望遠鏡の形式には、いくつもの種類がありますが、このページではアマチュアで
よく使われている3機種について載せました。

ケプラー式屈折望遠鏡

対物レンズで光を集め接眼レンズで拡
大します。対物レンズは収差を抑える
ため2枚又は3枚のレンズで、できてい
ます。
特 徴
 星像が安定している、光軸調整がほとんど不要、小型で操作がしやすいなど、扱いやす
 く始めて望遠鏡を使われる方にお勧めです。
 対物レンズの口径は6〜10cm程度が多く使われています。口径が大きくなると値段は
 かなり高くなります。

ニュートン式反射望遠鏡

方物面をした主鏡で集めた光を斜鏡で
筒脇の接眼部に曲げ接眼レンズで
拡大します。
 
特 徴
 口径は10〜20cm程度が多く使われています。
 口径が大きく集光力も大きいので、球状星団など淡い星や高倍率で見る惑星などの観
 測にむいています。
 光軸調整が難しく又、接眼レンズの向きが星の方向と90度曲がっているので少しなれ
 る必要があります。主鏡面は使い方によりますが、数年に一度清掃する必要があります。
 汚れや傷がひどくなるとメーカによるアルミ再蒸着が必要です。

シュミットカセグレン式反射望遠鏡

筒先の補正レンズを通った光を主鏡で
集め補正レンズ裏側の凸面鏡で反射
させ主鏡センターの穴を通って接眼レ
ンズで拡大します。
 
特 徴
 口径は15〜30cm程度が多く使われています。
 口径が大きくその分集光力も大きいので淡い星雲・星団や暗い星の観測に威力を発揮
 します。構造が複雑なため光軸調整は大変難しくなります。