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1998.11.14 土曜日(旅の9日目)
アテネ


グッスリ熟睡し体力も回復。
きょうは一日、エーゲ海ミニクルーズだ。
ポロス、イドラ、エギナの3島に立ち寄る。
紺碧の海を存分に楽しもう。

エーゲ海クルーズ
朝、クルーズ船ヘルメス号の停泊するアテネ近郊、ピレウス港に到着。これからエーゲ海のミニクルーズを楽しむ。今回の旅行の目玉のひとつだ。紺碧の海は本当だった。エーゲ海は、とにかく青い青い海だ。ふりそそぐ太陽をいっぱい浴びながら、優雅な船旅をゆっくり楽しもう。島にひっそり残る古代遺跡も見られる。

紺碧のエーゲ海
出航してからずっとデッキに出ていた。こんな、すばらしい海があるのに、船室にこもっていては損だ。白い椅子に腰をおろし、遠くの島々を眺めながらのクルーズは最高だ。仕事のことも、浮世の悩みも、なにもかも忘れ、紺碧の海の上で、ただボンヤリと過ごすことの贅沢さ。船は単調なエンジン音を響かせながら進む。

ポロス島
最初の寄港地はポロス島。下船時、ガイドがこの船の出航時間を示した時計の傍で、遅れないで戻るよう、何度も次の出航時間を叫んでいた。写真では、11:20が出航時間ということになる。その間は自由時間だ。さっそくポロス島の観光に出かけた。

タベルナ
ポロスとはギリシア語で狭い通過点という意味だそうだ。ペロポネソス半島との距離はわずか400mしかない。島へ上陸するとホテルや土産屋が軒をならべている。やはり観光が主産業のようだ。結構賑わっている。とはいっても、我々観光客がドッと島に上陸したのだから、賑わっているのはあたりまえか? ギリシア語でタベルナといわれるレストランも多い。港町らしく魚介類の料理がおいしいそうだ。それにしてもレストランのことをタベルナ(食べるな)と呼ぶとは・・・・?

丘の上の時計台
港の正面の階段を登って丘の上にいってみると、白い時計台がたっている。岩のゴツゴツした場所だが、ここからみる景色はバツグン。ペネポネソス半島が目の前に広がる。しばらく美しい景色を堪能したあと、階段を下り始める。この階段の両側は、民家が建っていて、軒先のようなところで土産ものを売っている家もある。おばさんの売り場で、キーホルダを見つけ値段交渉をしたが、ガンとして負けない。とうとう根負けして、言い値で買ってしまった。ま、安いものなのでこれでいいか。ギリシア商人は、けっこうシブトイぞ!

お友達
ポロス島の見学を終え船に戻る。予定通り11:20、出航。次の寄港地、イドラ島に向かう。船上でイタリアからの、おじさん観光客とすっかり友達になった。イタリア人は、親日派が多い。というのも第2次世界大戦時、日独伊三国同盟が組まれ一緒に連合国側と戦った仲間意識があるようだ。中央の赤ら顔のおじさんは、盛んに戦争武勇伝を話していた。

イドラ島
イドラ島に到着。例によって下船時、ガイドが次の出航時間を案内している。出航時間は14:00だ。それまで自由時間。イドラ島は18〜19世紀、海上交易で栄えたところだ。今の人口は往時の10分に1だそうだ。いまは観光の島になっている。曲がりくねった迷路のような石段と、白い路地が続く。18〜19世紀に建てられた船長たちの家は、ミリの丘に集まっており、どの家も海賊の襲来に備え城壁をもっている。もちろん、いまは海賊などはいず、平和な島だ。

ロバ
上陸してまず目につくのはロバだ。というのも、島内は車が禁止されているので、交通手段としてロバが活躍している。もっとも車を入れても、石段ばかりの島内では使い物にならないのかもしれない。ロバは身体が小さく、石段などは、いとも簡単登っていくので、荷運びには最適な動物なのだ。馬では、でかすぎる。ロバのやさしい目が印象的だった。

港町
イドラ島は美しい島だ。19世紀、船長たちはこの島に”リトル・イングランド”のニックネームをつけていた。港の近傍には聖母マリア修道院の大聖堂が建つ。山の斜面に、石造りの白い家々が大聖堂を囲むように密集して建っており、これだけでも絵になる。港には、大小の漁船やヨットがゆったり浮び、まるで時間が止まったようだ。住民がつくる、工芸品やアクセサリーを売る小さな店もあった。

船上のアトラクション
イドラ島を出航し、最後の島、エギナ島に向かう。船上では、ギリシアの民族音楽や舞踊のアトラクションが始まった。民族衣装を着けた男女が、テンポのいい音楽にあわせタップを踏む。乗客も手拍子をたたき、一緒になって楽しんでいた。

エギナ島
”ピレウスの目ざわり”と古代アテネ人に呼ばれた、エギナ島に上陸。島は、サロニコス湾の中央に浮ぶ。港には、おもちゃのような、白い小さな教会が建っている。イタリアの大教会を見てきたあとのせいか、このミニ教会は特にかわいらしく感じた。

太陽の恵み
果物いっぱいの船を発見。ここで売っているのか、運搬しているのか定かでないが、エーゲ海の太陽をいっぱいに浴びて実った果物だろう。おいしそ〜。

アフェア神殿
エギナ島には有名なアフェア神殿がある。オプショナルでアフェア神殿見学ツアーに参加した。・・・が、この観光バスがけっこうオンボロで・・・。ま、そんなことはいいとして、バスは30分程でアフェア神殿に到着。この神殿は女神アフェアを祭ったBC7〜6世紀のドリス様式の神殿だ。現在のものは500〜600年前に再建されたものだという。柱は大理石ではなく、石化岩で白く塗ってある。なかに、糸杉の木を芯にしているのが特徴だ。神殿からの帰り、驚いたことに、途中で地元の人や、小学生くらいの女の子やらがドカドカ、バスに乗り込んできた。このバスは観光バスと路線バスを兼ねているらしい。

ピレウス港に帰還
今日はエーゲ海のミニクルーズを楽しんだ。エーゲ海には大小3000の島がある。たった3島をめぐっただけだが、明るい太陽、紺碧の海、青い空、白い家並みを存分に楽しんだ。ギリシアならではの醍醐味だった。クルーズ船ヘルメス号は、日もとっぷりと暮れた20時過ぎ、ピレウス港に戻った。

21時、ピレウス港からホテルに戻る。
ギリシアには、わずか2泊の短い滞在だったが、存分に楽しんだ。
明日は、いよいよギリシアに別れをつげ、帰国の途につく。
ホテルで眠るのも今日が最後だ。