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50MHz 5el アンテナの新設 2003.9.27(Sat

新設することになった50MHz、5エレ八木(クリエートデザイン CL6A)の設営作業が始まりました。実は当初、アンテナはWARCバンド用の逆V型ダイポールを上げようと思っていたのですが、タワーの基部支柱が曲がってしまっていたことから、すっかりビビッてしまい、急遽、より軽量な50MHzアンテナを上げることに変更したのです。今回も、JA8JCR松田OMとJL8APA中鉢OMが駆けつけてくれました。よろしくお願いします。ということで、午後2:00から作業開始です。私が車庫で50MHzのアンテナを組み立てている間に、JCRとAPAが屋根に昇り、前回タワーメンテナンス時に発見した曲がったルーフタワーの基部支柱の交換(写真左)をしてくれました。写真右は車庫内で部分組立てを終えた50MHz八木アンテナのブームとエレメントです。アンテナは、この状態で屋根の上にあげ、最終組み立てをおこないました。

写真左は、JCRが屋根の上で、アンテナの最終組み立て作業をしている様子です。ほとんど組みあがっているため、あとはエレメントをブームに取り付けるだけです。・・・と私は思っていました。しかし結構これが厄介な作業でした。エレメントの間をマニュアルに書かれている寸法にするため、メジャーで測りながら位置を決めていき、同時にエレメントの中心ポイントも決めていかなければなりません。さらに5本のエレメントがすべて水平になるよう、微妙な調整が必要です。JCRもAPAもこの辺は経験豊かで、ほどなくしっかり組みあがりました。組み立て中、ハプニングもありました。エレメントとブームはアルミ製のUボルトで固定しますが、エレメントの水平調整のため、Uボルトを緩めたり締めたりして微調整しているうちに、ボルト部とナット部が融着して、いっちもさっちもナットが回らなくなってしまったのです。幸い、ナットが多少深い位置で融着したので、Uボルトのもう片方のナットを締めあげて、なんとか固定することができました。右の写真は、組み立てが完了したアンテナを、JCRとAPAがタワー上のマストに取り付けている様子です。

JCRもAPAもタワー(ルーフタワーではなく本物の地上建設タワー)のオーナーです。私のルーフタワーなど高いうちに入らないらしく、デジカメを向けるとVサイン(写真左)をする余裕です。正直に告白しますが、実は、今回の一連の作業で、私はいつも下でウロウロしていました。アマチュア無線をやってはいますが、高いところは苦手です。一度一人で、マストに足場ステップを取り付けて、ソロソロ昇ってみたことがあります。タワーの頂上に立つことは簡単にできましたが、足場ステップでマストを昇り始めたところ、少し風が吹いただけで、ユ〜ラ、ユ〜ラとマストがしなり、強度の恐怖を感じて、こりゃだめだ!と、あきらめて、早々に降りてしまいました。話がそれましたが、おかげさまでしっかりアンテナ設営(写真右)が完了しました。ちょっと見えにくいですが、下から318-40/HF・3エレ4バンド八木アンテナ、その上が今回設営した、CL6A/50MHz・5エレ八木アンテナ、マストトップにGP-9M/145/435MHz・GPアンテナです。

作業を終えて

今回もJA8JCR松田OM(写真中央)、JL8APA中鉢OM(写真右)に大変お世話になりました。私、JA8EIU(写真左)はというと、もっぱら下のほうでウロウロ、チョロチョロと、作業をしているフリをしていました。すいません(ポリポリ)。今回、タワーメンテナンスを行ったおかげで、安心してQRVできる設備にリニューアルすることができました。さらに50MHzアンテナの新設で、アマチュア無線をより幅広くエンジョイできる環境になりました。夏場のコンディション上昇が楽しみです。貴重な休暇を犠牲にし、お手伝いしていただいた両氏にお礼申しあげます。
 2003.10.1
TNX JA8JCR & JL8APA