2008年1月27日 甑 よどおし 釣行記  むさし
鹿島釣行記
投稿者 む さ し
さすがに連続3日目となると身体がだるい。一体なにやってんだか(笑)!
で、2時前に出港した親和丸は凪の海を進む。2日間友人とその友人の接待を考えて釣りをしており、最後の日くらいは自分の釣りがしたかったので単独の渡礁を許してもらった。
弁慶に着くと何やら堀口船頭がブツブツ言って機嫌が悪い。「ここを押さえるのに2時に出たんになー・・・」どうやら瀬泊まりの釣り人がいたらしい。(この寒いのに好きだねえ)
友人2人はネンガ瀬
とにかくでかいのを釣りたい、という彼等の希望に沿えるよう、船頭に頼んだ。60のオナガ釣ってや!と激励しながら瀬に渡す。っつ師匠と隊長はエガ瀬にお願いし、私はどこでもいいですと言っていたら、やはりよどおしでお声がかかった。降りてみるといつもと感じが少々違う。船着けの位置が左にひとつずれていたせいだ。干潮でかなり潮位が下がっている為だろう。お陰でいつもは見えない、釣り座の下の観察が出来た。想像していたほどはオーバーハングしていなかった・・・。
さて、時計を見ると4時過ぎ。ゆっくりとコマセを作り、道具を整理して竿の置き場などをセットし、あとは竿出しまで何もやる必要はない状態にまで準備を整えて、さあ、やるか、と磯歩き開始。なんかおらんかえ?と潮の引いた磯場をうろつく。嫁がさのでかいのを数個ゲットし、次にカメノテを採取。まだまだ時間が有り余っているので次にチャレンジは少々採取が困難な岩ガキ。おっつうが牡蠣は大好物だでな、3泊も家を留守にしたせめてもの罪滅ぼし、と大きそうな牡蠣を探してうろうろ。結構沢山とれたところで磯遊び終了。カメノテの味噌汁が楽しみだわい・・・。
5時50分、お決まりの神事。2拍手1礼をし「今日も楽しい釣りが出来ますように!そして今日だけは願わくば1枚、みんなのド肝を抜くようなデカバンを私にどうぞ釣らせて下さいまし!!」とかなり真剣に祈った。その直後、足元を見ると普段は見ないフナムシが1匹、寝ぼけてよたよたと歩いている。「これでデカバンを釣りなさい、との神様のプレゼントだ!」そう直感した私は即,フナムシを捕獲,監禁した。
更にアクアドライで恵比寿さまと乾杯し、コマセを6時から開始した。昨日のコマセの余りもあったので結構なペースで撒いた。キリがいいトコで7時半、いざ!実釣開始。
仕掛けは道糸2.5号にハリス3号をふたヒロ。6号の棚グレ、ウキは藤園ウキの3B、ガン玉2Bの二段うち。ハリス3号は迷ったあげくのデカバン狙いの選択だった。
ところが投入を繰り返すもアタリが出ない。それどころか餌も取られない。今年3回目のよどおしだけど、今回が一番穏やかでさらしもキツくない。穏やかすぎるとここはいかんのかなあ、なんて思ってべたべたの右の瀬際にウキをコントロールしているとようやくアタリが出た。うりゃあ!と気合いを入れてロッドを煽るとすぽーーん、と魚が空中を飛んで来た(笑)。30cmくらいの小振りのクロ。おお、なんと可愛いサイズだ。で、またしばらくアタリが無く、ようやくかけたのがまたまた同じサイズ。うー、今回はこのサイズしかいないのか。ま、だけど海は一瞬にして変化する。そのうちデカバンも寄るさ・・・。
しかしさらしが無い。海が澄んでいる。魚は見えない。アタリも遠い。3号はちとこの状況ではあんまりだな。仕掛けも軽い方がよかろう、と一気にハリスを2号に落とし、G2のアタリウキ仕掛けに変更する。と、途端に喰った。結構いい引き。上がって来たのは40くらいか。でも疲れもあって頭の構造がぞんざいになっていたのか、何を思ったか抜き上げようとして針外れ・・・。あっちゃーーー!勿体ねぇぇぇ!!!・・・しばし反省。
仕掛けが海の状況にマッチしたのかそれからちょいちょいアタリが出だした。型も段々良くなってきた。1枚1枚、数えるように釣果を伸ばして行く。でも、なんとなくいい感じになって来たあたりでコマセ切れ。9時過ぎにおかわりとなった。
コマセを作り,海に向かった瞬間、びびっと何かを感じた。緊張が走る。いる、きっと。でっかいのが。握っていたロッドを置き、ハリスを2.5号に上げた。針をGeekの6号に替えた。そして・・・。満を持してフナムシくんの登場!!!
ここから独り言のオンパレード。口調はすっかり浜口。「たのむでぇ、フナムシくん」「あいよ、まかしとき〜」
そおぉっと瀬際に仕掛けを滑らせる。あたかも瀬際から足を滑らせて落っこちたドジなフナムシを演じさせる。「ああ、やば。落っこちまったい。泳げないんだよな、おれ。
あ、な、なに?あのでかい影は??きゃー、やめて!こっち来ないで。うわ、や、やられる。勘弁してくれ、食べないでーーー」と、解説付きで魚を誘った。
・・・何も来なかった。
フナムシがでかくて軽くて仕掛けが上手く入らなかったみたい。そのうち針から外れてフナムシくんは私の前から姿を消した・・・。
潮が段々満ちて来た。ウネリが少しずつ入り、さらしが大きくなって来た。ウキが瀬際に落ち着かなくなって来た。そう、クマさん釣法の出番である。ウキを3Bに戻し、ハリスを2号に戻し、ガン玉を段ウチしてむき身を付けて・・・。
相変わらずアタリは渋いし食い込みも悪い。アタリを感じること無く餌が無くなる。でもむき身にしないと餌も齧られない。針はひねくれグレ以外、刺さらない。刺さっても唇の皮一枚。いろいろと考え、悩みながら一枚ずつ拾って行く。秒殺が一回、瞬殺が一回。この瞬殺はアブナかった。竿を磯に叩き付けられるところだった。チモトが切れなければ多分ロッドがやられてた。さらに針折れが2回。やり取りの最中に針が折れたのは初めての経験だった。ひねくれぐれの先っぽ、色が変わるあたりで2回とも見事に折れていた。
時刻は12時前。瀬際でのこつこつ、っとしたアタリにロッドを立てるとずずーんと入って行く。重量感からデカバンの到来と確信する。うし!こいつを取る。魚が散っても構わない。時間をかけて慎重に、と自分に言い聞かせてやり取りを行なう。先日藤園さんから頂いた「瀬ずれを感じたら糸を緩めなさい、そうすれば取り込み率は上がります。瀬ずれさえしなければ1.5号だってそうそう切れるものではないです。」との言葉を思い出しながら瀬際では無理をせず、沖に出たときは刺激して泳がせながら慎重に相手の疲れを待った。でもなかなか浮いて来ない。3日目の腕は疲れ果てこっちも体力の限界近い。お願い,早く疲れて!とブツブツ言いながらやりとり。なかなか姿を見せない。水面が近づくと、また渾身の力で水中深く潜って行く。でも、慌てさえしなければやっぱり体力は人間のほうが上っさ。しばしの抵抗のあとようやく御用となった。でかい。いよいよおらもマスターか。
そそくさと体格の測定。結果、残念!マスター届かず48.5cm、1.7kg。でも自己記録でそれなりに満足。
そのあともアタリはぽつぽつ。でも朝方よりはよほどいい感じ。まだまだ釣りたかったんだけど納竿時間が近づいて来て12時40分、後ろ髪を引かれる思いで竿を置いた。結果15枚。釣果は延びたが、今年3回目の鹿島で一番喰いが渋く難しい釣りだったように思った。そしてクマ釣法。さらなる確信を得た。

しっかし3日連続はキツかった。船が迎えに来たときはもうへろへろ。クーラーがやけに重たく感じた(嫌味じゃないよ(笑))。