２００９年３月、強風接近のためアンテナを降下（トラックダウン）したところ、144/430MHz GPアンテナ(COMET GP-9M)を破損してしまいました。アンテナを降下しただけでどうして破損したかというと、当日南寄りの風があり、アンテナ降下時エレメントがしなってタワー本体に時々接触する状態でした。このGPアンテナは全長5.15mもあり、グラスファイバーのパイプを３本つなぐタイプです。つなぎ目は自己融着テープとビニールテープで防水してありました。当然つなぎ目はコブ状になっているわけで、これがタワーに接触・引っかかり、それとは知らずに降下を続行したため破損したというわけです。破損個所は最上部のパイプが２段目のパイプから完全に分離・脱落し落下してしまいました。というわけで泣く泣く交換ということになりました。新アンテナの選定ではこのようなトラブルを避けるため、エレメントが短めのもの（しなりを防ぐため）で、降下時にジャマになっていたラジアルがないもの（ノンラジアルタイプ：GP-9Mではラジアルを曲げてタワーとの接触を避けてした）およびそこそこの性能があるものを中心に選定しました。結果、DIAMOND SE300を使用することにしました。全長は2.85mで、GP-9Mの約半分です。ノンラジアルタイプのためアンテナの降下・上昇時にジャマになるものがないのも好都合です。交換作業は破損から６か月後の９月２３日（秋分の日）実施、１時間１０分程で無事完了しました。作業中の写真はカミさんが地上から望遠レンズで撮影したものです。