栃木県真岡市・ 栃木県真岡市・工藤鍼灸院


鍼灸について

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痛くないの?熱くないの?
 「はり」というと縫い針や注射針を連想する方が多いようです。一般的に鍼灸針をご覧になる機会は非常に少なく、「はり=痛そう」と連想するのも無理はありません。しかしそんなイメージは、一度鍼灸治療を体験して頂ければ払拭されると思います。

 工藤鍼灸院で主に使用している鍼灸針は、直径わずか0.16o。これは髪の毛の細さと同じくらいで、実際には痛みを感じません(感じさせないように刺入します)。

 お灸は直接皮膚にすえる「透熱灸」と、局所的に温める「知熱灸」があります。熱さを感じるのは透熱灸の方ですが、嫌な熱さではなく、ツボの中に染み込むような心地良い熱さです。

 「痛いけど効く治療」より、「痛くなくて効く治療」が良いに決まっています。皆様に気持ち良く治療を受診して頂けるよう、当院のスタッフは日々の刺鍼練習を欠かさず行っております。
鍼灸はどんな症状に効くの?
 整形外科的疾患や内科的疾患など、妊産婦やお子様・お年よりまで、鍼灸の適応範囲は多岐にわたります。どんな症状でもお気軽にご相談ください。
 当院に来院される患者さんで多いものは以下をご参照ください(もちろん、その他の疾患にも対応致します)。

『2003年当院患者さんの傾向』

 なお、疾患に対してだけではなく、健康維持のために来院される患者さんが多いのも当院の特徴です。
鍼の材質にはいろんな種類があるそうですが・・・?
 コスト面や耐久性に優れ、安全かつ確実に操作できる材質として多くの鍼灸師に親しまれているのはステンレス製の鍼です。
 当院で使用している鍼も、約95%はステンレス製のディスポーザブル(使い捨て)鍼です。残りの5%はというと、アルミ製ディスポーザブル鍼を使用しています。
 
 アルミ鍼は非常に珍しい鍼でまだ普及率が低いのですが、この鍼の特徴は軽くてたわまない事で、鍼の上にもぐさを付けて燃焼させる『灸頭鍼』という手法に適しています(ステンレス鍼だとお灸の重みで鍼が頭を垂れてしまうのです)。
 
 昔ながらの鍼灸術に適した鍼は金鍼や銀鍼といったやわらかい材質のものですが、コストが高くて錆びやすいのが最大の欠点です。僕は自分自身に刺す練習用として銀鍼を50本ほど持っていますが、とにかくすぐに錆びてしまうので手入れが大変です。しかし、やわらかくて扱いにくい金鍼・銀鍼は練習用としては最適で、学会や勉強会などでも積極的に使用されています(金・銀を普通に使えるようになれば、ステンレスはクギ同然に扱える程です)。
 
 東洋医学の古典には『気を補う手技には金・銀が適し、気を漏らす手技には鉄(今でいうステンレス)が適す』とされています。しかし、刺鍼技術によってカバーできる範囲内の事なので、金でも気を漏らすことは可能ですし、ステンレスでも気を補う事はできます。材質の違いも術者の鍼操作技術によっては関係なくなるというわけです。まさに『弘法筆を択ばず』というわけですね。
 
 ちなみに僕は弘法ではないので、ある程度は材質を択んで治療しています (笑)。

はりとお灸を見てみよう!
健康保険は使える?
 意外と知られていませんが、神経痛、リウマチ、頚腕症候群(肩こりなど)、五十肩、腰痛症、頚椎捻挫後遺症は健康保険適応となります(当院指定の用紙による医師の同意が必要です)。健康保険による治療をご希望の方は、院長までお気軽にご相談ください。

健康保険についてはこちら!
鍼灸はどんな病気でも治せるのですか?
@緊急を要する病気(心筋梗塞や脳出血など)
A交通事故などによる激しい外傷性ショックを伴うもの
B病原菌やウイルスなどによる感染症

 これら以外であれば鍼灸治療の適応と考えています。鍼灸の適応範囲は意外と広いのです。ただし何でも鍼灸が良いという訳ではなく、病院へ行った方が早く改善する症状のものも数多くあります。
 患者さんの苦痛をいかにして早く取り除くかが僕の仕事ですから、変な話ですが僕自身、鍼灸だけにはこだわっていません。当院へ来院された患者さんでも、病院のほうが早く良くなると判断した際には積極的に医師への紹介状を書くようにしています。
 当院へのご来院を通じ、患者さんには医学の東西を上手に使い分けられるようになって欲しいと願っています。
鍼が合う人と合わない人がいると聞いたのですが・・・。
 基本的に鍼灸が合わないという方はいないと考えています。症状がよくならないのは証(東洋医学でいう病名のようなもの)が間違っている場合がほとんどです。僕自身は鍼灸で効果の出ない人はいないという考えで治療を行っていますし、一度お引き受けした治療には責任を持って対応しています。
 痛み止めの薬を服用している方や慢性化している症状には効果が出にくい場合がありますが、これも全く効かない訳ではありません。根気よく治療を続ける事で症状は改善してきますし、改善が見られれば痛み止めの服薬を中止する事もでき、治療効果が現れやすくなってきます。


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