アリス in 夕暮れの蝶獄館 ◆ナレーション部分は読まなくても大丈夫…かな?  状況説明までに書いてみました  最後の方とかもう書いてないしね← ◆<アリス>っていうところはアリス役の子の名前を入れてください  ほんとうは名前入れてたんだけど…こう、勝手にキャスティングするのは  申し訳ないので…笑  直したけど名前でてきてるところあったらスルーな!← ◆だから一回読んで名前を編集する時間とかいるかな…?とか。 ◆っていうかもうよくわからんよこれ、台本ですらない← ◆ちょっとくらいタグ打てばよかったと後悔… 時間ないってw ◆とりあえずよい子が読むような絵本を目指しました!← ◆…蝶獄館っぽさがでればいいんだけどな(無謀 ◆役 アリス 時計ウサギ いもむし チェシャ猫 帽子屋 三月ウサギ 女王 エース  …くらいかな?アリス以外なら一人二役可能b 帽子屋と三月ウサギはセリフが近いので二役やめたほうがいいはず。 読みにくいことこの上ないんで読みやすいように各自よろしく!…お願いします。 ある日の夕方、 <アリス>は学校の校門の前で佇んでいました。 アリス「…はぁ……またかよ……」 色々な生徒が通う男子校、クレアール学園。 生徒達は仲がよく、校内には自然もいっぱい。 一見すばらしいこの学園にも、実はひとつだけいやーなところがありました。 アリス「……また追放された…」 そう、たびたび追放されるのです。 アリス「仕方ねぇな、とりあえず寮まで帰るか…」 校門の前で立っていてもしょうがない、 とりあえず寮まで飼えることにした<アリス>。 すると、目の前を早足で誰かが通り過ぎていきました。 その姿には何故か見覚えがあります。 アリス「あ、<時計>だ!…何であいつ、あんなに急いでるんだ…?     おーい、<時計>!」 時計「あーいそがしい!早くしねぇと間に合わないぜ…」 アサキは<アリス>の必死の呼びかけに耳も貸さず、 ひたすら腕時計を見つめて走っています。 アリス「おい待てって…!」 大声で呼んでしまった手前、なんとなく引っ込みのつかなくなった<アリス>は 仕方なく走る<時計>を追いかけました。 アリス「おい<時計>、何で無視するんだよ!」 時計「俺は<時計>なんて名前じゃねぇ!」 アリス「えええ?!」 時計「俺は急いでるんだ…早くしねぇと怒られる…!     あー何かせっかく声かけてくれたのに悪いな!じゃあ!」 アリス「おい!」 <時計>はスパートをかけるとみるみる<アリス>との距離を離していきます。 しばらくすると、もう彼の姿は見えなくなっていました。 アリス「…はぁ…何で俺こんなに一生懸命追いかけちゃったんだろ…     あいつどうかしてるぜ… って、ここはどこだ…?」 <アリス>がふと顔をあげると、そこは見覚えのある風景。 蝶獄館でした。 アリス「…<時計>のやつ、そんなに寮に早く帰りたかったのか?     まぁいいや…あ、今日って俺が夕食作るって宣言してたんだっけ…     <時計>、楽しみにしててくれたのかなー♪」 蝶獄館の扉をあけると、沈みかけている夕陽が窓から射しこみ、 そこはとても綺麗で幻想的な空間が広がっていました。 <アリス>は変わらぬ寮の姿に胸をなでおろすと、寮に足を踏み入れました。 すると アリス「うわあああ?!」 足元がぐらっとふらついたかと思うと、そこは今までいたところとは 全然違う場所になっていました。 綺麗に磨かれていたはずの床は緑の芝生に、 握っていたはずのドアノブはキノコになっていました。 アリス「…ここはどこ?お、俺は…<アリス>だけど、」 いもむし「…あの、どいてくれる?」 アリス「へ?あ、はい、って…え?」 <アリス>が辺りを見渡すと、そこは森。 ですが、生えている木は自分の背丈の半分くらいしかありません。 そして、<アリス>の足元には小さな人が立っていました。 アリス「……まじかよ…」 いもむし「まじって何が?」 アリス「……なんで<いもむし>がそんな小さくなってるの?」 いもむし「いや、俺は<いもむし>じゃないし…それに君が大きすぎるんじゃないの?」 アリス「…それはそうかもしれないけど…」 時計「あーいそがしい…やっべ、もう遅刻決定じゃん!」 アリス「あ!!!<時計>!!」 時計「君はさっきの…あーごめんね、急いでるから!」 アリス「おい!」 しかし動こうにも動いてしまったら、足元の彼を踏みつけてしまいそうでした。 いもむし「……ふーん?その大きさじゃ、何かと不便そうだね?」 アリス「…確かにな…小さくなれるのか?」 いもむし「やったことはないけど…そこのキノコの片方を食べると大きくなって       片方を食べると小さくなるって聞いたよ」 アリス「本当か?…これは試してみるしかない…よな…」 アリスは半信半疑で彼のいうコトを聞きました。 左側のキノコを食べると、身体はみるみる小さくなり、 さっき走り去った<時計>と同じくらいの身長になりました。 アリス「これならここでも移動しやすそうだな…ありがとう、<いもむし>!」 いもむし「どういたしまして。ほら、早くいかないとウサギを見失うよ?」 アリス「ほんとだ!じゃあな!」 <アリス>は<いもむし>に礼を言うと、急いで<時計>の後を追いかけました。 アリス「…随分走ったけど…どこにいったんだ?」 猫「何か困ってるようだな?」 アリス「<猫>!?な、何してんの…?」 猫「だれだ、その<猫>って。」 アリス「……またか……もういいよ…」 猫「で、お前、こんなとこまで何しに来たんだ?」 アリス「……そうだよ、俺、何しに来たんだろう…<時計>追いかけてきたはずなんだけど…」 猫「何だ、茶会に呼ばれたんじゃないのか。」 アリス「お茶会?…待てよ、この流れから行くと…まさか     いかれ帽子屋とかー三月ウサギとかー…出てくるんじゃ…」 猫「あぁ、やっぱり招待されてるんじゃねぇか。」 アリス「…まじ?!!!」 猫「あいつらの家ならそっちだよ、早くいかねぇと怒られるぜ」 アリス「……怒られるって言われても…」 猫「いいから行ってこいよ、絶対よろこぶぜ、”アリス”」 <アリス>は仕方なく、<猫>が指差したほうへと向かいました。 そこでは<帽子屋>と<三月ウサギ>が楽しそうにお茶を飲んでいました。 アリス「…帽子屋と三月ウサギは<帽子屋>と<三月ウサギ>なんだ…     どうせこれ、本人に聞いても無視されるんだよね…もういいや;;」 <アリス>は半ば自暴自棄になりながら、二人に声をかけました。 アリス「……お邪魔しマース…」 帽子「…だれ?」 三月「…さぁ?」 アリス「…ですよね…何で俺律儀にお邪魔してるんだろう…」 帽子「…とりあえず名前、名乗ったら?」 三月「そうだね、君、なんていうの?」 アリス「………<アリス>ですけど…。」 帽子「…アリス?」 アリス「…いや、<アリス>…」 三月「アリス?!き、君が?!」 アリス「…えっと…」 帽子「待ってたよ…君がアリスか!!こうなったら茶会だ!!お茶の準備だ!」 三月「何がいい?席はそこね!とりあえずカップを…」 アリス「…あのー」 帽子「で、俺たちの話を聞いてくれるんだよね?」 アリス「え?」 三月「アリスは俺たちの救世主だって聞いてるけど?」 アリス「はい?!」 帽子「近頃あそこの城に住んでる女王の悪政に頭を抱えていてね。」 三月「そうなんだよ、こないだなんて俺のカップの趣味が悪いとかで城まで連行されそうになったんだ」 アリス「…それはお気の毒に…」 帽子「それでそのときに、ティーセットを一式没収されたんだけど、     その中にヤマネが入りっぱなしなんだよ…」 アリス「…まさか」 三月「そう、ヤマネを助け出してくれ!」 アリス「はあ?!それで俺が救世主っていうわけ?!」 帽子「違うの?…だって次にくるお客さんがきっとヤマネを助けてくれるって…」 三月「あそこのチェシャ猫が…」 アリス「……あいつ……そういうことかよ!!!」 <アリス>は内心舌打ちしましたが、ここまで来ては仕方が無い、 とりあえず女王の城に出向くことにしました。 アリス「…ここか…」 そこには赤いハートがたくさんついた、いかにもハートの女王が住んでいそうな城がありました。 そして入り口には<アリス>が追いかけていたあの姿が見えます。 アリス「…<時計>がいる…やっぱりお前時計ウサギだったんだな…」 時計「やべー…遅刻だよな、これ完全に遅刻だよな…」 アリス「聞いちゃいねぇ…」 しかし城にまで来たはいいものの、女王に会う方法もわからず、ウロウロとしていると 後ろから声が聞こえました。 いもむし「やあ、とうとう城まできたんだね」 アリス「その声は…<いもむし>…」 いもむし「何とか俺も蝶になれたみたいでね。来てみたよ。」 蝶になったと言っている割に、さっきと見た目は変わってないのですが、 とりあえず知り合いが来てくれたことに<アリス>は少し心強くなりました。 アリス「何か、帽子屋と三月ウサギにヤマネを救い出せって言われたんだ。     何かよくわかんないんだけど、女王が連れ去ったらしいんだよ。」 いもむし「ってことはこれから女王に会おうとしてる?」 アリス「……やばいかな?」 いもむし「いや、平気じゃない?おーい、女王いらっしゃいますー?」 アリス「は?何知り合い?!」 いもむし「いや、まぁ昔お世話になっててね…」 いもむしが城に向かって大声で呼びかけると、中から兵隊が一人出てきました。 エース「女王を御呼びですか?」 いもむし「はい、この方がお会いしたいらしいですよ」 アリス「ど、どうも…」 エース「はい、ではこちらへどうぞー」 アリス「え?!簡単すぎない?!」 その軽々しさに少し疑問を覚えながらも、 <アリス>は大人しくハートのエースの後ろを付いていきました。 城の中は階段もじゅうたんも全て赤色でした。 エース「こちらになります」 案内された部屋の扉ももちろん赤く、ノブはハート型でした。 <アリス>は何故こんなことになっているのか、再度疑問に思いながらも あのハートの女王に会うのだ、と思うと少し緊張しました。 しかし悩んでいてもしょうがない、<アリス>は腹をくくってノブをまわしました。 女王「よくきたね、君がアリス?」 アリス「えええええ?!<女王>?!!!」 女王「俺はそんな名前じゃないよ?…礼儀がなってないなあ…」 アリス「え、あ、いや、すいません…ここでそれは聞いちゃいけないんだったな…」 女王「で、どうしたの?こんなところまで。」 アリス「えっと…ここに…ヤマネはいませんか…?」 女王「え、ヤマネ?いるけど…それが?」 アリス「何か助け出してくれとか言われてきたんですけど…」 女王「別に俺は誘拐した覚えはないよ?」 アリス「…え?」 女王「酷い言いがかりだなぁ…あぁ、そういうことか。     いいよ、わかった、伝えとくよ。     家に帰って来いって言うことだろ?」 アリス「…そういうこと、かな?」 女王「わかりました、で、君は?」 アリス「はい?」 女王「あれ?入寮希望者じゃないの?」 アリス「…仰ってる意味がわからないのですが…」 女王「…何もしらないみたいだね。」 その後、<アリス>は 女王の城では、学校に通うのに家が遠い人や保護者に何か問題がある人たちに 部屋を貸し出しているということを聞かされました。 いわゆる「寮」です。 ヤマネは<帽子屋>と<三月ウサギ>の毎日のような茶会にうんざりして、 こっそりと女王の元へ入寮希望の書類を送っていたのでした。 <アリス>は何だか拍子抜けで、がくんと肩を落としながら城の外へ出ました。 何だか賑やかな声がするので、城の庭を除いてみると、 そこにはさっき会った人がみな勢ぞろいしていました。 城の前であった<いもむし>はもちろんのこと、森の中で<アリス>を騙した<猫>、 <帽子屋>も<三月ウサギ>も そして今しがた会ったばかりの<女王>や<エース>も降りてきていました。 時計「えーこれから、寮のお茶会をはじめまーす」 声のするほうをみると、そこには<アリス>が追いかけていた<時計>が マイクを握って司会をつとめていました。 賑やかにお茶会を楽しむ彼らの姿をみて、 <アリス>は学校のみんなが恋しくなりました。 何で俺はこんな不思議な場所にいるんだろう? 俺はここから元の場所に帰れるんだろうか? 悩んでいると、後ろから肩を叩かれました。 振り返ると何だかよくわからない鈍器で頭をなぐられました。 あぁ俺はこのよくわからない世界でよくわからないまま よくわからない人に頭を殴られて死んでしまうんだ… あまりにも急すぎる展開に驚く暇もなく、 <アリス>の意識は遠のいていきます。 そんなのは嫌だ… またみんなに会いたかったなー… <時計>「おい、<アリス>、<アリス>起きろよ!」 <アリス>「へ?」 <猫>「やっと起きたぜこいつ…」 <いもむし>「今日の夜ご飯は俺がつくる!!って言い張ってたのに忘れたのか?」 <帽子屋>「みんなお前の飯待ってるんだぜ?早く準備しろよー!」 <アリス>「…俺、寝てたの?」 <女王>「はい、早く立って。」 <アリス>「え?あ、うん…」 <三月ウサギ>「待たせてごめんなさい、とかないの?」 <アリス>「は?」 <女王>「礼儀がなってないなあ…」 <アリス>「えええ?!」 <女王>「…何?」 <アリス>「…なんでもない…」 <アリス>は、寮の玄関のまん前で寝ていたのです。 目が覚めると、<アリス>を囲むように寮のみんなが立っていました。 立ち上がると、先ほどまでオレンジ色だった空は少し暗くなってはいるものの まだ夕暮れ時。 寝ていたのはほんの数分だったようです。 普段は鈴宮さんが用意してくれている夕食を、今日は<アリス>が作る!と豪語していたのを すっかり忘れ、眠りこくっていたのでした。 周りの皆を見ると、呆れながらも笑顔で<アリス>を起してくれたようです。 無事不思議な世界から帰ってこれたこと、またみんなに会えたことを、 <アリス>はとても嬉しく感じました。 <アリス>「よし、じゃあみんなで夜ごはんだ!」 <エース>「いいから早く作りなよ…」 <アリス>「…ごめん;」 <アリス>が見た夢は蝶が見せた夢だったのでしょうか。 綺麗な夕陽を浴びて、今日もまた蝶獄館の一日は終わっていくのでした。 ちゃんちゃん♪ もうノーコメントで頼むよorz  書き終わった時間 30日9時9分← 締め切りオーバーorz