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冬の低気圧・アンテナがポキリ 2004.12.05(Sun

2004年12月5日、低気圧が接近、北海道内は大荒れの天候になった。札幌では湿った雪がなんと42cmも降った。昨日、親戚の法事で函館に出向いて一泊し、この日、21時過ぎ、自宅に帰ってきた。札幌市内の道路は除雪が追いつかなかったのか、いたるところ雪の固まりだらけで、まるでラクダの背こぶ状態。車に乗っているというよりも、ロディオの暴れ馬に乗っているような感じで、ヨタヨタしながら、なんとか我が家にたどり着いたのだ。着雪警報がでているのをカーラジオで聞いていたため、おそるおそるルーフタワー上のアンテナを見上げる。雪がエレメント全体に団子状に付着しており、特にHFアンテナ(381-40)のエレメントはヤジローベー状にひどく垂れ下がっている。エレメントのみならずブームも湾曲しているのが確認された。かなりヤバイ雰囲気。けれども折損箇所はなく、雪も小降りになってきたため、多分大丈夫だろうということで、この日はこのままにしておくことにした。翌12月6日朝、再度目視点検のため外へ出てみると、ドヒャー・・・。HFアンテナ(381-40)のラジエーターエレメント付け根(片側)部分がポッキリ折れて、ほぼ垂直におじぎをしているのだ。大ショック!!(写真は、これでも雪が大部分落ちた状態)

これは一大事。とりあえずデジカメに300mmのズームレンズを取り付けて折損箇所を確認すると、エレメントが折れているのではなく、マストクランプが破損し、あおりを受けてインシュレータも折損していることがわかった。(写真左) 恐るべし、雪の威力。このままにしておくわけにもいかず、雪の積もった屋根にオッチラエッチラあがり、さらにルーフタワーをよじ登って、かじかんだ手をハーハーしながら左右のラジエーターエレメントを取り外した。(写真右) もちろん手持ち部品などあるわけがなく、今日の作業ははとりあえずここまで。下から見上げたアンテナは、前歯が抜けたおじいさんのようで、さえない感じ。近くのハムショップに走り、部品調達。クロスマウントは中古品があったため、安くわけてもらい、インシュレーターはメーカー発注で数日待ちとなった。

写真は破損した381-40のクロスマウントとインシュレーター。インシュレーターは塩ビなので折れても不思議はないが、クロスマウントが破損するとは・・・。あらためて雪の威力を思い知った。着雪の重量よるアンテナ被害は、アルミパイプが先に曲がってしまうとばかり思っていたので意外な結果だった。部品がそろい次第、修理することにしたが、また雪の屋根に上がるのは億劫だな〜。でも春を待つには長過ぎるし・・・。やっぱり意を決して修理することにしよう。

<<修理>> 2004年12月11日、ハムショップから部品入荷連絡があった。翌12月12日(日曜日)、快晴、無風、絶好の修理日和。ショップから部品を受け取り早速修理にとりかかる。工具をそろえ屋根にあがってみると雪はほとんど融けていてトタンが表出していた。これは作業がしやすい。ラッキー! 12:30修理開始。まず屋根上での作業。左右のラジエーターをインシュレーターでつなぎ、クロスマウントを取り付ける。これをルーフタワーに立てかけておいて、私がルーフタワーに昇る。立てかけておいたラジエーターを少しずつ引き上げ、クロスマウント部をブーム上にのせる。水平を確認しながらUボルトで固定。あとは給電部を紙やすりで清掃、導電グリスの塗布、給電線を取り付けて、14:40修理完了。と、こう書くと簡単そのものなのだが、なにしろ一人作業なので結構大変だった。アンテナアナライザ(BR-200)でチェックしたところ各バンドとも正常値を示した。