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2008.2.1 金曜日(旅の2日目)
ミラノ〜ベネチア〜メストレ(メネチア)


ミラノ
今日からいよいよ観光開始。スタートはミラノです。本来ならミラノ観光といきたいところですが今回のツアーはミラノ観光はありません。8:00、ホテル出発。ミラノにはサンタ・マリア・デレ・グラッツェ教会にあるダ・ビンチのフレスコ画・最後の晩餐やドゥオモ・スカラ座・など見所はタップリありますが素通りです。車窓にミラノの街並みを見ながらバスで一路ベネチアに向かいました。

ヴァポレット(水上バス)
バスで約4時間、一直線の長いリベルタ橋を渡り、ベネチアの駐車場に到着しました。ここから先の移動はヴァポレットと呼ばれる水上バスです。目指すのはカーニバルが行われるサン・マルコ広場。少し波が立ったアドリア海を進むと大鐘楼を伴ったドゥカール宮殿が見えてきました。ふと9年前に義父と二人で訪れたときの記憶が蘇ります。なにひとつ変わっていない風景を眼前に感慨深いものを感じました。時が経つのは早いなぁ・・・。カミさんと娘たちは初めて見る風景です。

イカ墨パスタ
11:40、水上バスはサン・マルコ広場近くの桟橋に到着。ブラブラ歩いてサン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿を横目に昼食のレストランへ。メニューは名物のイカ墨パスタ。真っ黒なパスタの見栄えはよくありませんが、これが結構美味。日本人の口によくあいます。・・・が・・・食後はお歯黒状態になりますので要注意!!

サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿
腹ごしらえのあと、夕方のカーニバルまでの時間を利用して、サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿の入場見学をしました。宮殿は共和国時代の官邸でベネチア派の絵画や肖像などが展示されています。サンマルコ広場へ出るとハトが群れをなして観光客の周りに寄ってきます。9年前に訪れてときは、ハトのエサ売りおじさんがいましたが、ハトが増えすぎたためエサを与えることはご法度になり、エサ売りおじさんも廃業です。広場近くのベネチアングラス工房に立ち寄り、職人があっという間に見事なガラスの馬を製作するのを見学し、グラス製品の販売店内に案内されましたが何も買わずにそこそこに退散しました。

カーニバル
ゴンドラ乗り場までサン・マルコ広場を横切るように歩いていると、中世の豪奢な衣装を身に纏い、飾りのついた帽子と妖艶な仮面(マスケラ)をつけ仮装した人々があちこちで行き交っています。カーニバルというと賑やかで喧騒な風景を思い浮かべますが、ベネチアのカーニバルはこのような装束をした人々がただゆっくりと徘徊しているのみです。ところがこの様相がベネチアの古い石造りの建物にシックリと溶け込み、幻想的な雰囲気を醸しだし実にいいのです。一緒に写真を取らせてもらうため仮面さんに近づくと無言でポーズをとってくれます。行き交う姿もゆっくりで、まるでスローモーションを見ているかのようです。広場にはあちこちに仮面屋さんの屋台が出ています。実際に顔に装着するものから陶器やセラミックでできたインテリア用など大小さまざまな仮面が売られていました。顔型のはヴォルト、目だけを隠すのはコロンビーナというんだそうです。ところで究極の仮面はフェイス・ペインティングでしょう。現地の若者たちが、まるで仮面をつけたかのようなデザインを(有料ですが・・・)水彩絵具で直接顔面に描いてくれます。ツアー仲間のおねえちゃんも描いてもらっていましたが、とっても素敵でしたよ。幻想的な光景を30分程楽しみゴンドラ遊覧の時間が近づいてきたのでサン・マルコ広場の乗り場に向かいました。


どこから出てくるのか仮面(マスケラ)を付けたマント風衣装の人たちがあちこちに現れます。
仮面を売る店もたくさん出ていました。
       
             


ゴンドラ遊覧
アドリア海に面したサン・マルコ広場のゴンドラ乗り場で乗船。我々家族4名とツアー仲間のご夫妻2名の6名で一艘のゴンドラに乗ります。漕ぎ手が1本の長い艪を巧みにあやつり離岸しました。今日のアドリア海は少々波が高くゴンドラは左右に激しくローリングし娘たちはキャーキャー悲鳴をあげていましたが、運河に入りさらに細い水路に入るともう波はなく艪のきしみ音と、漕ぎ手が吹く口笛だけの静寂な世界に一変します。舟は古い石造りの建物の間を縫うようにユックリと進み、有名なため息橋や、運河に架けられたいくつもの橋をくぐり抜けていきます。すでに太陽は沈み、暮れた両岸の建物からはやわらかい灯があちこちでともされていてとてもロマンチックは風情です。約40分ほどのゴンドラ遊覧を終え元の乗船所にもどりました。
イタリア人とコーヒー
イタリアで"コーヒー"といって注文するとエスプレッソが出てくるといわれます。おもちゃのようなちっちゃなコーヒーカップに入れられたドロリとした舌感の甘いコーヒーです。毛むくじゃらのごつい手でちっちゃなコーヒーカップをつまんでいる巨漢おじさんの姿はユーモラスで可愛くも見えます。エスプレッソは飲むというよりは、少量を口に含みコーヒーのコクの深さをゆっくり味わうといったほうが正確なようです。日本ではコーヒーを飲んだ後、口中をすすぎ洗うように水を飲む人が大半ですが、イタリアでは水を飲む人は少ないそうです。コーヒーの味覚を口中に残して余韻楽しむためです。ところでカプチーノというコーヒーがありますが、これはエスプレッソに泡立てたミルクを加えたものです。エスプレッソをベースに作られるコーヒはほかにフレーバーシロップを加えたカフェラテやチョコレートシロップを加えたカフェモカなどがあります。とにかくイタリアはコーヒー大好き人間が多いようです。今夜は夕食でいただいたエスプレッソの余韻を残しつつメストレ(ベネチア)で一泊します。
【本日の走行距離:281Km、累計走行距離:281Km】