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地価下落の影響と対応策
地価が下がることによって、銀行・ゼネコン・不動産会社のバランスシート
に含み損が発生し、バランスシートに大きな穴が開いている。
- 日本経済は「土地本位制」であった。今までは地価上昇を前提に信用システ
ムで運営されてきた。地価の下落で不良債権が大量に発生し、金融システム
は大きく揺いでいる。今の事態は金融革命が進んでいるとみるべきである。
- モノ余り時代に質屋が苦しみ淘汰されたと同じように、土地下落・土地余り
の時代に銀行は淘汰される。
- 「土地本位」の金融システムが「収益重視」のシステムに変わるための生み
の苦しみが、今進行している。
- 地価下落は日本の土地・不動産も国際市場に組み入れられつつあることの反
映であり、止めることはできない。
- 多額の「公的資金」を投入してバランスシートの大穴を埋めようとする動き
は、経済原理・市場原理を無視したものであり、中・長期的にはマイナスの
結果をもたらす。
- バランスシートに大穴をあけた企業は、市場から静かに去るのが上策であり、
輸血をしたりカンフル注射をするのは市場を混乱させ景気の回復を遅らすだけである。
- 地価が下がりきれば、日本経済は土地本位制の「くびき」から解きはなされ、
いいモノは売れる(収益を生む物件は売れる)という「市場原理」が働き始
めることにより「不動産不況」は克服され、景気も回復して再びゆるやかな
成長路線に回帰できる。
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