2004/6
       

★〜BOOK〜★
天使の爪(上・下) / 大沢在昌
嗤う闇 / 乃南アサ
中村家の食卓 / 中村うさぎ
黒い天使になりたい / 谷村志穂
誰か / 宮部みゆき
オカルト / 田口ランディ
旅人の心得 / 田口ランディ
根をもつこと、翼をもつこと / 田口ランディ
迷子の眠り姫 / 赤川次郎
はまじと9人のクラスメイト / 浜崎憲孝

★〜MOVIE〜★
世界の中心で愛をさけぶ
ビックフィッシュ
下妻物語

6/6 天使の爪(上・下) 大沢在昌
関東信越厚生局麻薬取締部を乗っ取った全裸の女。犯罪交渉人として指名されたのは、麻薬Gメンの神埼アスカだった。籠城事件の背後には、諜報活動で圧倒的な優位に立とうとするロシア情報機関の思惑が……!?(楽天ブックス紹介欄より)

「天使の牙」の続編。
えらくスケールの大きな話になってしまったなぁ〜というのが一番初めの感想(゚ー゚;A
まぁ、もともとあり得ないシチュエーションなんですけどね。
冒頭アスカと仁王の関係がぎくしゃくとしていたのが残念に思えていたけれど、とまどいはあるものの仁王自身は全然変わってないんだよね。
アスカが自分の中で折り合いをつけて、仁王を愛し続けていく結論に達したのが嬉しい。
お互いがお互いを守り、守られていく…そんな関係に強く憧れます。

6/7 嗤う闇 乃南アサ
このほど晴れて巡査部長に昇進、それに伴って警視庁第三機動捜査隊から隅田川東署に異動した、ご存知・女刑事・音道貴子。バツイチ、34歳、ステディあり。新天地の下町で、個性派の同僚たちに揉まれながら四つの奇妙な事件に挑む、超人気短編シリーズ第三弾。
【目次】
その夜の二人/残りの春/木綿の部屋/嗤う闇
(楽天ブックス紹介欄より)


久々に音道さんに会いました。
いつのまに恋人が出来たんだっけ?(゚ー゚;A
今回は長編ではなく短編集だったけれど、昔コンビを組んだ滝沢刑事も出てきて時間の流れを感じさせるような作品になってました。
いずれ「キャリア」になるであろう新米の上司を叱った末、思いかけず尊敬と憧れを勝ち取ってしまうそんな音道さんってステキだなーと思います。
やっぱり叱り方を私ももっと工夫しないとな(爆)
>>TOP
6/8 中村家の食卓 中村うさぎ
中村うさぎ、初の食べ物エッセイ集。

高級品よりも鮭や鶏の皮を好み、居酒屋で頼む卵かけご飯に舌鼓を打つ…そんなうさぎさんがダイスキです(笑)
高いものが旨いとは限らないし、評判等に惑わされず自分の舌で楽しむことが一番だよね。

6/10 黒い天使になりたい 谷村志穂
「あとで電話するよ」恋人といても、友達といても、満たされないのはなぜ?ケイタイは今日も鳴らない。心の中でメールを打つ―ナニカサミシイ―ケイタイ電話が紡ぎ出す、切なく甘やかな愛の形を鮮烈に描き出す感動作。
【目次】
クランベリー・ジュース/ナニカサミシイ/トマトと彼と私/カフェ・テーブル/モンキー/Real heartを探しに/愛しのガリガリ君/最終コーナー/リターン返信/ジュリエットは涙する/秘密/そのロードをもう一度/日曜の夜のラジオボイス/白鳥たちは遊ぶ/風の岬/99ri海岸/宇宙の中の独りぼっち/黒い天使になりたい/三十代の結婚/ルルの子供たち/白猫ミントンと彼/コタロウがやって来た冬

短編集ですが、少しずつ登場人物が関与しているのも楽しい。
表題作の「黒い天使になりたい」の女の子が可愛いらしく感じました。

6/12 誰か 宮部みゆき
財閥会長の運転手・梶田が事故死した。遺された娘の相談役に指名され、ひょんなことから彼の過去を探ることになった会長の婿・三郎は、姉妹の相反する思いに動かされるように、梶田の人生をたどり直すが…。

2月に図書館に予約を入れて4ヶ月…ようやく読むことができました。
自転車のひき逃げが事件の発端となっていますが、ここ最近自転車への道交法適用の話をよく耳にしていただけに実にタイムリーに感じました。
姉妹の姉の婚約者を巡る愛憎は、幼い頃からお互いが感じていた両親の「差別」に発端をきたしているんですね。お互いが心の内をさらけ出さないできたツケが今頃になって回ってきた感じ。
何よりもその婚約者に対して不快感を感じ、今回はなんとなく後味の悪い読了となりました。

6/12 オカルト 田口ランディ
駅のホームでこつ然と消えたOL。奇妙な予言を告げる石井君。新宿2丁目の幽霊。本書は、詩のような、エッセイのような、短編小説のような不思議な雰囲気の文章35篇を集めた散文集。
文中の『霊感、ヤマ感、第六感、さらにクジ運もない。』っていうのに思わず共感(笑)
私もなーい。
でもランディさんは【気配】を感じる事が出来るらしい。
『空気を伝わってくる感じ、毛穴で感じる質感、皮膚で察知するある雰囲気。』
こういう方が霊感よりもずっといい。
でも気配を感じることが出来るには強烈な体験をしなければいけないのだとしたら…遠慮します(´・ω・`)

6/14 旅人の心得 田口ランディ
私はまったく軟弱だなと思う。それでも死ぬまで旅を続けたい。遠くへ、近くへ、外へ、内へ。沖縄、カンボジア、広島、タスマニア、旅をしながら聴いていたのは、遠くから響いてくる内なる鼓動だった。内容(「MARC」データベースより)

旅先ではそれぞれの土地の慣習や、しきたりがあることを興味だけが先走りついつい忘れがちになっていることを教えられました。
旅先の開放感だけを味わうのではなく、その土地全体を、自分の全てで感じてみたい。
いつかアンデスへ…この思いがさらに強まったような気がします。
空の写真が折々に綴じ込まれていてそれを見ているだけで旅がしたくなりました。

6/20 根をもつこと、翼をもつこと 田口ランディ
根があるから戻ってこれる。翼があれば自由だ−。困難な時代においても未来をおそれずに生きる人に捧げる、ピュアな言葉の花束。第1回婦人公論文芸賞受賞後初のエッセイ集。(「MARC」データベースより)
無料で書いていたメルマガで出したコラムをまとめたものらしく、コラムを続けて読んでみたいなと思いましたがその後HPで調べたら既に2004/3で最終回を迎えたようです…残念(>_<)。
自分の「言葉の舟を流す」っていい言葉ですよね。
同意してもらえても、もらえなくても、自分の言いたいことを正直に言うのは勇気のいることだと最近になってそう思うようになりました。

6/21 迷子の眠り姫
1度死んで、不思議な力を身につけた女子高生・笹倉里加。同級生の心中事件、担任の先生の恋愛騒動、父親の不倫…。難事件を解決しようと「力」を使う里加。やがて、里加を殺そうとした意外な犯人が…。(図書館HP(内容)より)
実際にこんな力を身につけたらどうなんだろう。知りたくない事まで知ってしまう不幸ってあるような気がする。
里加と彼の想いを最後まで遂げさせてあげたかったなぁ。
でも正直に話す里加もスゴイが、困惑しつつも許してしまう母親もスゴイ。理解ある母親だよねw

6/23 はまじと9人のクラスメイト
「ちびまるこちゃん」でお馴染みの「生はまじ」が書いた第2弾エッセイ。
「ちびまるこちゃん」に出てくるキャラクターの、多分この人がモデルになったんだろうと思われる人と会っての対談。
対談というか思い出話で終わるだけのことも(笑)
「花輪くん」のモデルって女の子だったらしいよ。
でも、「はまじ」は「はまじ」のまま、ナマで出てこない方が良かったなぁ〜(゚ー゚;A

>>TOP


6/16 世界の中心で愛をさけぶ 行定勲 中劇会館
そんなに期待はしていなかったんですが…結構良かったです。
本よりもいい感じ。 ちとウルッとはしましたが泣きはしませんでした。
号泣した人がいるっていうのは信じられない(^_^;)
全編において光が柔らかくて、とくに写真館の中でのオレンジ色の夕陽に切なさを誘われました、内容よりも(爆)
主人公の生きてきた年代とほぼ一緒なだけに(あ、年バレバレ^_^;)、深夜放送か ら流れる音楽、朔(森山未來)の部屋のポスター、場面場面に出て来る小物類…みーんな懐かしかった…。

思い出を辿り、たどり着いた体育館で同級生からの電話を受け、「いまアキに会ったんだ。」といって泣く朔(大沢たかお)が一番切なかった。
疑問やえ?と思うようなところは多々ありましたが、ね。
(高校生、みんなミニなの?長いスカートはいないのか?(笑)
 どうして「後片付け」をしにウルルに向かってる時、徒歩って…律子の足は大丈夫だったの?
 そしてなんでパンクしたところで骨を撒いちゃったんだよ〜?
 ウルルに行かないのか?等々)

朔(森山未來)は結構タイプかも?(笑)あのバカっぽさとか。
だんだんと大人になっていく感じは良かった。
それにしても森山未來くんと大沢たかおさんは、よく似てたね(* ̄∇ ̄*)
アキ(長瀬まさみ)も可愛かったです。

6/16 ビックフィッシュ ティム・バートン 中劇会館
お伽話のように奇想天外な人生を振り返る父とその息子の絆を描いた心暖まるファンタジー・ドラマ。
映画の中のほとんどが父親の作り話(ホラ話)で占められている。その大半は見ていてもちょっと飽き飽きしてきちゃったりもしてたんですけどね(゚ー゚;A
そんな作り話しかしない父親を理解できずにいた息子が、マッタクのホラ話だけではなく真実も含まれていたことを知り、病室で父親の『最期』を語った時に初めて父親の事を理解でき、心が通いあったのかな。
それまで分かり合えない親子なんて哀しいな。

私がこの映画で一番感動したのは父と子の姿ではなく、夫(父)と妻(母)の関係かも。
もうすぐ死に逝く夫と、それを見守る妻。
バスルームでパジャマでバスタブに沈んでいる夫を怒る訳でもなく、一緒にバスタブに入り胸に顔を埋めるシーン。言葉はなくともすぐそこまで来ている別れの切なさと確かな愛を感じます。
こういう夫婦になりたいなぁ。でも置いていかれるのは厭だ…。
>>TOP

6/27 下妻物語 中島哲也 Tジョイ新潟万代
茨城県下妻と、東京代官山を舞台にロリータファッションの少女と不良少女の交流を綴る。
結構豪華キャストだよね(笑)
パチンコ店の店長、ほんとカレだなんて気付かなかったよ。
それにしても篠原涼子さんはここんとこ「母親役」づいてるね。
映画館で声を出して笑ったのってほとんどないけど、今回は笑わせてもらいましたw。この映画は結構毒吐きまくりです。
大きな笑いドコロは2回。
特別ゲスト(だろう?)のアノヒトが登場したところと、「目から…」のところ(笑)
他にも小ネタ?がたくさんあって(イチコの背中の文字にも注目)、バカバカしい〜と思いながら、頭を空っぽにしてみることが出来ます。
それに割と名セリフが多い。クサイんだけどね〜(笑)
ロリータファッションは可愛いとは思うけど、ゼッタイ着れない(゚ー゚;A
これからはジャスコに行くのに躊躇するよ、きっと(爆)