もみじの本土寺 | |
遠州屋薬局 平野 正 平成14年11月27日 |
本土寺仁王門 |
寒くなると自動車のバッテリーがあがってしまい二年に一度はバッテリーを買って いる。いくらかでもその寿命を延ばそうと日曜の朝久しぶりの運転をした。当ても なく水戸街道に出てしばらくしたら左折すると本土寺の看板が見えた。 平地の紅葉は今だ、と思い左折し本土寺に向かった。日曜日なので車は空いて いる。八時にもかかわらず駐車場には車は五台有った。やはり紅葉の名所なの だ 参道の桜は色付いた葉を僅かに残している。 お土産屋の柿もたくさん成っている。 |
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目にきれいなものが飛び込んで来るとカメラを持ってこなかった事をくやんだ。 |
さくら 柿
仁王門内は谷状になりもみじが空を覆っている。黄緑、紅色、濃い紅、赤と色とりど りで目を見張った。 今日はカメラも無いし、曇りでもあるし仁王門の周りだけで境内には入らないで充 分と拝観料を倹約した。 |
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五重の塔前のイチョウ、本堂脇のもみじが美しく見える。天気予報では水曜日か ら晴れるというので水曜の朝、店を開ける前にカメラを持ってこようと決めた。 |
さて十一月二十七日(水)6時半に目を覚まし朝のお勤めをしようとすると女房が 「行くの?」と寝ぼけ声で言った。小生は一瞬何の事だか解らなかったが直ぐ気 が付いた。それでも7時半に家をで小金の消防署辺りから渋滞で、も少し早く着 くと思ったが八時に本土寺の駐車場に着いた。 |
目線の高さではもみじに日は当たっておらず 暗く寒い感じだ。 梢のほうは日に当たり輝いている。 マニアが三脚を据えてねらっている。名所は 良く知っている。天気も良いと朝から大勢い 集まり寒いのにご苦労さんと声を懸けたい。 またひとり、またと腕自慢が三脚片手に来る。 境内は三脚禁止の張り紙があり小さく一脚も 禁止とある。何処でも屁理屈を言う人がいるら しい。 小生は店があるので10分で退散した。 渋滞があったら九時に開店できない。 |
今日は時間が無いから拝観料はまた節約だ。 朝日に光る枝は明るく輝いていて美しい。太陽は冬になるほど貴重に感ずる。 日蓮は数々の迫害に遭いながら法華経を信じよ 南無妙法蓮華経を唱えよといい信心をひろめた。 あれだけ激しく布教に苦労した人はいない。 その苦労を知っている日朗上人の開山である本土寺は穏やかであった。 |
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塔中の紅もみじ | 境内の五重の塔とイチョウ |
仁王門裏 |
朝日に輝く |