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 ■塩湖■
中央アナトリアに位置する首都アンカラで一泊し、きょうからいよいよトルコを見てまわる。朝、アンカラのホテルを出発し50分ほどで、まず塩湖に到着。文字どおり塩の湖だ。最初見たとき、ずいぶん白い砂浜だな思ったが大間違い。ぜ〜んぶ、シオ!、しお!、塩だ〜!!駐車場から水際まで歩いていけるように一本の細い道がついているが、道を逸れるとたちまちズブズブと塩の中に足が埋まってしまう。湿った塩を手ですくってみると、キラキラ輝く、きれいな結晶まではっきり見えるではないか。水辺までかなり距離があるが、実は、この湖は真夏には干上がってしまうという。付近には、お土産屋もあって、ちゃっかり食塩を売っていた。
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■洞窟レストラン■
次の訪問地であるカッパドキアへ向かう途中、火山灰地の斜面に横穴を掘って造ってあるシャレタ洞窟レストランで昼食。この時間になると結構暑くなり気温は30℃以上に上昇していたが、洞窟のなかは、いたって涼しく、快適だった。メインディッシュは鱒料理で日本人の口によくあいGoodだった。
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■カッパドキア■
満腹になったところでカッパドキアの奇岩地帯に向かう。ガイドのCem(ジェムと発音)はカッパドキアを「ヘンな場所」と表現していたが、ホントに奇妙な場所だった。"キノコのやま"というチョコ菓子があるが、あれとそっくりな巨大キノコがニョキニョキ林立しているのだ。
どうしてこのようなものができたのか。ジェムが説明してくれた。つまり、太古の昔、火山の噴火により、この一帯に大量の火山灰が積もった。火山は灰だけでなく大きな岩石も噴出する。厚く積もった火山灰の上に岩石があちこちに落下する。この状態で長い時間をかけて侵食が始まる。岩石がのっかった場所はその重みで火山灰が締まっており侵食のスピードが遅い。のっからなかった場所は雨や風でどんどん侵食が進む。その結果、巨大キノコができあがるって寸法だ。フムフム、ナルホド、ナットクナットク。それにしても、自然は偉大だな〜。
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 ■厚い火山灰地■
というわけでカッパドキア地方の周辺は、厚い火山灰で覆われた地帯なのだ。このため巨大キノコがない場所でも、すばらしい侵食風景を満喫することができる。たとえば、ギョレメの谷(見てはいけない谷の意)やウチヒサール(尖った砦の意)など、おそらく世界広しといえども、こんなに奇妙で壮大で荒涼とした風景はここでしか観られないのではないか。写真などでは味わえない絶景を楽しませてもらった。現地へ行った者しかわからない醍醐味だ。
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■カイマクル■
夕方、地下都市カイマクルに立ち寄る。カイマクル? お土産でもカイマクルのか? 駄洒落はこのくらいにして、実はここは人間が造った地下都市なのだ。恐るおそる、狭いトンネルを通りながら見学したが、途中で出られなくなるのではないかと臆病者の私は一瞬、恐怖心を抱いたほど複雑な造りになっている。カッパドキア地方は厚い火山灰地で柔らかく、このため穴を掘るのがすこぶる容易だ。地下に迷路のようにトンネルを掘り、大小の部屋を造り、かつて人間が生活していたのだ。食料を蓄える部屋や、立派なトイレもあったぞ。これだけで驚いてはいけない。地下都市カイマクルは地下8層(つまり地下8階)で、ヤギ、羊、ロバなど家畜も飼っていたという。なんでこの地方の人々は、すき好んでモグラのような生活をしたのか。ジェムの説明で、これもナットク。なにもすき好んで地下での生活をしたのではない。戦争を避けたのである。人々は戦争が起こると地下にもぐり、ジーっと息をころして戦火がおさまるまで、隠れ住んだのだ。必死に平和な生活を守ろうとした、この地の人々にあらためて感動!!地下都市はカイマクルだけではなく、カッパドキア地方にいくつもあるという。地下20層のものや、ひとつの地下都市で数万人も収容した、とんでもない巨大なものもあるとのことだ。もちろん、ここで生活している人は、今はいない。今夜は、地下都市に住み、平和を愛した古代の人々とともに、カッパドキアで一泊だ〜。
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