答弁(知事)
 現在、県内で事業が進められている新東名高速道路の計画には、山北町にインターチェンジの設置の予定はございませんが、首都圏への利便性の向上や観光振興の観点から、県としても、設置の必要性は認識しております。
 しかし、スマートインターチェンジの設置要件として、インターチェンジの管理費を、新たに生み出される料金収入で賄う必要などがありますし、また、山北町域は、山間部で、地形的な制約も多いという課題もございます。インターチェンジ設置に向けた検討は、地元の山北町が主体となって進めており、県といたしましても、引き続き、技術的な支援を行うとともに、国や高速道路会社などとの調整に努めてまいります。
 次に、都市計画道路和田河原開成大井線について。この路線は、南足柄市、開成町及び大井町を結ぶ広域的な幹線道路で、東名高速道路の大井松田インターチェンジへのアクセスが強化されるとともに、地域の活性化などに重要な役割を担う路線であると認識しています。
 この路線のうち、現在、(仮称)酒匂川2号橋を含む延長約1kmについて、平成26年度の供用を目標に整備を進めております。今後、小田急線との立体交差などの大規模な工事もありますが、作業工程の短縮などに努め、1年でも早く供用開始できるよう、全力で取り組んでまいります。
 また、酒匂川2号橋から東側への延伸について。この区間では、地元の大井町が用地の一部を先行取得しており、今年度予定しております「かながわのみちづくり計画」の見直し作業の中で、位置づけを検討してまいります。
要 望(杉本とおる県議)
 広域幹線道路の問題でございますけれど、観光という視点から考えますと、山静神全体に至って来ますけれども、やはり、神奈川が一体化した拠点づくりを形成することが必要だろうというふうに思います。
 その中で、2つの道路について質問させていただきましたが、併せて私は箱根と南足柄の連絡道、今、5つのルートが出ておりますけども、早期にルート決定をしていただきまして、一体感の持てる県西地域の観光というものを考えた時に、早期の実現がどうしても必要だろうと思います。
 また、地元の1市6町で議員連盟まで作りまして、こういう取組みをしております。これは、地元の熱い期待を大変ひしひしと、私も感じているところでございますので、どうぞ、早期にその実現に向けても取り組んでいただきますようお願い申し上げます。