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ぷろろーぐ

エジプト・EGYPT・埃及・・・・現在の正式国名はエジプト・アラブ共和国という。
5,000年も前に統一国家を形成し、古代文明発祥の地となったエジプトは、
私にとって一度は訪れてみたい神秘の国であった。
かつて歴史や社会科で学んだ4大文明の中でも
エジプト文明が飛びぬけて、私の脳裏に焼き付いているのだ。
独特の建造物もさることながら、そこに刻まれているレリーフやヒエログリフ、
彫刻物、あるいはミイラに代表される埋葬文化やその副葬品の数々が子供心にも
好奇心をくすぐられる十分な不思議さを備えていた。
なにしろ、5,000年前といえば日本の縄文時代なのだ。
この偉大な文明を育んだ古代エジプト人とは、いったいどんな人々だったのか。
そして現在のエジプトはどんな国なのか。
子供の頃から持ち続けていたエジプト旅行の夢が実現する。

2000.7.10 月曜日(旅の1日目)
関西空港〜カイロ


関西空港からエジプトへ
海外旅行は今回で4度目だが、いざ出発の当日はいつもワクワク気分だ。13:55、エジプト航空MS863便は一路カイロにむけ関西空港を離陸した。約12時間のフライトである。機中はいつも退屈だが、この時間を利用してエジプトの情報などをガイドブックで確認しておこう。エジプトは北東アフリカ大陸に位置し、その97%が砂漠地帯である。砂漠の中を世界最長の大河、ナイルが南から北へ流れ地中海に注ぎこむ。緑地帯はこのナイル川流域に沿った細長い土地と、下流域の三角州、デルタ地帯のみだ。緑地帯が極端に少ないように感じるが、その面積は日本の国土とほぼ同じというから、いかにエジプトの国土が広大かがわかる。人口は約6,000万人でそのうち1,600万人以上が首都カイロに居住する。一部コプト教徒も居住しているものの、ほとんどがイスラム教徒だ。

綿花、穀物、サトウキビなどの農産物に富んでいる。古代遺跡を活用した観光事業も盛んだ。ただ農業と観光以外これといった産業もなく市井の生活は相当厳しいようだ。今回の旅行はカイロを起点にルクソール、アスワン、アブシンベルと南下しエジプトを縦断する。季節がら気温も45度以上を覚悟しなければならない。

カイロ到着
さて、ガイドブックを読んだり、映画をみたり、食事をしたり、
グーグー眠ったりしながら時間をつぶし、機は現地時間20:35、
カイロ国際空港に無事、到着した。
日本との時差は6時間(サマータイム)なので12時間40分の長旅だった。
入国手続きを終えて、冷房のきいた空港から外界に出ると、予想どおり暑い!!
こりゃ間違いなく35度以上はあるぞ!!
空港を出ると、すでに21時過ぎだというのに、大勢のスカーフをかぶったおばちゃんや、
立派な髭をたくわえたおじちゃん連中が、大声で我々に向かってなにやらわめいている。
アラビヤ語で何を言っているのかさっぱりわからないが、多分、ホテルの呼び込み屋
さんか? これに車のエンジン音やクラクションなどが加わり、呆れるほどの喧騒だ。
21:40、迎えのバスで空港を出発。途中の道筋は人でごったがえしていた。
聞くところによると、エジプトでは昼間は暑いのであまり行動せず、日が陰ってから
一斉に街へくりだすらしい。カイロ市内のホテルに到着したのは
22:40だった。ようやく着いたぞ!