのされたんだ。
この場合、真上に竿を上げず、横向きにした方がいいのか。等々。
数日経った今も反省ばかりが脳裏を駆け巡る。欲求不満200%。自虐の世界へようこそ。
リベンジしたーーーーーーーーーーーいっっ。
でも、いい経験させてもらって、それなりに収穫あったことは確かです。
むさし師匠、ありがとう。
たけちゃん、ごめんね。
これだから、釣りは止められない。わっはっは。