喘息様気管支炎とは
- 乳幼児でかぜをひいたときにすぐにゼーゼーといって治りにくい気管支炎をおこす人がいます。これを便宜的に喘息様気管支炎と呼びますが、ひとつの病気と考えるよりは色々な原因で起こる疾患群と言えます。RSウィルスやヒトメタニューモウィルス感染などもこの原因となり得ます。胸のX線写真では肺門陰影およぴ肺紋理の増強をみます。
- 症状
- かぜに伴って喘鳴(ゼーゼー)と咳をくり返します。大体は元気で機嫌も良いですが、呼吸困難がひどくなると入院を必要とすることもあります。
- 治療
- 鎮咳薬,去痰薬,気管支拡張薬、ゼーゼーするときは吸入療法や喘息薬を使用する。
- ねつを伴うときは抗生物質も使用します。
- ひどく元気がなくなったり、呼吸が苦しくなった時は入院治療が必要のことがあります。
- 予後
- 3歳ぐらいまでに多くはゼーゼーしなくなりますが、約30%が本当の気管支喘息、であるといわれています。
かぜが長引きやすいのでなるべくひかないようにしましょう。家庭では元気であれば正常の生活をさせ、水分の補給に十分注意しましょう。
メニューに戻る