突発性発疹症
【原因】 突発性発疹症は最近まで原因が不明でした。
最近、大阪大学の先生が病因ウイルスをみつけHHV−6(一部はHHV-7も)と名がつけられました。
感染経路はまだ不明ですが母親からの経口感染を受けていることも考えられます。
【症状】 主として生後1年以内の乳児が罹患します。
生後初めての発熱の60〜85%はこの病気によるものです。
約3日間高熱が続いたのちに、熱が下がるとほとんど同時に全身に紅い発疹が出現し、1〜3日で発疹が消えます。
発熱は38〜39℃の事が多く、突然やってきます。急に高熱をだしたわりには元気で食欲もそれほど障害されません。
咳や鼻水などの上気道の症状は少なく、下痢などの胃腸症状を伴うことが多いです。
発疹は色素沈着や落屑をのこすことがありません。
【お母さま方へ】
1、高い発熱を伴いますが、機嫌は比較的良く食欲もそれほど障害されないとゆう特徴があります。
2、発疹が消えてからも下痢が1週間位続くことがあります。
1回の量が少なく、回数も1日5回位なら心配ありません。
3、熱が下がって1日位で、発疹があっても入浴は構いません。
4、1〜5%ぐらいに高熱のため熱性けいれんを起こすことがあります。
必ず医師の診察をうけましょう
【注意】
高熱のわりには機嫌が良く一般状態が良好です、逆に機嫌が悪く、何回も吐く、食統が落
ちるなどの症状があるときは違う病気の可能性があります、必ず医師の診祭を受けましょう。