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2004.7.4 日曜日(旅の6日目)
グラナダ〜ミハス〜セビリア


グラナダ
ブエノス・ディアス!! グラナダの朝は爽やかな快晴。朝食の前に外に出てみる。ひんやり涼しい。何度も書くが涼しいのは朝だけ。もう、1時間もすると、気温はグングン上昇し、"アジー”ってな感じになる。グラナダはイベリア半島の南部に位置しているため暑さはなおさらだ。シエラ・ネバダ山脈に抱かれたこの街は、13世紀前半に築かれた最後のイスラム王朝、ナスル王国の首都でもあった。今でも、町のあちこちにイスラム時代の史跡がみられ、古都の面影を色濃く残している。現在は、グラナダ大学や王立音楽学校などを有する学園都市でもある。バルやカフェは、若者たちで賑わう人口約30万人の活気のある町なのだ。今日の行程はグラナダ旧市街の東に位置するアルハンブラ宮殿を見学後、白壁の街並みが美しいミハスを経由し、宿泊地セビリアに向かう。朝食をとってバスは、8:10分、ホテルを出発した。

アルハンブラ宮殿
8:30分、アルハンブラ宮殿到着。周囲を堅固な城壁で囲まれた宮殿は、イスラムのスペイン支配最後の牙城なのだ。1492年、カトリック軍によるレコンキスタ(国土回復運動)はこの宮殿開城により終わりを告げた。最初に王宮の傍らにあるカルロス5世宮殿を見学。グラナダがキリスト教徒の手に落ちた後に造られたためルネッサンス様式の建物だ。円形に建てられた二階層の柱が印象的だ。ここからアルハンブラ宮殿の中核をなす宮廷部分に入る。鍾乳石をモチーフにした丸天井や、アラビア語のコーランとアラベスク文様を細かく彫られた壁面など、贅を尽くした建築に驚嘆。有名なライオンの中庭や水鏡が美しいアラヤネスの中庭なども見学し、当時のイスラム王朝ナスル王国の繁栄ぶりをうかがうことができた。それにしても、この宮殿はナスル王国(1232-1492)以来、延々21代の王により造られたというからスゴイ!!

ヘネラリフェ庭園
アルハンブラ宮殿の見学を終え、小鳥の声などを聴きながらヘネラリフェ庭園に向かう。緑豊かな糸杉の並木道には、サルスベリ、ジャスミン、バラなどの花が咲いていてとてもきれいだ。ざくろの実もなっていたぞ。軽い上り坂をブラブラ20分ほど歩いて庭園に着く。ヘネラルフェとは”すべてを見つくすものの楽園”という意味で、14世紀に整備されたのだそうだ。あちこちに噴水や池が配置され、とても涼しげだ。庭園内にある夏の離宮からの眺めは絶景だった。眼下にアルハンブラ宮殿や、白い家並みが一望できる。緑と花の楽園を散策しながら、夾竹桃の花のトンネルを通り抜け、10:20分、庭園を出た。ここからはバスで移動だ。途中、木組みの民芸品などを売るみやげ物店に立ち寄る。カミさんはここでリヤドロ人形を購入して大満足。11:00分、バスはグラナダを離れ151km先のミハスへ向け出発した

ミハス
2時間ほど走り、13:00分、バスはミハスに到着した。とりあえずレストランで昼食だ。かなり長い階段を昇り、見晴らしのいいしゃれたレストランに入る。メニューはアスパラガスのクリームスープ、ローストチキン、フルーツにパン。カミさんはハーブティーを頼みご満悦の様子だ。腹ごしらえが終わったところで、自由行動。ミハスはなんといっても白い家並みが見ものだ。黄色いポスト(スペインのポストは黄色なのだ。)のある広場を集合場所に決め、ツアー仲間はめいめいに散策開始。名物ロバタクシーも木陰で客待ちしていてとてもノンビリムード。白い家並みが続くサンセバスチャン通りを散策しながら進む。なんとなくギリシアのような雰囲気だ。教会があったところでUターンし戻ることに・・・。ところが、いくら行っても黄色いポストが現れない。オイオイ迷っちゃたよ〜。近くにあったみやげ屋さんに入って道を聞くことに・・・。オー・ラッキー!! 日本人の女性店員さんがいたのだ。親切に教えてもらい、なんとか黄色いポストのある広場へ戻ることができた。こんな小さな町で迷うなよな〜。とまあ、ちょっとしたハプニングがあったが白い街並みを十分堪能し、15:25分、バスは今日の宿泊地、セビリアに向かった。16:45分、オリーブオイルなどを売るBAR(バル)で途中休憩。17:00再び出発。

フラメンコディナーショー
18:30分、セビリアのグラン・ホテル・ラール(GRAN HOTEL LAR)に到着。時間がない! チエックイン後、19:00分、あわただしくバスでフラメンコディナーショーに出発。ディナーショーは19:00分から始まるのだ。10分ほどで到着。会場ではちょうどショーが始まったばかりだった。情熱的なギターと歌、打ちならす手拍子、激しくステップを踏みカスタネットを手に踊るダンサー。今夜は本場のフラメンコを楽しみながらの夕食だ。メニューはクリームスープとステーキ、etc。スペインといえばやっぱりフラメンコを見なきゃ〜ね。舞台では、曲を変えダンサーが入れ替わりながら次々と踊りを披露していく。フラメンコは両手をあげたり、扇のように絡まらせたりする腕の動き(ブラソ)、踊り手の周りで歌や舞の合間に入れる手拍子(パルマス)、ときには激しくときには柔らかに舞台を打つ靴音(サパテアード)、絞り上げるような声で歌う歌(カンテ)の4要素から構成される楽譜のない即興芸術なのだ。スペインの南部に住んでいたロム族の伝統的な踊りが起源といわれ、最初はカンテとパルマスだけだった。これにギターが加わり、アンダルシア地方の民族舞踊と融合してフラメンコが生み出された。まさに芸術の域まで昇華したのだ。お店などでフラメンコを見せるようになったのは比較的新しく、19世紀後半ごろからだといわれる。いや〜、すばらしい!! 陶酔したような表情で舞う男女ペアの踊りは、なまら(←北海道弁で”すごく”の意)よかった。1時間半のフラメンコディナーショーを存分に満喫し、20:30分、会場を後にした。情熱的な踊りの余韻を感じながら、少し涼しくなったセビリアの街をホテルまで歩く。20:50分、ロビーで添乗員さんから明日の行程など説明があり、21:00部屋に戻る。”やっぱりここはスペインなんだな〜”と実感しつつ、ベッドにもぐり込んだのだった。

【本日の走行距離:351Km、累計走行距離:1,815Km】