『映画』   
 『映画』というものを始めて見たのは、4歳の頃のことだったのだろうと思う。
多分、親と行ったような気はするのだが、何を観たのかなんて全然覚えていないし、映画館だって地元の映画館だかなんだか覚えていない。覚えているのは薄暗い部屋が更に真っ暗になって『えらく怖かった!』ことだけ。
だいたい昔々のことなので、今みたいに『ドラえもん』も『しんちゃん』も『コナン』も『ルフィ』もいなかったから子どもが楽しみにしてた映画というのは『何かな?』と考えてしまう。
 メデタク小学校に入学すると朝の授業前に6年生のおにいちゃん、おねえちゃんが1、2年生あたりを対象に幻灯機で見せてくれてた。
 で、5年生(もしかしたら6年生かもしれないが)の時に、授業で映画館に行って映画を観るときがあった。もちろん田舎の映画館なのでロードショーなわけはなく、複数立てで映画を観る。
 最初に『番町皿屋敷』(だとおもったが、とにかくお化け映画だった。この頃は映画も怖くはなくなってた。)を観て、次の映画になるはずなのに・・・なかなか始まらない。小学生なのでもちろんガヤガヤしてくる。『どうしたんだろう?』と疑問になる子がいると、『次の映画俺達に見せていいかどうかやってるんだよ。』などと訳知りでそれに答える子どももいる。そうするとみんな『へぇ〜。』と感心してしまう。
 しばらくして映画が始まる。画面いっぱいに『網走番外地』の文字。『なるほど!』とさっき答えた子に感心してしまう。たぶん今時あんな映画見せたら、PTAが許さんだろうなぁ。
 あの頃は家に帰ってそういう話をしても、いいとこ『そんなことしちゃダメだよ。』と云われるくらい。もちろん小学生がヤクザ映画のように振舞えるわけもなく、だれも大変なことをしたなんて思ったりしなかったはず。
 そういえば、小学生の時はみんな『肥後の神』というナイフを持ってた。鉛筆をそれで削ったのはもちろんだが、竹ひご切ったり、細い角材切ったりしないと遊びもできない。でも、それを使って喧嘩してるのなんか見たことない。大人が『危ない』と子どもから取り上げた時点で、ナイフは『道具』から『凶器』に変わってしまったんだろう。だからナイフで人を刺したりするんだよ。だって『凶器』にしたんだもの。(話がずれた・・・。)
 で、中学生あたりは、『007シリーズ』に『マカロニ・ウェスタン』。でも、映画館で映画を観たかというとそんなには見ていない。『イージー・ライダー』を見たような気がするが・・・。
 高校生になってもそんなに見ない。『燃えよ!ドラゴン』はもちろん観たが。
 大学生になると『毎日が日曜日』をいう生活を送っていたので、暇にあかせて結構見た。『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』『2001年宇宙の旅』(リバイバル)『タクシードライバー』『地球に落ちてきた男』『時計仕掛けのオレンジ』などなど。
 最近は『ドラえもん』『ポケモン』『犬夜叉』は観なくて済むようになってとても嬉しい(子どもだけ観てる)。相変わらず『クレヨンしんちゃん』『名探偵コナン』『ワンピース』は子どもと一緒に観てる。どれも好きなんだなぁ。ついつい観そびれてしまうのが、『こち亀』なんだよな。

 ということで今まで映画館で観た映画ベスト集
1.観た回数(多分)ベスト3
  1位 タクシードライバー 7回
  2位 2001年宇宙の旅 3回(その内2回は同じところで寝ていたことが判明した。)
  3位 イージーライダー  2回
2.もう一度みたい映画ベスト3
  1位 明日に向かって撃て!
  2位 狼たちの午後スケアクロー
  3位 スケアクロー
3.サントラベスト3
  1位 タクシー・ドライバー --Theme by Tom Scott--
  2位 M*A*S*H --Suicide is painless--
  3位 スティング --Theme--
4.記憶に残る邦画ベスト3
  1位 踊る大走査線〜レインボーブリッジを封鎖せよ〜
  2位 クレヨンしんちゃんの戦国時代の映画(題名を覚えていません。)
  2位 名探偵コナン(まぁどれでも・・・)
5.記憶に残る洋画カウントダウン13
 13位 M*A*S*H(朝鮮戦争下の野戦病院でのお笑い映画。唯一サントラを持ってる。)
 12位 スケアクロー(涙なしでは観られません。)
 11位 ビッグ・ウェンズデイ(サーフィン映画と言えばこれ。と言ってもボクはやらない。)
 10位 バック・トゥ・ザ・フューチャー(SFとコメディをうまく融合させた映画。)
  9位 E.T.(人間と宇宙人。子どものすごさがわかる。)
  8位 2001年宇宙の旅(SF映画の名作中の名作。ストローのドリンクが・・・)
  7位 イージーライダー(もっともロックをうまく使った映画。映画そのものがロックだ。)
  6位 狼たちの午後(なんとなく好きなんだよな)
  5位 タクシードライバー(ベトナム戦争が落とした影なんだろう。サントラを探したっけ!)
  4位 アメリカン・グラフィティ(アメリカの若者はホントにああだったんだろうなぁ。)
  3位 スティング(もう1回観て楽しいかどうかは不明だが、一度は観ないと!)
  2位 明日に向かって撃て!(『映画って面白いなぁ』と教えてくれた作品だと思う。)
  1位 スター・ウォーズ(第1作目の感動は忘れられません。)

もっともっと記憶に残る映画はあります。たいていの映画が記憶に残るものだし。
ただ、いつ観ても良い映画もあるけど、感受性の強い年齢の時に観るべき映画もあると思う。
やはり、感受性の強い時に観たものが記憶に残りやすいな。
上に書いた映画をこれから10年後に観て当時と同じように観られるだろうか?

『イージー・ライダー』(2003年6月19日)と『タクシー・ドライバー』(2003年1月13日)は友人のHPにポスター付きでコメントが掲載されてます。上記タイトルにリンク貼りましたので参考にどうぞ。