16年4月湯坂道の山桜 遠州屋薬局 平野 正 平成16年4月11日 |
日暮里、上野、小石川&浅草と歩く花見に続き毎年行う花見は 箱根湯本から歩き始め浅間山を登り宮ノ下に降りる山桜コースである。 街の花見とは違い桜が ワァッーと目に入るのではなく道に落ち た花弁を見て木々の間を見上げると山桜の小振りの花が白く垣間 見えるのである。 茶色の葉に押されるように咲いている花が奥ゆかしい。 低山とは言え800mは登るのでこのコースは下りの人の方が圧倒 的に多い。バスで頂上まで行け下りだけも出来る。 今日も行程半ばまでは人に会わず好天の穏やかな日差しの下ウグイス の鳴き声に更にゆったりしのんびりと歩を進めた。 恩師の七合の世界を感じていた。 注 七合は浮世を離れた仙人の世界の事 |
見上げて気付く山桜 | 梢の花 |
ウグイスが絶え間なく澄んだ声を聞かせてくれる。 登れるか心配をしながらの初ハイキングだったが目から、耳から、皮膚から 気持ちの良い花、鳴き声、爽やかさが入り楽に歩けそうだ。 過去にこの道で8月の末に33度を越える中をほうほうの体で温泉に行き 着いた事があってから完歩出来ないのではと心の隅にある。 今日は気分もゆったり身体ものんびり目的地に着きそうだ。 桜も美しいがモミジや他の新芽も若々しく目にまぶしい。 |
手前のモミジと山桜 | 山桜と若葉 |
豊富な光に映える花々、葉、木々、を見つつ相模湾を望める中間点に着いた。
表題の写真の場所だが雄大な景色が良い。
一本の木で枝分かれをし葉の色の違う | 桜もあった。 |
まめさくら |
地上には草ボケの濃いオレンジ色の花、ムラサキのスミレがあり春を満喫した。 |