答弁(黒岩知事) |
次に、静岡県の河川の復旧工事の状況について、でございます。 静岡県内では、台風第9号による記録的な大雨により、酒匂川水系の野沢川や須川など、河川、砂防施設で100箇所が被災しました。 静岡県では、緊急的に、河川に流れ出た土砂を取り除く応急復旧工事に着手しましたが、工事による濁水は、本県にも影響がありますので、平成22年11月に「酒匂川水系連絡会」を設置し、復旧工事の状況把握など、静岡県との情報の共有を図ってまいりました。 静岡県の復旧工事の状況ですが、既に、被災した100箇所全ての工事を発注し、5月には、全体の8割以上が工事に着手し、これまでに、17箇所が完了しております。 静岡県では、発注者と施工業者などの工事関係者による安全対策協議会を設け、工事の安全や行程を調整するほか、濁りの対策として、作業場に仮説の水路や沈砂池を設け、濁りの原因となる掘削土砂が下流に流れないような工夫を行っています。 このように、静岡県では、工事により発注する濁りの軽減に配慮しながら、1日も早い復旧に努めているところであり、今後、工事が一層本格化してまいりますので、引き続き、「酒匂川水系連絡会」の場などを通じ、河川の濁りや復旧工事の進捗など、状況の把握に努めてまいります。 |