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2008.6.26 木曜日(旅の2日目)
ナイアガラフォールズ〜トロント〜カルガリ〜キャンモア


ナイアガラの滝
ナイアガラの滝は北米5大湖のエリー湖とオンタリオ湖を結ぶナイアガラ川の中途にあります。ナイアガラ川はゴート島により左右に分かれ、一方の流れはアメリカ滝、もう一方の流れはカナダ滝となって落水しています。

腹ごしらえと出会い
昨夜、ライトアップされたナイアガラの滝を見学したことで就寝が遅くなり少々寝不足気味です。7時過ぎ、まずは腹ごしらえということでホテル内のレストランへ直行。ツアー参加の皆さんのなかで最初に知り合った3人組お嬢さんと同席し楽しく朝食をいただきました。私達とこのお嬢さん達とは特に縁が深かったようで、旅行中の食事では何度も同席させていただきました。軽妙快活な会話は私達を大いに楽しませてくれました。また義父のことを”おじいちゃん”と親しみを込めて呼び、冗談などを交えながら笑顔で心遣うとてもやさしい3人さんでした。8:25、ホテルを出発、ナイアガラの滝へ向かいました。


テーブルロック
現地ガイドさんから「吸い込まれそうになるので気をつけるように!」と脅しを受け、テーブルロックと呼ばれるカナダ滝を上から見るスポットへ行きました。これが脅しでもなんでもなく本当に目まいを覚え吸い込まれそうな錯覚に襲われたのです。目前に広々としたナイアガラ川が流れています。広大な水面が突然なくなってる! 消えた水面は轟音とともに一気に53m下方に落水しているのです。お〜こわ〜。馬蹄形をした滝の幅は671mもあるそうです。日本の細い滝を下方から優雅に見上げていた者にとってこの光景は恐怖そのものでした。自身は安全な場所にいるのに、「もしこの川にボートを漕ぎ出し戻れなくなったら・・・」などと、しなくでもいい状況をイメージし、ビビッてしまいました。

平気な顔   ビビッてる 水面が突然なくなって・・・
轟音とともに・・・ 落水!! おお、こわ〜 彼方にアメリカ滝が見えます

滝の裏側へ
テーブルロックのジャニー・ビハインド・ザ・フォールズ(JBF)内で黄色いカッパを受け取り装着、エレベーターで降下します。ドアが開くと細長いトンネルが直線状に延びていました。濡れた床面に注意しながら進んで行くと更に直径3m程の横穴が掘られ、腹に響くような落水音・・・。恐るおそる柵があるところまで近づいてみます。おおっ滝の裏だ〜。大量の水が、しぶきを伴いながら轟音をたて狂ったように落水しています。もちろん滝の向こう側は何も見えません。しぶきは容赦なくトンネル内にも入ってきて、たちまちカッパはビショビショ。滝裏の落水を見る横穴は2ヶ所ありました。これだけで終わりかよ・・・と思いながらトンネルをUターンして戻りはじめると、「滝の脇に出られるよ。」とツアー仲間の人が教えてくれました。どれどれと教えられた階段を下って行くとポッカリと外界に出て小さな展望台があります。遠くにはアメリカ滝が眺望でき、滝つぼ見学の観光船”霧の乙女号”も見えていました。この場所もかなりのしぶきが舞い、変だなと後ろを振り返ると、ドヒャー・・・すぐ脇が巨大な滝の落下場所だったのです。まるで頭上に覆いかぶるように落水しており、圧迫感さえ感じます。思わず「おいおい、大丈夫かよ〜。」

滝裏の横穴(ウフフッ 似合う? 泥棒だよ!) ドドドドド〜ッ・すざましい滝裏の落水 頭上から水が落ちてくる〜
なんか怖くない? → 怖いよ! 滝脇の展望台・レンズにも水滴が・・・ ”霧の乙女号”も見えました

霧の乙女号
最後は観光遊覧船"霧の乙女号(Maid of the Mist)"に乗り滝を見学します。テーブルロックから下流の乗船場へバスで移動。ここでしぶき避けの青いカッパが配られ乗船開始です。船は屋根がある部分とデッキ部分の2層構造ですが我々は迷わずしぶきをまともにかぶるのを覚悟でデッキの方へ上がりました。カッパを着ていても足元はグショグショに濡れると聞いていたのでズボンの裾もまくりあげ準備完了! こうなると遊覧というよりも冒険ですね。船はエンジン音も高らかに離岸し、上流のカナダ滝に向け出発しました。まずアメリカ滝の横を通過します。この滝は本流の滝の右横に支流から落水するブライダルベール滝と呼ばれる細い滝があります。(細いといっても幅が15mもある巨大な滝ですが・・・。) よく見るとその滝つぼ付近にやぐらで支えられた遊歩道があり、黄色いカッパを身に着けた人がたくさん歩いていました。あのやぐらが崩れたら・・・お〜こわ〜。船はカナダ滝に近づいてきました。だんだん水しぶきが強くなってきます。カメラは撮影時のみ取り出し、終わるとすばやくカッパの中に引き込みしぶきから守ります。落水面は目の前に迫っています。おいおい、まだ近づくのかよ〜。少しビビり始めたころ船は滝つぼに到着しました。テーブルロックの上から見下ろした滝も迫力がありましたが、轟音とともに大量の水しぶき舞い上げている滝を下から見上げるのも迫力満点です。それにしてもデカイなぁ。こりゃ華厳の滝よりだいぶデカイわ・・・。(^^;  しばし滝つぼに停泊していた船はUターンし、無事、元の乗船場に戻りました。みんなビショ濡れ!

完全武装・さあ行くわよ〜 アメリカ滝を見ながら進む ブライダルベールの滝つぼ・黄色いのは人だよ
カナダ滝に近づく・容赦なく水しぶきが・・・ 滝つぼに到着・ドヒャ〜デカ〜イ! 哀れビショ濡れ・メークも台無し (^^;

ワールプール
滝の下流にワールプールと呼ばれるスポットがあります。ナイアガラ川の流れが対岸の岩壁に遮られ、ほぼ直角にカーブし谷あいに下っていきます。カーブ手前では渦を伴った複雑な流れが見られ、水面がモコモコと湧き出ているようなところもあります。渦の上を横断するようにエアロ・カーと呼ばれるケーブルカーがあり対岸に渡ることができますが、対岸側で降りることはできずUターンして戻ってくるのみとのことでした。このケーブルカーは1916年、スペイン人により設計されたそうです。・・・と聞いて、乗りたくないなあ〜。あまりの古さにプッツン・ポッチャンてなことになりそうで・・・。まあ、キチンと整備されていてそんなヤバイことにはならないとは思いますが・・・。ちなみにツアー行程ではエアロ・カーに乗ることになっていなかったので一安心。ここは眺めるだけで十分です。

クイーンビクトリア公園
車窓からクイーンビクトリア公園を眺めながら花時計がある写真スポットで下車しました。芝生が短く刈り込まれ、花壇なんかもあってなかなかいいところです。ビクトリア女王にちなんでつけられた公園名だそうですから、かなり古い公園なんですね。直径12m余りの大きな花時計の前で記念写真をパチリ。この時計の動力はナイアガラ川の落差を利用した発電所からの電気を受けモーターで動かしているそうです。毎正時と15分ごとに鐘が鳴るというので11時15分の時刻を固唾を呑んで待っていると"ガ〜ン"と一発だけ鐘が鳴り響き、みんなズッコケてしまいました。裏側に回ると、時計を動かしているモーターなど、文字どおり時計仕掛けを見ることができる小部屋が開放されています。壁には1950年以降、歴代の花時計の写真が掲げられていました。デザインは毎年変わるそうですよ。

滝を眺めながら昼食
昼食はホテル・クラウンプラザのスカイラウンジレストランで3人組お嬢さんと一緒にいただきました。予約の席もアメリカ滝・カナダ滝が一望でるベストな場所でご機嫌。バイキング方式だったので肉が苦手なカミさんも好きなものをチョイスできシッカリ栄養補給ができたようです。半日かけてタップリ堪能してきたナイアガラの滝もここが見納め。午後は、バス〜飛行機〜バスと乗り継ぎカナダ西部のキャンモアまで移動します。

トロントからカルガリーへ
ナイアガラの滝に別れを告げバスで約2時間、トロント空港に到着しました。例によって厳しいセキュリティチェックを受け出発ゲートへ。時間待ちをしたあと17:00、エアーカナダ(AC133便)でカルガリーに向け出発しました。それにしてもカナダは広いです。トロントとカルガリーの時差は3時間もあります。機内で腕時計やカメラの内臓時計を3時間戻し到着準備完了! カルガリーのローカル時間19:20に到着しましたが飛行機で5時間20分程かかったことになります。空港では、いかにもカナダっぽい、でかいヒゲ爺さんの顔のお出迎えがありました。v(^^;

カルガリーからキャンモアへ
カルガリーからキャンモアまで高速道路に乗り、約1時間30分(距離120km)のバス移動です。カルガリー郊外に出ると小高い丘陵に造られたジャンプ台が見えてきました。1988年2月に開催された冬季オリンピック大会で使用されたジャンプ台です。カルガリー周辺は高い山がないためジャンプ台も鉄骨やぐらで滑走面をが作られていました。(ちなみに2010年の冬季オリンピックはバンクーバーで開催されます。) なだらかに続く丘陵地帯を過ぎキャンモアに近づくと、ところどころに雪を抱いたスリーシスターズという岩山が見えてきます。3つの頂が連なる山々は夕日を受け茜色に染まっていました。スリーシスターズという名は、3人姉妹という意味ではなく、3人の修道女という意味だそうです。21:30、キャンモアのホテル(写真はカード型ルームキー)に到着。人口約9,000人のこの街は比較的新しく、カナディアンロッキーの入り口に位置していることから、観光客の宿泊地として知られるようになってきました。土地も安く自然に恵まれているため最近では一般住宅も増えているそうです。明日は、カナディアン・ロッキー、コロンビア大氷原、バンフなどを一日かけて観光し、再びキャンモアの街に戻ってきます。