〔随想・他〕                               HOMEへ戻る

                 私の名前                             

                                  (福島倶楽部’93.10


 私の名前は単純明快、雄(オス)の三番目、つまり三男というわけです。

 私が生まれた時、父は日華事変で出征しており、母があっさりつけたのかもしれません。ただ祖父は雄太郎といい、その一字をもらったとも聞きます。

 日本のいい男の代表ともいうべき加山雄三と同じ名前で、男っぷりを比較されたのでは、ちょっと太刀打ちできないし、損をしたといえるかもしれません。自分の名前を説明する時は「加山雄三」の雄三などとは、決していいません。

 ホテルサンルート福島の社長とは同姓同名で、10年近い付き合いですが、お互いに都合の悪いことは「あっちの雄ちゃんのことだろう」と、とぼけることにするということで『紳士協定』を結んでいます。

 本音言三(ほんねいうぞう)のペンネームで狂歌を作って楽しんでいます。

 最近の作品の一つ紹介します。

  「世の中は 義理と人情とやせがまん
    金と色との 二本差し」               
                          

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