徳田秋声は1871年(明治4年)12月23日、金沢区(明治22年より金沢市)横山町に徳田雲平の三男、六番目の子として生まれる。本名末雄。母は雲平の四番目の妻タケ。1895年(明治28年)6月、泉鏡花のすすめで紅葉を訪ね、門下となる。自然主義の代表的作家として、明治大正昭和にかけて数々の傑作を残す。梅の橋のそばに建つ記念館は、2005年(平成17年)4月に開館。東京都文京区の徳田秋聲遺族より寄贈・寄託を受けた品を中心に、多くの遺品・直筆原稿・筆跡・初版本などを収蔵し展示している。また企画展や文学講座・講演会などのイベントも行われている。 |