江 戸 川 私の初 日 の 出



  H17年1月3日



  遠 州 屋 薬 局   平野 正
新年の早朝の空は真っ暗で冷たく澄んでいる。
透明な暗さを背景に月も星も凍ってコチンコチンと輝いている。
寒い中、江戸川古ヶ崎の土手上の東屋では真っ暗な中で話し声が聞こえる。
いつでも4,5人が早朝の井戸端会議をやっている。夏からの習慣のようだ。
私が其処を通るのが5時半過ぎである。そこから2.5km先の松戸排水機の
手前まで行って古ヶ崎に戻っても日の出までは間がある。
5分くらい明るくなってくる空を見ながら日の出を待った。
じっとしていると寒い。ヒヨドリやセキレイ、ムクドリが気を紛らわせてくれてい
るうちに雲の端が輝いてくる。
元旦は残念ながら厚い雲に覆われ日の出は見られなかった。
2日は小生が朝寝坊をした。やっと3日で私は初日の出を拝めた。
ラジオを聴きながら歩いている人がカメラを持ってじっと立っている私にラジオ
体操が終わったからもう直ぐ日は昇るよと教えてくれた。散歩の馴染みは気
の利いた言葉を懸けてくれる。
その人が行って2分後にちらっと太陽の頭が光るとぐんぐんと日が昇る。
日の出は6時50分頃だ。時計は持たないので正確には解らない。
思わず光とエネルギーの恩恵に手を合わせたくなる。
晴天の朝は日の出に崇高な気持ちを味わっている。

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