ママならぬ間々に(古文書)



2008年11月12日
風間虹樹のお絵書き紹介1

風間虹樹のお絵書き1



2008年11月11日
サンドイッチが美術館とくるみまんじゅうに挟まれる日々

 たぶん岡崎で一昨日入手したチラシを見て昨日電話予約して急遽聴くことにした第24回京都賞記念講演会への電車に乗っていて,京都画廊連合会ニュース11月号のスケジュール表を見ていると,そうだった,堂本印象美術館にいかなければ.
 京都駅地下の案内で地下鉄今出川駅からタクシーが早いことを確かめ,メルパルコで乏しく引き出して,1210円で「超「日本画」モダニズム─堂本印象・児玉希望・山口蓬春─」展に着いた.なかなか良いところ.堂本印象自身が椅子の背中の板の彫刻やらもした.地下鉄北大路駅までタクシー980円(580円)

 リチャード・マニング・カープ 博士『アルゴリズムのパワーと限界』を一部聴いた.そう,すべてはメカニズムを問題とすべし.
 アンソニー・ジェームス・ポーソン 博士『生命(いのち)のメカニズムについて』は,会場からの英語で聴き,翻訳機の日本語音声をデジカメで録音し(予想と異なって,会場からの英語音声の方が大きく録音されていた),ときどきslideは同じデジカメで撮影した.Activated receptor, Adapter protein, Target proteins.駅構内で帰りに見たポスターでは,演題は『シグナルネットワークと生命機能』となっていた.

 京阪三条に出て近くの画廊を覗く予定を車中で変更し,何必館での『色はにほへど 上野憲男』展(1000円)を見るため,初めての花見小路を南下.途中で雰囲気よさそうな右方へ入り,巽橋を渡って,お好み焼きの店が多いな,そうかここら辺は祇園というところなのだ.四条通りに出たが,何必館はどちらにいけばよいのか,すでに2回いったことがあるが,東?西?.きけば東とのこと.17:00に入館.
 ギャラリー祇園精舎で和紙や絹などの染色展.「里山ってなんですか」などと聴く.カラスウリが飾ってあったが,その赤い実は染色には使えないと.絹のつむぎ糸の段階で草木染めすると絹の風合いが出て,桜染めと山もも実染めが美しくなるらしい.帰りに,古都ほかまんじゅうを歩き食いした.大阪の福壽堂秀信くるみまんじゅうは良味.
 20080501に買ったCompiled by Chihiro YAMANAKAのUniversal a GO GO !!(UCCU-1096)の山中千尋自身の作曲の最初The Backstroke Danceと最後のGraceful Ghostは楽しい(残余は選曲).聞き飽きない(短すぎるから?).Chihiro Yamanaka TrioのLiving Without Fridy(AS016 Imported & Distributed by 澤野工房)は未査聴.




2008年11月11日
寒い国からやってきたスパイが踊る夜は更けて

Is a non-nesting, hierarchically integrated control mechanism observed about systems?
A definition itself is never a hypothesis. However, when the definition refers to real things, then it turn to a hypothesis with or without procedures.

 昨日,心斎橋山野楽器(CDを機械にバーコードで読ませるとサンプルが聴ける.ストリーム再生(どういう違い?)の場合は少しresponseが遅いが)で松永貴志の数枚を聴いてから買った矢野沙織「SAORI YANO BEST」COZY-263〜4をYAMAHAミニコンポAST-SCI5で聴いている.「砂とスカート」が少しいい.聞き慣れるともっとよいかも.Tico Ticoの名演はだれのだったっけ.

 ジャズ・ピアノ6連弾
 出演:佐山雅弘・小原孝・国府弘子・塩谷哲・島健・山下洋輔(順不同)
 曲目・演目:Tokyo Reborn Blues、ラヴェル:ボレロ、P・デスモンド:テイク・ファイブ、ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー

というコンサートが10月7日にあったらしい(来年東京と横浜でもある).
なんという豪華編成でしかもピアノ6連弾.
オーケストラのRhapsody in Blueを少なくともクラシック調ピアノ連弾はいただけないと思うが,ジャズ6連弾なら果たして.
佐山雅弘と小曽根真のかけあいジャズが(どうなるやら)聴きたいなぁ.

 松本圭司「プロフェッショナル・ジャズ・ピアノ(CD付き)」(編曲:松本 圭司)はよいかも.




2008年11月10日
薔薇園は地下で眠る?

 京阪なにわ橋駅に行くも,アートエリアB1はシャッターが降りていた.中之島哲学コレージュやアートカフェとかのプログラムがあるときだけ開場らしい.2009年4月からは常時開設か.
 そごう地下ではエノテカがボルドーワインの.
 洞爺湖サミットに出したという,山田錦米を19%にまで精白した浪花正宗の純米大吟醸究極の技(720mlで15,750円)を少しだけ飲みたいな.いままで飲んだ削り最高は35%だったと思う.ここの純米大吟醸は好みではなかった.
 大丸南館8階美術画廊でビュッフェの油彩2点(ん千万円)を見た.特選ギャラリーで濱島司展-Female-[日本画]を見た.




2008年11月09日
酒とともに薔薇バラになる日々2

 14:19,第35回創画展/京都市美術館/800円.入ったところで人が集まっている.「何か質問はありませんか」と.(後でわかったが)ギャラリートークがあって一周して終わったところらしい.質問がいろいろと出る.14:22,20数人が会員先生の周りに.天然岩絵具は今はほとんど輸入とのこと.小下絵がうまくいくと,半分できた気持ちになる,とか.源氏絵巻物のような巻物は肩幅程度に拡げて見る,とか.
 引っ返して図録を買う.2000円.




2008年11月09日
酒とともに薔薇バラになる日々3

 テセウス号とメカニズム.The ship of Theseus and mechanisms.テセウス号の場合は質料が入り代わり,(人が見て取る)形相によって同一性が与えられる.テセウス号がちいさな舟で手漕ぎならば,メカニズムは考えにくいが,手で漕ぐとか帆に風を受けて動くとすれば,動力因(作用因)を考え得る.
 How a mechanism of a thing and the identity of the thing are related ? -> Systemic identity, not identity in materials or forms. The central key is "mechanismic" identity of a thing.




2008年11月09日
酒とともに薔薇バラになる日々4

 17:31 高島屋四条河原町6階美術画廊の陶器展.
 Sofmapを覗く.AppleはiPodとiPhoneを経由して本業?のMacに力を入れるか.
 大丸京都店6階アートサロン,根岸洋子絵画展.SWING ????? P6が良かった.
 美術画廊は西田俊英 日本画展−旅の途中−.5 m離れての静晨 25M が良かった.
 8階レストラン街.飲茶セットの焼きそばは固いとのことで,水餃子鍋セットに。使用野菜は国内あちこちからと,メニューに。桂花陳酒ロゼは未経験にて注文.人工着色料は入っているかと訊くと,ボトルを持っと来てくれた.二酸化硫黄だったかが含まれているが,マいいか.
 大丸地下のルピシアに行くも,端境期にて烏龍茶は無し.
 地上にMONT BALNCの店があり.万年筆を見る.Miyamoto Musashi -- warrier, artist, philosopher.五輪書の5とは五大だったのか.
 Fifth Elementとともに退散.




2008年11月09日
酒とともに薔薇バラになる日々1

 11:47,京都市岡崎の細見美術館で「琳派展 II 花の協奏曲」 を見る(1000円,学生800円).券の代わりに,約3×5cmのシールを肩の下辺りにつけて入る.絵アイデア:牛乳パックに金泥を塗って屏風にする.江戸末期の鈴木守一「楓桜紅葉図」良し.酸漿はホオズキと読むらしい.絵アイデア:斜め直線に大きな白円を付かず離れずに.尾形乾山の白と褐色の四角い皿は5客それぞれ縁が曲がったり真っ直ぐだったり,絵柄もそこそこ違う.
 ショップに竹炭マドラーあり,なるほど.ハガキに,古代裂<今昔雛形>という,染色された絹布?を着物の形に切ったものを張ってあるもの有り.黄色と赤の和ろうそく.
 その地下のレストランでランチ.パスタとの他に素敵な前菜がついて,コーヒーはエスプレッソか,練乳のようだがそれと少し砂糖を入れて,おいしい.1500円は満足.
 京都伝統産業ふれあい館で,時代祭展.巴御前の足袋には熊毛が使われている.




2008年11月08日
けふも酒とふらふら薔薇バラの日々

 14:41〜15:42 二科展.大阪市立美術館.900円.写真撮影不可(こども二科展部門は可).2室が絵画.もう2室が彫刻・デザイン・写真だが,時間の都合で通過.デザイン部はパンフも作っていて,力が入っている.パンフ11頁に,入選作品は出席会員過半数の挙手を得たもの,とある.
 絵画はそれぞれなりに良い.特記すべきは無し.ちょっと面白かったのは,倉橋寛「ヴルタヴァ河の辺り」,鶴岡義栓「静」,大塚章子「主よ憐れみたまえ」,黒木アヤ子「遊(弾ける)」.滝澤賢福「セレナーデ」と伊庭新太郎「電球」は,もう一工夫欲しい.
 阪神百貨店9階の阪神美術画廊と美術工芸サロン.1627 地下で山口県産日本酒試飲.
 日本酒は100ml以下の単位がいいな.3口飲めば味見に十分.千日前に5種類を見繕ってくれて1000円という店がある.難点はビルに入るのに\315かかること.かつてそこでもう一人の客(ここの店にあるすべての種類を(200〜300種類か)ほど間違わずに銘柄を当てるという)教えてくれたのが,辛口すっきりタイプとは反対の豊潤もの.かつて千日前近くのホテルに泊まったときにビル入場無料券がついていたので覗いてみたのだ.
 地下や地上(iPhoneでmap受信のため.かじりかけの林檎よ,コピーペーストができないのはなぜ?)を迷いつつも,梅田画廊を初めて音連れる.島村達彦追想展(主に油彩).明るい色調がよい.少し色使いの参考になる.山口薫のF6が特別出品.
 大丸百貨店梅田店11階のアートギャラリー.地下でワインを4品試飲するもイマイチ.バローロは.ワイン1本は一人では消費困難.2年前ほど,品川の店でロマネコンティ1グラスを1万円で飲めたらしい.ピンとキリと中間を試すのが,効率的だあろう.ただし安価なワインには酸化防止剤無添加と書かれていないかぎり,二酸化硫黄が(ときにはソルビットも)入っている.なお,輸入物は酸化防止剤を入れることが義務づけられているらしい(ゆえに外国産にはかならず入っている.ごくまれにそうでない場合もあると,あるデパートの店員が言っていたが未確認).で,安価なワインには二酸化硫黄がたっぷりと入っている場合が多いようで,頭が痛くなるような悪酔いした経験がある.ある本には二酸化硫黄は入っているほうがむしろ味が良くなると書いてあるが,このようなこともある.なお,有機ワインであることと,二酸化硫黄入りであることとは,独立.




2008年11月02日
Mechanismic explanation: The Systemic Concept of Species

Mechanismic explanation (Draft ME#1 for "The Systemic Concept of Species" of 6November2008 talk)

Bechtel & Abrahamsen (2005) contrasted mechanistic explanations to nomological explanations for their argument, and did not relate mechanisms with laws. However, mechanismic explanations must include reference to laws. For, it is (at least partly) laws that makes mechanisms possible to work. Spatiotemporal arrangements of many kinds of molecules under physical and chemical laws (at least partly) form mechanisms and submechanisms (Morphologenetic field constraints also may participate). Thus, the representation of a mechanism should indicate the law(s) and the kinds of spatiotemporal arrangements concerned, and fully show the necessary and satisfactory conditions and otherwise switching and compensatory mechanisms (biological systems often have compensatory or alternative subsystems and such subsystems' mechanisms start to work when lacking some of the required conditions (e.g., materials for chemical synthesis, or a whole organism's system may be in the state of minimum metabolism, and so on).


References

Bechtel, W. & Abrahamsen, A. 2005. Explanation: a mechanist alternative. Studies in History and Philosophy of Biological and Biomedical Sciences 36: 421-441.




2008年11月01日
種とは,クラスでありシステムである2

Bechtel, W. & Abrahamsen, A. 2005. Explanation: a mechanist alternative. Studies in History and Philosophy of Biological and Biomedical Sciences 36: 421-441.

を数日前から読んでいるが,なかなか参考になる.むろん,mechanisticはmechanismic(sensu Mahner & Bunge 1997)と読み替え,または用語換えしなければならない.
 メカニズムをどう表現するか.ダイアグラムやアニメーションやシミュレーション.モデル.
 さてしかし,p. 437のGeneralizing without lawsという節で,Wittgensteinのゲームの定義にからんだ,「或る概念の事例は,共通性質を共有せず,むしろ家族の成員が似ているように似ているだけである」という言明や,その考えの経験的基礎となるとしてRoschの研究を紹介している.むろん,Wittgensteinの家族的類似性family resemblanceは,渡辺慧の醜いアヒルの子の定理が含意するところに照らせば,誤りである.ゲームの定義にしても複成的述語にすればよいし,それをもとにして一つの述語を作ればよい.
 鳥類というカテゴリーのtypicalな(典型的という意味はなんだろうか?)のは回答を得たヒト対象によってコマドリになったりする.ペンギンしか見ていない人々は,(たとえば哺乳類などに相対的にした)鳥類(というカテゴリー)の典型例はペンギンとするだろう.ほとんどの場合がトビウオでたまにイワシその他しか見ない人は,魚類の例としてまずトビウオを挙げるだろう.
 分類学またはタクソン学は,現実世界ではたとえ区分できないような物が在るとしても,否それゆえにこそ(たとえば1/4,1/2,1/4といった成分の雑種として表現できる),きれいに区分できるような構築体,つまりクラスを作るからこそ,われわれの記述(世界がどうなっているかの表現)やら,したがって概念構築に,また計算(したがって予測)に役立つのである.




2008年11月01日
種とは,クラスでありシステムである1


Mayden, R.L. 2002. On biological species, species concepts and individuation in the natural world. Fish and Fisheries 3: 171-196.

も,organism(生物体,有機体)にもとづく概念であった.




2008年11月01日
地に落ちた生協はホンマに抜本的見直しを

 一時は刷新的建て直しが行なわれるかなと思ったが,今も色々と有毒物質入り製品の販売での報道で名をはせる生協.
 COOPの乾燥ラーメンは,だいぶ前には,鹹水は入っていなかったので,いつものように,鍋に麺を煮てそこにスープほいけるという,袋に書いてあるやり方をしようとおもったが,ふと塩ラーメンの袋を見ると,「かんすい(炭酸Kなど)」入りの表示になっていた.急遽,麺を煮る用とスープ溶かし用のなべを別々に用意して,麺に含まれるかんすいはお湯に大部分溶出するので,お湯ごと捨てた.当然?,醤油ラーメンも味噌ラーメンもかんすい入りという表記であった.
 1年前だったか,中国産うなぎの問題が露見した直後に,生協の店舗に行ってみると,報道された種類とは違うが,中国産のうなぎが置いてあった.これは撤去せずとも大丈夫かいな,と思っていたら,その種類のうなぎからも有毒物質が検出された.2007年8月1日,生活協同組合コープさっぽろが販売していた中国産ウナギのかば焼きから,日本では使用禁止の抗菌剤であるフラゾリドンが検出されていたことが判明.10年くらい前からだろうか,生活協同組合は地方でも連合レベルでも,徐々に安全性よりも金儲け優先へと移っていったという印象がしていた.
 各地方および連合生協は姿勢を正して欲しい .これまで食の安全性に取り組んでこられた生協は,さらに頑張って欲しい.




2008年11月01日
プログラム改造投票機

 民主党のオバマ大統領候補は,世論調査では共和党のマケイン候補に勝っている.しかし問題は,民主党候補に投票しても共和党候補に投票されることになるような不正プログラムが,どれだけの投票所のいくつの電子投票機械に組み込まれているかである.だいぶ前のテレビではそのことが一つの番組として取り上げられていた.不正が無くて,真実の投票結果が集計されていれば,ブツシュ氏ではなくゴア氏が大統領になっていただろうし,先般の議員選挙では共和党に対して民主党の(少しのではなく)圧倒的勝利となっていただろうと言われる.合州国ではそのような不正が行なわれないように,投票方法の改善を望む運動があった.果たしてその運動はどうなったのか,まもなく行なわれる大統領選挙では投票機はどうなのだろうか.