2009年2月22日 鹿島 よどおし   むさし
2009初釣り(起)
む さ し

予想に反して親和丸は満船。凪の海を2時46分に出港、いつも通りキャビンの中で横(今回はっつ師匠と添い寝(笑))になる。目を覚ますと4時過ぎだった。甑近海到着。あれ!?って思った。いつもの弁慶、平瀬崎はスルー。いきなり灯台下近くにきている。あちゃー、乗る瀬あるんかのう。ネンガ瀬、手前断崖、断崖、といつも通り順次下ろして行き、あたしゃいつものよどおし。まだ船には5名残っている。っつ師匠が池屋崎に乗れますように、と祈りつつ渡礁。もうすでに雨が降っている。あーあ、今日は雨中の釣りかあ、とちょっと気持ちがダウンする。でも、コマセを作ったり仕掛けをセットしてたりしてたら雨も上がった。
いつものようにアクアブルーを捧げ、海の神様に今年一年の楽しく安全な釣行と本日の初物、願わくば互助会成立、更に願わくばデカバンを、と大声でお祈りした。恵比寿さまと乾杯し、5時45分頃からコマセ撒きにかかる。瀬際の夜光虫がきれいだ。
初釣りとはいえもう2月中旬。明るくなるのが早い。7時ジャストに実釣を開始した。タックルはいつも通り。2号竿に道糸、ハリスともに2.5号。2ヒロのG2アタリウキ固定しかけ。針は棚グレの5号。海は穏やかでさらしがあまりなく、今日はちょっと工夫が必要な感じだなあ、という印象だった。

2009初釣り(承)

そんなにさらしていないのにウキは瀬際に落ち着かない。ま、いっか、と1m位離れたウキを眺めているともぞもぞ、っと。上げてみると餌がない。ウキ下を1.5ヒロにし再度投入。また同じようにもぞもぞっ。また餌がない。餌盗りか、本命なのか・・・。ここで針を掛かりのいいひねくれの5号にチェンジ。餌も剥き身にして投入。すると今度は結構深めにアタリウキがしもった。張り戻して聞いてみると、くくっ、ぐんっ!ってな感じで竿に乗った。うし、とばかりに一段降りて戦闘開始。ぐん、ぐぐーん、と上品な引きはまぎれもなくクロの引き。やったあ!2ヶ月ぶりのクロの引きに心躍ったその瞬間、ふっ、と竿先が跳ね上がった。へ!?・・・針外れ。あっちゃー、1匹目からやっちまったい。ひねくれは掛かりがいい分、逆にこんなことが起こり易い印象がある。だから一時期嫌いな針のひとつだったのだが、例のクマ釣法を引き出しの一つに加えてからおいらの必需品の一つになっている。で、バラシのあと針のチェンジを迷ったのだけど、もう少しこのままで、とひねくれのままで釣りを続けた。
1枚目はバラしたらいかん。集まりかけた集団を引き連れるようにして逃げて行くから。と以前堀口さんに言われたことがある。確かに釣り初めのバラシはその後アタリが遠のく事が多い。今回も同様で、その後しばらくアタリが遠のいた。
左の少し沖には潮目が出来ている。藤園大師匠なら迷わず投入だろうなあ、と思うが浮気はいかん、浮気は。とばかりに右のワレに固執する。しばらくたつとまた、ウキがもぞもぞするアタリが出始めた。そこで何もしないでいると確実に餌だけやられる。試しに道糸を張り気味にしてウキのもぞっ、で超早合わせをしてみた。…乗った。2、3回の強烈な締め込み。思わず2回糸を出した。1匹目をバラしているとやたら弱気(笑)。上がって来たのは30cmちょいのクロ。おろ!?なんだちっちぇー。でも慎重にタモ入れ。脱坊主。針掛かりは唇1枚。今日は渋いんじゃのぅ、と実感。でもま、下げに変わったら状況も変わるJARO。それまでぽつぽつ、拾い釣りじゃ。

2009初釣り(転)

よどおしの左沖にぽつんと離れ瀬がある。一見良さそうな瀬なのにこれまで親和も誠芳も渡したのを見たことがなかった。船が余程付けづらいのか、浅くてポイントにならないのか、そんなふうに思っていたが、今回親和が2名を乗せた。なんだ、乗れるんじゃん、と眺めていると時々竿も曲がっている。なんだ、釣れるんじゃん。あとから堀口さんに聞くと、あそこに乗せるとよどおしの釣果に影響が大きくて、だから普段は乗せないんだと。結構離れているんだけどねえ。不思議なもんだねえ、と。
今回その影響があったのかなかったのかは分からぬが、1匹上げてからはこちらもぽつ、ぽつ、と釣れ続いた。が、型が小さい。針を替えたりハリスを2号に落としたり、クマ釣法を試したり、といろいろしながらサイズアップを狙うのだがなかなかうまくいかない。でも、今回の魚は寒グレとは思えないぐらい元気いっぱいで力も強くやり取りはなかなか楽しかった。
しかし、ざーざー降りの雨の中、なかなか集中力も続かない。後ろのオーバーハングした岩陰が、雨宿りにどうぞ、とおいでおいでをしている。その誘惑に耐えながら釣り続けた結果、9時前の時点で10枚に到達した。初釣りで配送先予定も多く、互助会もあるので沢山あればあったでいいのだが、今回はっつ師匠も一緒だし、まあ10枚もあればOKでしょ。そこで数を捨てて型狙い。釣れてる棚を無視してアタリウキを外し、3Bおもりで竿一本、瀬際に沈めてみた。流石に棚が違うので、しばらくアタリが無かったがふらふら沖に出て行ったところでウキが消し込み35cmをゲット。おお、やはり深めにはいい型がいるなあ、と行動が当たり、にんまり。でもまたしばらくあたらない。アタリが無いと退屈でつまらない。また元の仕掛けに戻そうかなあ、ばどと軟弱に考えていたとき、瀬際の3Bが一気の消し込み。あわせると一気に竿先が海中に突っ込んだ。3度4度とラインをフリーにする。むふふ、やっと来たか40cm!!とったるでー!と慎重にやりとり。うーん、楽しいにゃあ。時々魚が頭を振る。飲み込んでいるんだろう、慎重に、慎重に。しかしすごいパワー。なかなか弱らない。沖で好きなだけ泳がせて手前に突っ込む時だけ神経を使ってやり取りし、ようやく浮いて来たそいつは・・・サンタだった(笑)。40オーバーの立派なサンタ。即生き締めしエラと内蔵を摘出、海水で洗ってクーラーへ。ふぅ、疲れた・・・。
サンタは(イスズミもだけど)めんどくさがらずこれをやれば相当美味しい。今回もクロとサンタと刺身を並べたが売れ行きは変わらない。チビなんかは逆にサンタを好んで食べてた。そのサンタよりも40前後のイスは格段に美味い、とおいらは断言出来る。