平成12年度札幌市女性センターフェステイバルワークショップ


「父親の役割(権威)とは?−多様化する家族の形態からー」

コーデイネ―ター 伊藤明美

○多様化する家族の形態  松村 操

多様化する家族の現状と、父親不在・母子密着・育児不安などの問題を提起

○父親の立場から  長谷川 裕久

父親の役割は生活基盤を安定させること、やってはいけないことを教えることであり、子供にとっていないと困るような位置をしめていることが大切である。

○母親の立場から   山本 昭子

親子間にジェネレーションギャップがあり、権威だけでは父親の立場が認められない。家族のコミュニケーションが大切である。

○子の立場から  青木 梢

父親は強く頼もしいいざという時に出て行く存在であった。

○外国人の立場から  マーク松根

「子供に安全な家」というポジティブなイメージを与え、ものごとに立ち向かう自己像を作らせることが、夫婦とも個人主義に基づいて子供を養育し、モラルと責任を自覚させることが大切である。父親は子供に現実の社会における責任感を教え、母親は子供を保護する役割がある。子供は社会的なコミュニケーション・スキルを獲得すべきである。子供と過ごす質の高い時間を共有することにより、父への信頼感は育つ。

○ 質疑応答

  • 今の親は自信を失っている
  • 何が大切なのかを教え、真剣に接すること
  • 夫婦で協力して育児をすること、教育についての話し合いが大切
  • 子供を持つメリットがない。気軽に子育てで着る環境作りが大切
  • 仕事場では男女平等を肯定していたのに妻に大しては肯定的でない自分がいた
  • 人間として子供に接することが大切
  • 地域ネット、コミュニケーション、労働環境の整備が大切