2004/5
       

★〜BOOK〜★
エロチカ / 津原泰水 他
幻夜 / 東野圭吾
三姉妹、初めてのおつかい / 赤川次郎
拒否する教室 / 赤川次郎
残虐記 / 桐野夏生
盗んで聞いて / 赤川次郎
山椒太夫 / 森鴎外
anego / 林真理子
愛と資本主義 / 中村うさぎ
嘘をもうひとつだけ / 東野圭吾
日曜日の夕刊 / 重松清
言いまつがい / 糸井重里
天使の牙(上・下) / 大沢在昌

読書中・これからの予定

★〜MOVIE〜★
七人の侍

5/3 エロチカ 津原泰水 他
一流作家8人による官能小説のアンソロジー。
『収録作品』
●淫魔季/津原泰水
 忘れ物を届けに来た少年に支配された女
●愛の嵐(ポルノ・ポリティカ)/山田正紀
 収容所での性体験に呪縛されて……
●大首 妖怪小説百鬼夜行第拾弐夜/京極夏彦
 情愛と官能が乖離してしまった男
●愛ランド/桐野夏生
 旅先で3人の女性が「一番良かったセックス」を告白
●思慕/貫井徳郎
 ウェイトレスに惚れた青年のアプローチ
●柘榴/皆川博子
 女学生の禁忌の性
●あの穴/北野勇作
 性蜜計算機関で働く男の背中には……
●危険な遊び/我孫子武丸
 恋人同士がレイプごっこした おそるべき結末

*-*-*-*-*-*-*-*
桐野さんの作品が読みたくて借りた本だったが、まさか京極さんの作品まであるとは嬉しい誤算でした。
しかも百鬼夜行の関連作となっており、本編とはまた別の物語が絡まっていて面白かったです。
自分の中に潜むエロスに知ることなく一生を終えるのか、それとも追求し続けるのか、どちらが幸せなんだろう。
一番脳裏に妬きついたのは「思慕」での描写で男性で乳首が感じないのはまだまだ「子供」だと言われてるところ。
う〜ん・・ウチのダンナは感じないぞ?(; ̄□ ̄A
皆さんは…感じますか?(笑)

5/5 幻夜 東野圭吾
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!<楽天ブックス紹介欄より>
*-*-*-*-*-*-*-*
『百夜行』ってなに?(゚ー゚;A
紹介欄を見て、読んでみたくなりました。
阪神大震災で知り合った二人。
お互いがお互いを必要としていたと思っていたのに、ただ操られていただけだったと分かった時のショックは想像しがたいほど大きいものだっただろう。二人のためだから、と思い手を汚してきたのに…彼女自身は自ら手を汚すことなく思いのまま夢の階段を駆け上がっていく。
次から次へと戦略展開していくヒロインだが、本当の望みはどこにあるのか。ただ美しくなりたかっただけなのか、それとも憧れの人に近づきたかっただけなのか…本当の彼女は一体誰なのか・・・真実は明らかにされていないが最後の一言が彼女の本質を表しているんだろう。
怖い女だ、とゾッとする。
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5/7 三姉妹、初めてのおつかい 赤川次郎
・・・またやっちゃいました。
既読作品でした_| ̄|○ガクッ
いつもの三姉妹が小さい頃のお話で、両親の留守中に事件に巻き込まれます。やっぱり三つ子の魂100までもという通り、すでにそれぞれのキャラは作られています。大きくなってさらに磨きがかかってるな、という感じで。
大学生の大友刑事も特別出演しています(笑)

5/9 拒否する教室 赤川次郎
世の中、ほんとうに、こわいことばかり…。日々起きる事件、事故、人々の想像を超えた恐怖が蔓延している。
恐怖の深淵を描いた“赤川ホラー”
【目次】拒否する教室/閃光/魅せられて/千一夜(楽天ブックス紹介欄より)


赤川作品にしては珍しくハッピーエンドではないお話が多かったです。
なかでも「閃光」は一番切ない話になっている。父親を不慮の事故で亡くし、母親に裏切られた中学生の身の上に起こった出来事は、不幸というより地獄だ。母親にだけ見えない(見せない)ことが復讐だったのでしょう。
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5/14 残虐記 桐野夏生
失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誘拐犯と被害者だけが知る「真実」とは…。(楽天ブックス紹介欄より)

新潟・柏崎市の少女誘拐監禁事件をモチーフにした作品だと思われる。実際、柏崎市の事件は9年間だったけれども。
柏崎の事件の判決は懲役14年。
少女だった女性の普通だったら一番幸せに輝いてる時間を拘束した罪はもっと重くてもいいのではないのでしょうか?
いくら時間が立とうとも被害者が受けた心の傷は消すことができないんじゃないかな。薄まることはあったとしても。
本作品の中で、出所してきた犯人からの手紙を受けた主人公は自ら閉じ込めていた記憶を思い返すことによって、今まで平穏に暮らしてきた生活が所詮偽りの自分が作り上げてきたものだと思ったのかも。
閉じ込めていた記憶を全て放出した後、全てを捨てさる事で心の傷が少しでも薄まっていればいいのだけれど・・・それは誰にも分からない事でしょうね。

5/15 盗んで聞いて 赤川次郎
泥棒(夫)と刑事(妻)の夫婦コンビが活躍するシリーズ。
「ショパンコンクール」で優勝した男性が招待されてくるシーンが笑えました。何がきっかけで出会いがあるのか分からないもんですねぇ。
なによりも美人ピアニストが実は・・・!!どうしてそうなったのか、別の作品として読んでみたいです。
今回はそれぞれに「裏の顔」があるということがこの作品のテーマになっているようです。

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5/16 山椒太夫
新潟日報の「名作を読む」シリーズ第2弾。
新聞の切り抜きをまとめて読ませてもらいました。
むか〜し読んだことがあったんですけど、こんなに短い作品でしたっけ?
というか、私が読んだのはこの作品ではなかったのか?( ̄〜 ̄)?
安寿と厨子王が佐渡に流されたもんだと勘違いしてました(ほんとに読んだのかよ?)
最後のシーンだけは明確に覚えてたんですけどね。
地元・直江津の海岸にひっそりと安寿姫と厨子王丸の供養塔がたてられてますがおかしくないですかね。この2人は直江津で亡くなったわけでもないのに(゚ー゚;A
でも、安寿と厨子王ゆかりの地として、改めて読んでおいて良かったと思います。

5/19 anego 林真理子
まさに、恋愛ホラーともいうべき新ジャンルを確立した衝撃の長編小説。合コン、お持ち帰り、セクフレ、不倫、泥沼…この小説の中には、女性ならだれしも経験してきた、思い出すだけで“痛すぎる”恋愛のすべてのパターンがある。ファッション誌『Domani』連載中、丸の内OLの間に“anego系”という言葉や“anegoメール”なる現象まで生み出した、大人気小説。読み続けて最後の一行に至るとき、背筋まで凍りつくような濃密な愛の姿が見えてくる。(楽天ブックス紹介欄より)

何をしても不幸になってしまう人っているんですよね。
自分をシッカリ持ってるにも関わらず、ついつい不幸への道を歩んでいってしまう…自ら選んでいるとも言えますが。
結婚が決まり、ようやく人並みの幸せが手に入る寸前で、また不幸の穴に落ちてしまった主人公。そのまま結婚へ進めばいいものを一歩ひいてしまうのは性格からなんでしょうね。自分に正直になることが不幸への道へ続いてしまうというのは哀しいですね。
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5/20 愛と資本主義 中村うさぎ
「欲しい。でも、なにが欲しいの、私は?」ブランド放蕩の後、ホストクラブにはまった中村うさぎが、ホストと客たちの絶望的な「愛」と「金」を描く、衝撃の長編小説。(楽天ブックス紹介欄より)

ホストに貢ぐ女性って、どこか悲しさが付き纏っているような気がします。
実際にそういう人を見てるわけではないけれど…。
「お金」を通じてしか愛してもらえない、それでも愛を求めてしまうって寂しいよね。
「無償の愛」を信じたくても信じられない殺伐とした世の中になってしまったね。

5/20 嘘をもうひとつだけ 東野圭吾
バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに1人の刑事がやってきた。彼女に殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…。嘘にしばられ嘘にからめとられていく人間の悲哀を描く、新しい形のミステリー。
【目次】
嘘をもうひとつだけ/冷たい灼熱/第二の希望/狂った計算/友の助言(楽天ブックス紹介欄より)


冷静な加賀刑事が嘘を暴いていく様は、冷静すぎて悪役に思えるほどです。
どんなに上手く嘘をついたつもりでも、結局嘘はいつかバレてしまうもの。
でもどの事件もバレてほしくない嘘だったなぁ。哀しい話ばかりでした。
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5/25 日曜日の夕刊 重松清
日曜日、お父さんがいてお母さんがいて「僕」がいて、お兄ちゃんとお姉ちゃんは恋人がいて―。ある町の春夏秋冬、日常の些細な出来事を12の短編小説でラッピング。忘れかけていた感情が鮮やかに蘇る。夜空のもとで父と息子は顔を見合わせて微笑み、桜の花の下、若い男女はそっと腕を組み…。昨日と同じ今日なのに、何故だか少し違って見える。そんな気になる、小さな小さなおとぎ話。
【目次】
チマ男とガサ子/カーネーション/桜桃忌の恋人/サマーキャンプへようこそ/セプテンバー’81/寂しさ霜降り/さかあがりの神様/すし、食いねェ/サンタにお願い/後藤を待ちながら/柑橘系パパ/卒業ホームラン (楽天ブックス紹介欄より)

「ガサ子」な私の傍に「チマ男」がいてくれたら、随分とラクだなぁと思う反面、やり過ぎられると逆ギレしそう(爆)
何事も限度っつーもんが必要ですよね(笑)
『さかあがりの神様』はさかあがりがなかなか出来なかった昔を思い出して(っつーか、今また出来なくなってるけど)少し辛かったな。私にも『神様』がいて欲しかった。

5/31 言いまつがい 糸井重里
糸井重里が主宰するホームページ、ほぼ日刊イトイ新聞に届いたおびただしい数の「まつがいネタ」の投稿を、シチュエーションごとに厳選、大編集。(楽天ブックス紹介欄より)

いやぁ〜もうオナカが捩れそうでした。
っつか、人前ではあんまり読めないです。含み笑いばっかりしてぁゃιぃ人みたいだし(爆)
この本は装丁も変わっていて、裁断が斜めだったり、背表紙が短すぎたり・・・製本所の人も大変だったろうなぁ〜(;´Д`A ```
でもホント、ストレスも発散できそう!
いい気分転換になりますよ〜(≧▽≦)b

5/31 天使の牙(上・下) 大沢在昌
戦慄の新型麻薬を日本全土に蔓延させようと謀る強大な犯罪組織「クライン」。その絶対的な独裁者・君国辰郎の愛人・神崎はつみが逃亡。―警視庁の芦田は女性刑事・河野明日香に、組織壊滅の切り札・はつみの護衛を極秘に指令する。明日香は単身、はつみに接触。が、潜伏する二人に戦闘ヘリの銃弾の嵐。警視庁内部に裏切者か!?しかし、奇跡が!(楽天ブックス紹介欄より)

大沢作品は今回が初読。会社の上司が面白いからといって、続編とともに貸してくれました。
確かに面白かった!!この作品て映画化されてるらしいですね。映画自体の評判はイマイチみたいだけど(゚ー゚;A
あり得ないシチュエーションだけれど、物語にどんどん引き込まれていきます。美しくなることだけが幸せじゃないんだね。心と体が一致してはじめて幸せが生まれるんだ、そう思いました。

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5/6 七人の侍 黒澤明 ビデオ
戦国時代、農民に雇われた七人の侍と野武士との戦いを中心に描くスペクタル大作!
見よう、見ようと思っていた「七人の侍」をようやく借りてきました。
仲良くなったALTの人たちが必ず話題に出す映画がコレでした。やっぱ有名なんでしょうね、世界のクロサワ。
よくそういわれてるのを聞いてましたけど、見たことがないのでどれほど凄いのかが全然分かりませんでした。
しかも疲れていたこともあって2晩続けて途中で寝てしまい、ほんとに面白いのかなと半信半疑でした。
が、睡眠をたっぷり取って準備を整えてから見始めると…面白い!
これなら今でも通用するよ〜。
上映時間は3時間27分(前半107分、休憩5分、後半95分、ビデオは2本組になってました)、長かったけどね。
制作費は当時の金額で2億1千万円(現在の金額では約25億円)だっったらしいです( ̄□ ̄;)!!
「七人の侍」=「三船敏郎」だというので、最初丸坊主の勘兵衛がそうかと思ってましたが違いました(´・ω・`)(勘兵衛役は志村喬さんでした)
菊千代さまかよぉ〜(=゚ω゚=;)
思いっきり若いです、やんちゃです(笑)
憎めないキャラですよね。
もう一人憎めないキャラだったのが与平(左ト全さん)、いい味出してましたね。
後で出演者を見てみると結構大物そろいです。盗人(東野英治郎)、
冒頭のシーンの通行人の武士(仲代達矢)等々、見てた時は全然分からなかったけど・・・若いんだもん、みんな(゚ー゚;A
野武士に家族すべてを殺された、印象的な老婆なんかは近くの老人ホームの素人だったらしいですけどね、素人さんも多く起用されてたみたいです。
笑いあり、泣き所あり…やっぱりクロサワ監督って凄かったんですねぇ。
もうちょい他の作品も見てみたいかも。

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