2004/7
       

★〜BOOK〜★
卒業旅行 / 赤川次郎
天国の本屋 / 松久淳+田中渉
もう消費すら快楽じゃない彼女へ / 田口ランディ
その女(ひと)の名は魔女 / 赤川次郎
放課後 / 東野圭吾
東京湾景 / 吉田修一
アンテナ / 田口ランディ
レッスンズ / 谷村志穂
さつき断景 / 重松清
名探偵の掟 / 東野圭吾
イン・ザ・プール / 奥田英朗
ミッドナイト・コール / 田口ランディ
7days in Bali 田口ランディ
スパイ失業 / 赤川次郎

★〜MOVIE〜★
ファインディング・ニモ
ディ・アフター・トゥモロー

7/4 卒業旅行 赤川次郎
四年前の約束通り、卒業旅行の相談に集まった四人。父親たちが会社の同僚で近所の社宅に住み、女子大に揃って入学した親友同士だったが、ある事件がそれぞれの運命を変えてしまった。いま大学に通っているのは加奈子と友江だけ。かおると由紀子の二人は中退し、家計のために働いている。空白の時間を超えて変わらぬ友情を確かめ合った四人。しかしその再会から、さらなる悲劇へのカウントダウンが始まった。

運命なんていつどこで変わってしまうか分からないもの。だけどその変わった環境の中でどれだけ自分を保っていられるか、その環境を受け入れた上でどうやったら打破できるのか、その人の裁量次第で運命はさらに変わっていくんだろうね。

7/6 天国の本屋 松久淳+田中渉
さとしはアロハシャツの不思議なおっさんに誘われ、突然天国の本屋でアルバイトをすることになった。この店の売り物の、朗読サービスを受け持つことになったさとし。そして緑色の目を持つ少女ユイに恋心を抱く…。でも、ユイの心は、この世でできた大きな傷に塞がれていた―。

映画にもなりましたね。映画の方は設定が多少違うみたいですけど(主人公がピアニストだったり、花火が出てきたり…)。映画の「天国の本屋〜恋火」も文庫化されたようなので読んでみようと思います。
日々慌しい時間を過ごしていると、つい自分の位置が見えなくなって漠然と生活に流されてしまってるだけの今、主人公のようにゆっくりとした時間の中に身を置くことで、私自身「自分」を見つめなおす時間が必要なんじゃないかなぁ。
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7/12 もう消費すら快楽じゃない彼女へ 田口ランディ
地袋路上通り魔事件、TOSHIの洗脳、酒鬼薔薇聖斗事件、林真須美事件、野村沙知代問題、オウムなど、世の中を騒がせた社会現象の実相とは?そして微妙なバランスの上で成り立っている現実世界の柔軟性の本質とは?普通より少しだけ変わった人たちの哀しくも愛おしい姿に共感しつつ、それでも変わらぬ日常のリアルの数々を綴る名コラム。

いろんな事件をランディさんなりの視点で解釈している。全部が全部受け入れられるものではないけれど、こういう考えもアリかなと思わさせられたのもいくつかあった。
TVという固定媒体だけの情報を鵜呑みにすることによって、凝り固まった概念を植え付けられ一方的な視点でしか捉えていないが、別の視点で考える事も必要ですね。

7/12 その女(ひと)の名は魔女 赤川次郎
霊感が鋭い町田藍は、時としてホンモノの霊に出会う。悪意を持っているものはまれで、本当は哀しく、寂しいのが幽霊。その声を聞き、事件を解決していく。

霊感バスガイドシリーズ第二弾ということで、楽しみにしていた作品。
霊感ツアーに出ることを嫌がりながらも、ツアーの終りに次回の『出演交渉』をしているのが(・∀・)イイ!! 。
「迷子になった弾丸」では過去の弾丸が時空を彷徨った末に現代に突如現れたのは何故なんだろう。被害者の怨念による復讐??。
それにしても殺された男の孫が、「身内」として復讐されるのは運命の皮肉というものだろうか。
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7/13 放課後 東野圭吾
校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が……。乱歩賞受賞の青春推理。

はぁ。これが東野圭吾さんのデビュー作なんですか。
いきなり乱歩賞だもんね。すごいね、才能ある人は。
女子高を舞台にしたトリック物のミステリーです。トリックは全然見破ることは出来ませんでした(´・ω・`)
読みやすくて面白かったんですけど、犯罪の動機がイマイチ…でした。

7/14 東京湾景 吉田修一
「…最初がメールだったから仕方ないのかもしれないけど、なんかずっと、お互い相手を探ってるっていうか…。信じようとは思うのに、それがなかなかできないっていうか…」亮介の声を聞きながら、美緒は窓辺に近寄った。「ほんと、なんでだろうね?」東京湾岸を舞台にきらめく、寄せては返す強く儚い想い。芥川賞、山本賞受賞作家が紡ぐ、胸に迫るラブストーリー。(イーエスブックスより)

テレビドラマとなったので読んでみたくなり、借りてきました。
テレビでやってる内容の「韓国臭」が全然しないんですよ。在日韓国人なんて言葉は全然出てこないし。っつか、テレビの方は今の韓国ブームに便乗しようという魂胆みえみえですね。
「出会い系」で知り合う事も悪くないのかな、チラリと思ってしまった。
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7/15 アンテナ 田口ランディ
大学院生・祐一郎の妹は、15年前のある朝、忽然と消えた。必死にその行方を探した家族も、7年前の父の死後、母は新興宗教にのめり込み、弟は発狂していく。なんとか家族を支えようとする祐一郎だが、SMの女王様ナオミと出会ったことで封印してきた性欲が決壊し、急速に何かが変容し始めていた…。(イーエスブックスより)

電波系3部作の2作品目。
柏崎の誘拐事件が糸口になって、歯車がまた狂いはじめる家族。こんな家族が近くにいたりしたらやっぱり白い目でみてしまうんだろうな、とも思った。
というか、やっぱり電波系ってちょっと苦手かもしれない。
前作「コンセント」と内容は少し被っている感じがする。苦手だけれど、ここまできたら3作目の「モザイク」も読んでみよう。何か「電波」にひっかかるかもしれないし。

7/17 レッスンズ 谷村志穂
私たち、自分で強くなるしかないんだよ。壊れそうな心をもつ少女と愛に臆病な家庭教師が、二人で重ねた明日へのレッスン。勇気をくれるピュア・ストーリー。(イーエスブックスより)

谷村さんの書く「少女」はガラス細工のように儚げですよね。
繊細な少女と、大人になりきれていない家庭教師。
似たもの同士だけに共鳴しあえたんだろうな。
少女の家庭は複雑で、あんな母親だったら耐えられない。かといって、どこで切り捨ててしまえるほど少女は強くなかったんだろう。
家庭教師の女性が殻を破って、一人冬山に篭り逞しくなっていく姿に感動を覚えた。
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7/19 さつき断景 重松清
本作は年齢や環境が違うでも日常ありふれたほんとうにどこにでもいる典型的日本人男性3人の1995年から2000年までの毎年の5月1日の日常をその年々の時代背景とともに丁寧に描写(イーエスブックスより)

1995年、阪神大震災や地下鉄サリン事件によって社会不安が広がった年でしたね。
不安定なこの世の中を普通に生きていくことは案外難しいのかもしれないなと思えた。
ただ平凡な日常を改めて有り難いなと感じた1冊でした。

7/22 名探偵の掟 東野圭吾
完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。フーダニットからハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界の謎」とは?本格推理の様々な“お約束”を破った、業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。(イーエスブックスより)

ミステリの「お約束」をパロディにして破っていくんですが、私にはパロディ物ってあんまり…(;´д`)
ただ、「あぁ、こういうトリック物ね、あるある…」と改めていろいろなトリックを認識できました。
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7/27 イン・ザ・プール 奥田英朗
トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説。(イーエスブックスより)

こんな医者、ホントにいたらイヤだ。
でも傍から見てる分には面白いでしょうね(笑)
医学博士・伊良部先生が特に治療してるわけではないのに、ハチャメチャな伊良部先生の行動の余波で治ってしまうところがスゴイですねぇ。
携帯依存症の子が出てきましたが、私もある意味ケータイ中毒症なのかも(゚ー゚;A

7/28 ミッドナイト・コール 田口ランディ
大好きな男友達としこたま飲んだ夜、雨の中を一人マンションに帰された加津子は、猛烈な怒りを押さえられないでいた。やりきれない傷みとさびしさにまかせ、過去につきあった男たちに次々と無言電話をかける加津子。やがて一年前に婚約解消された高木につながり…(「アカシヤの雨に打たれて」)。自信をもって誰かを好きになるために、本当の自分を探している女性たちを描いた恋愛小説集。(イーエスブックスより)

なんとなく「あぁ、そうそう」と思える場面があった。
時々寂しさに襲われてしまうのはどうしてなんだろう。
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7/29 7days in Bali 田口ランディ
フリーライターのまほが過ごしたバリでの7日間と行方不明になっている友人、ミツコをさがしながら出会った人々。そして、解離性障害を抱えながら何かふっ切れるまでの過程(イーエスブックスより)

バリを描く作品の多くは不思議なところとして描かれているものが多く、今回の作品もまた人智を超えた体験をしているお話になっています。
一度は行ってみたい処だ。
話の終わり方がとても切なかったです。

7/30 スパイ失業 赤川次郎
伊原ユリ、四十一歳。夫は目下入院中。中一の娘を抱え、人材派遣会社に勤めている。しかしそれは表の顔。実は彼女、ヨーロッパにある小国、ポメラニア共和国の女スパイなのだ。だが、ある日突然、共和国が消滅してしまう。ユリはその衝撃にもめげず、新入りの河本青年を従え、仕事先に向うが、途中、駅のホームで、何者かに突き飛ばされた。誰かが彼女を殺そうとしている!!謎の敵とユリの闘いが、始まった。ユーモアミステリーの傑作長篇。(楽天ブックスより)

故国を愛する、そういう気持ちが今の私たちには足りないんじゃないかなと思う。
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7/3 ファインディング・ニモ アンドリュー・スタントン DVD
心配症のカクレクマノミ、マーリンの息子ニモがダイバーに捕まってしまった。息子を探しに、大海へと旅立つマーリン…。

ディズニー映画って、見る前までは「え〜、こんなん別に見なくてもいいや」とかって思うんだけど、一旦見始めるとつい見入っちゃうんだよね(゚ー゚;A
しかも結構感動するし。
今回も「魚かぁ〜、あんまり絵も可愛くないしな」と思いつつ見てたけど、いつのまにか引き込まれるように見てました。
海の映像もすごくキレイで、キャラクターの個性がそれぞれ引き立っていて、ハラハラドキドキしてました。
サメもいい味だしてます(笑)
なんといってもマーリンの子供(ニモ)を思う気持ちが溢れていて、再会のシーンではつい涙ぐんでしまいました。
この映画でカクレクマノミの愛好者が急増してブームになっているようですがこの作品を見た後で「飼おう」なんて思う人の気がしれません。

7/7 ディ・アフター・トゥモロー ローランド・エメリッヒ J-MAX
様々な研究成果を基に、地球温暖化により近い将来引き起こされるといわれる地球崩壊への道のりを描いたパニック超大作。異常気象がもたらす様々な大規模自然災害を壮大なスケールで映像化。

スゴイ!!もう見てる間中心臓はバクバク、足にも力が入りすぎて攣りそうになりました(゚ー゚;A
映画館に見にいって正解でしたね。やっぱ大画面での迫力はたまりません!!
この映画もニモ同様「親子愛」がテーマの1つになってました。
研究のため不在ばかりだったにも関わらず、息子サム(ジェイク・ギレンホール)が父ジャック(デニス・クエイド)の事を信じていたのはそれだけジャックがサムに出来る限りの愛情を注いできた結果だと思うし、サムもそれを感じとっていたからだと思う。
それにこの2人はなんとなく似ていたよね、親子役ピッタリって感じ。
海洋学者役のイアン・ホルムは、ロードオブザリングに出ている時よりも、こっちの方が良かったです。
動物園から逃げ出した狼がすごく気になっていたので、出てきた時には「やっと出たかぁ〜」とヘンな安心をしてしまった(笑)
一番のテーマである環境問題だけど、こういう作品を見るといつも考えさせられるんだけどね。いざ自分が何かしなくちゃ、と思うと何からしたらいいのか分からないまま結局いつも通りの生活を繰り返している。
こんな事じゃいけないよなぁ〜(;´д`)
出来る事からしていこう・・って、私の場合まずは電気代の節約ですかね。
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