| 2005年1月23日 甑 (鹿島) むさし | |
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| 2005初甑 エンジンの音が弱まり目が覚めた。 「せんせー、どこに乗るね?」いつもの船頭の問いかけに『断崖』と指定しかけてやめた。大師匠のまねっこで、なるべく磯の指定をしない主義、今年も貫いてみようと思った。「どこでもいいです。お任せします!」…おお、なんてかっこいい言葉!! 平瀬、灯台下、ネンガ瀬、断崖…呼ばれん。で、「つぎ、せんせー行こかー」で降ろされたのは池屋崎!!凪なので先端に乗れる。潮通しもよく尾長も狙える1級ポイント、って大師匠が言ってたっけ。う〜〜シ、と気合いが入る。時間は丁度6時、まっくら。ゆっくりとコマセを調合、準備万端朝を待つ。オキアミ2角、アミ半角、配合餌はグレムギ1袋、本流グレZ1袋、今日は初めてつけエを別に準備した、ヒロキューの生オキアミグレ。 やや明るくなってきたころから撒き餌開始。それから1時間。しかけがライトなしで作れるようになるまで仕掛けは作らん!と心に決めてコマセを撒き込む。海の中…。いる!!グレだ。青い影が8の字を書いている。 30cmくらいか。あまり大きくないなあ、と思いながらも心ニヤニヤ。 確かなるばくちょーの予感。 仕掛けは道糸2.25号、ハリス2.5号をふたヒロ,針は棚グレ5号。〇のウキに5号のがん玉。 7時30分。浮き下2.5ヒロで実釣開始! さあ、いざ!!! 瀬際にそぉーっと第一投。さらしに揉まれながらウキはゆっくり右から左へ。 沖に出て行ってくれない。すこしウキがしもったかな、と思ったが、明確なアタリはなく、回収。餌は奇麗にとられている。浮き下を2ヒロにして第二投。今度は竿1本沖へ。そこいらは少し左沖の方へいい流れがありそうだ。 ウキがすぅ〜っと入っていく。「!!」合わせる。…空振り。ん!? 餌はついている。潜る潮があるようだ。そっか、了解、りょうかい。 3投目、同じ筋にウキを流す。同じようにウキがしもっていくが明確なアタリがないまま今度も回収。今度は餌がない。棚が浅いんだろう。 ハリス浮きでもつけようかとも思ったが、そのままの仕掛けで,次は仕掛けをきんきんに張って流してみた。 瀬際に湧いているクロを散らしたくなかったので沖めを攻め続けている自分…。 で、張り気味に流した4投目、しもっていった浮きが水中で一気に加速!! 「!!」ずしりとした重量感、上品な引き、まぎれもなく(忘れかけていた(笑))クロの引きである。 2.5号の太仕掛け、余裕のやり取りで,難なくタモに収まったのはくちぶー38cm。 よしっ!坊主脱出っ。 針はしっかり「ジゴク」に掛かっていた。 それからのちいつもの最低ノルマ4枚に至るまではまさにイレグイ。 型も全部35cm前後。しかし甑の魚は力が強い。無我夢中で楽しめた。 2.5号なら相手がくちぶーなら何の心配もない。もう恐いものは何もない(ぼうずがない)し、魚の泳ぎをコントロールするイメージも実践。 また、やり取りの最中、取り込み直後などに撒き餌を打つ余裕もあった。 4発連発のあと、狂っていたクロも自分も少し落ち着いたようだ。 浮きがすこぉし大人しくなってきた。 2、3投アタリがないと何が悪いのかと考え、いろいろ対策を講じる。 餌をむき身にしたり、針を寒グレの4号にしてみたり、流す筋を変えてみたり、コマセと同調させるパターンを変えてみたり。 そうするとまたこれがよく当たる。考えて、変化をつければ必ず釣れる。 気分はまさに藤園賢一郎! そっかあ、師匠はいつもこんなに気持ちよく釣りをしておるのかあ!(笑) 気持ちよかあ〜!!! 最初は何枚釣れるかと考えていた。 そのうち何枚釣ろうかと考え始めた。 冗談抜きで、いくらでも釣れそうなそんな雰囲気だった。 すかりの上げ下ろしがやたら重たい。26リッターのクーラーに納まりきるのだろうか…などなど普段なら信じられないような心配。 10枚釣ったところで切りよく休憩を入れた。まだ10時前、時間はまだいくらでもある。 飯を食いながら考えた。(その間も撒き餌は欠かさない(大笑))このサイズは10枚位でもういいが。明日のために取っておこう。休憩のあとはデカバン狙いぢゃ!!(と、いいながらエギやらルアーやらにちょっと目が向いたのはワタシです…(笑))食事の後、仕掛けを変更。ハリスを2号二ヒロ、針を棚グレの7号。 浮きはG3の得意のツインセンサー。すなわち全層沈めで深棚のデカバンこんにちは作戦。 撒き餌も追加し(配合は一緒)後半戦へと突入とあいなった。 何分休憩しただろうか。 おにぎりを2個、食後にコーヒーをゆっくり飲み、仕掛けを変更、 こませを追加して、と一気にこなしたので20分ぐらいは間があいたかもしれない。 気分を変えて、いざ大物狙い!後半戦開始ぢゃあ。 オナガ狙い故、意識して大きめの餌をつけ仕掛けを投入。 おやま、休んでる間に潮が逆になってる。海ってふしぎ(笑)。 で、よたよたと沖に流れる潮に乗せ仕掛けを送り込むと早速竿先をひったくられた。う〜ん、でもあんまり大きくない。上げてみるとやはり 本日のレギュラーサイズの35cm。おお、今日のこの状況、もはや35は 餌盗りかあ!!と、くまさんに殴られそうな考えが頭に浮かぶ(笑)。 次はおおきく筋を外し,遠目から流してみた。無事に(笑)しかけが 深棚に入っていく。ゆたゆたと沈んでいく赤い上浮きを見送った後、 神経を穂先に集中、アタリを待つ。本流のようにばらばら流れては 行かないが,少しずつ沖には向かっているようだ。アタリがないので 少し退屈してコマセをぱらぱらと撒いていたとき、やっと「ばちばちっ!」ウッシャア!!竿は満月、確かな手応え…おお、お前を待って いたのよん。しばしおぢちゃんと遊んでね、けっけっけ。 ・・・しばしも遊んでくれなかった(泣)。秒殺ちもと切れ。オナガぢゃあ!オナガがおるんぢゃあ!!! うしっ!とみなぎる気合い。 今から思えばここでハリスの号数を上げるべきだった。でもこの時は軽い興奮状態、 狙うベキ奴がそこにいる。待っとれー、と頭に血がのぼってた(笑)。 しっかーし…。このバラシがいかんかったんか、若干緩んでしまった潮の影響か その後海はしばし沈黙することとなる…。 どこに仕掛けを入れてもどんなふうに流しても餌が残って返ってくる。 こうなると人間勝手なもので『35でもいい、竿を曲げていたい』 な〜んて考えてしまう…(大笑) で、軟弱に仕掛けを元に戻す(よわむしっ!)。 だけどだけど、『浮気なひと、きらいっ!』とクロが思ったか思わなかったかは 知らないが、あれほどいた35もどっか行っちまった(泣)。アタリが ない,今日は風も微風なので竿も曲がらない(笑)。 …しばらく退屈な時間がすぎたあと、突然そいつはやってきた! きたあー!慎重なやり取りののち無事、ゲット。待望のオナガ!! 「取ったどー!オナガ取ったどー!!」…って叫んでみてもむなしい。 本日最小サイズ32cmのオナガだった…ありゃ、まっ(苦笑)。 しかしやっぱりオナガはいる。さっきのデカバン,もう一度喰えっ! そう念を込めて流し続ける。 結局その後13時の回収までアタリは計2回。2回とも竿2本くらいの深棚。 1回は前回と同じく秒殺。まったく…学習効果のない奴だ。ここでも ハリスを上げようとは考えなかった。針をだめじなにしようか、とは 思ったんだけど,すっぽ抜けたら後悔するし、とそのまま。 ハリスを上げとけば最後のは取れただろう。12時は15分くらいだったから こいつが最後、いくらでも暴れさせてやる、と慎重にやりとりをしたから。 で、やっと浮きが見えてきた。あと二ヒロ!と気が緩んだ訳ではないの だろうが、そこで「ふいっ」と竿先が返ってジ、エンド…。 あっちゃああああああ。またまたちもとでぶちっ。 「はあああ〜。お〜わりっ。」っっと。 さわやかな気分で竿を置き、あとは磯の清掃、ゴミの回収、 道具の洗浄、生き締め&血抜き。ゆったりとした気分で親和丸の 回収を待つ自分がいた。 いやあ〜、ひっさかたぶぃに満足いく釣行でした。半年分くらい 一遍に楽しんだ感じでありました。 楽しかったよ、甑島。あんがと。 で、以前聞いたことのある師匠の言葉をかみしめた。 「釣れる時を選び、釣れる場所を選び、ですよ!」 いや〜、まさにその通り。深あぁ〜く、納得。。。。 |
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