急性上気道炎(かぜ症候群)とは
- 上気道(口、鼻、咽頭)の炎症の総称です。原因はほとんどがウィルスで、ライノウィルス、アデノウィルス、インフルエンザウィルス、パラインフルエンザウィルス、RSウィルス、エンテロウィルス、その他まれにはクラミジア、マイコプラズマや溶連菌、肺炎球菌、
インフルエンザ菌などの細菌のこともあります。インフルエンザウィルスの感染は冬に多く流行し、上気道炎のことが多いですが、進行すると肺炎や脳症などの合併例や乳幼児や老人の死亡例も見られます。
- 症状
- のどの痛み、せき、はなみず、はなづまり、ねつが主な症状です。
- 吐き気、げり、腹痛、結膜炎、声がれ、息苦しさなどもまれにあります。
- 治療
- 普通、安静、睡眠、水分と栄養補給で十分ですが、症状が強いときには症状をやわらげる薬や細菌感染の治療や予防のため抗生剤を使用することもしばしばあります。
- 予後
- かぜは万病の元と言われますが、本当です。こじれると肺炎、扁桃炎、中耳炎など合併症をおこします。無理をせず早めに治すことです。外から帰ったら、うがい、手洗いをすることは大事な予防方です。
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