札幌市議会議員アンケート調査


昨今市議会議員の海外視察が問題となっているが、当会では、現行の海外視察制度に対する検討を加えることを目的として、全札幌市議会議員に、下記のアンケート調査を行った。

  1. 海外視察の回数
  2. そのうち公費利用の回数
  3. 報告書提出の有無
  4. その経験を議会活動にどのように活かしたか
  5. 最も意義のあった点
  6. 市議として望ましい海外視察とは

調査期間は1999年5月から2002年11月30日までとし、アンケート用紙は、12月9日に議会で手渡し、回収期限は12月25日とした。さらに、協力いただいた議員には報告書の送付をお願いし、手に入らない場合は、札幌市情報公開制度により、議会提出の報告書を入手し、同時に各視察の経費も取り寄せ検討した。

なお、公式訪問参加に関しては、個人視察とは別に公式訪問の枠を設け、公費利用の回数に入れた。

アンケートの回収は67名中49名。回収率は『70』%だった。但し1通は無記名・白紙で、2通は2003年になってから返信された。

回収状況に関しては少数会派議員からの返信が早く、大会派である自民党は期日を過ぎてからの到着が多かった。大会派としては民主党議員からの回収率が良かった。(表1)。

未回答者20名のうち、公費を用いた海外視察に行っていたのは、15名だった。アンケートの回収状況および視察状況(表2*)

設問3.報告書は全員提出。
以下の項目に関してはアンケートの回答を、「原文のまま」載せた。

4.その経験を議会活動にどのように活かしたか(エクセル「回答一覧・視察回数」ワークシート「活用」)
5.最も意義のあった点(エクセル「回答一覧・視察回数」ワークシート「意義」)
6.市議として望ましい海外視察とは(エクセル「回答一覧・視察回数」ワークシート「望ましい」)。
7.要約:市議として望ましい海外旅行(ワード「札幌市議会海外視察についての見解」)

*表2.エクセル「回答一覧・視察回数」ワークシート表-2の、海外視察まとめ

表1

会派回収率
自民党 26名16名61.53%
民主党 12名11名91.66%
公明党 11名5名45.45%
共産党 11名9名81.81%
新政クラブ 3名2名67%
市民ネット 2名2名100%
無所属 3名3名100%
無記名1名
累計67名49名73.13%