第1回「北京女性会議から得たもの」『北京女性会議の意義』依頼講師 札幌市男女共同参画室課長 伊藤まち子
『札幌市派遣団員の報告』派遣団員 佐藤桂子・山本潤子・河合和子北京から隔離されたにわか会場で、熱気の中で開催されたワークショップや派遣団員としての感想等を報告 (8月30日開催 42名) 第2回「教育とジェンダー」『日常の中の活字とメディア』藤女子大学助教授 伊藤明美大学の講義をする中での教育による男尊女卑の刷りこみや、週刊誌や漫画における女性を性の商品として扱う記事について実例をもとに講義した。 (9月13日開催 33名) 第3回「女性と政治参加 T」『政策決定の場になぜ女性が必要か』北海道女子大学講師 相内真子アメリカにおける女性の政策決定過程参画の歴史と、女性議員が増えることのメリットを調査した学者の研究を紹介し、日本でも女性の政策決定過程への参画重要性を講義。 (9月27日開催 29名) 第4回「女性と政治参加 U」『統一地方選女性立候補者のアンケート調査から』さっぽろ女性会議副代表 松村操4月の統一地方選挙に無所属で立候補した女性を対象に郵送法で調査を実施した結果を報告。同じ質問票で熊本、山形の女性立候補者への調査に協力が得られ、3地点の比較をした。 (10月11日開催 14名) 第5回「女性と労働」『改正男女雇用機会均等方がもたらすもの』弁護士 秀島ゆかり、クレストテース札幌代表 浪田美智枝女性が置かれている雇用環境について、法律家の立場からの解説と、ペイ・イクィティについての検討。改正均等法の説明等で、まだまだ女性の労働環境は厳しいことがわかった。 (10月25日開催 22名) 第6回「女性と暴力」『家庭内暴力DVの実態とこれからの課題』弁護士 秀島ゆかり・さっぽろ女性会議代表 斯波憲子第4回世界女性会議で女性と暴力が重要事項となった経過、世界、日本の動き、D.Vの 形態、これからの問題点、について両講師の問題提起がおこなわれ、引き続きフロアから、実際にD.Vの当事者だった女性の発言や東京都でサポートに関わっていた女性、前 札幌市女性企画課長の札幌市の取組みなどが紹介された。 (11月8 日開催 31名) 第7回「女性と健康」『性と健康に関する自己決定権とは‐思春期から更年期まで‐』しば小児科院長 斯波憲子・札幌医大産婦人科講師 藤井美穂斯波講師からは「健康とは単に病気がないということではなく、身体的・精神的・社会 的に良い状態にある」というWHOの定義に照らしてみると、日本の女性ははたして健康な生活を送っているか。性と生殖に関する自己決定に関しての問題提起。藤井講師からは、医学的な思春期から更年期までの生理現象、生殖医学の最新の知見などについて難しい話しをわかりやすく説明された。フロアからの関心も高く、医学的な多くの質問があった。 (11月29日開催 23名) 第8回「女性と家事・育児・介護」『どうなる家庭における女性の役割』浪田美智枝・斯波憲子・松村操浪田講師はアンペイドワークとしての家事について、斯波講師からは少子社会を迎えるなかで、専業主婦、職業のある母親の立場から育児への関わりについての現状と課題について、松村講師からは介護に関して4月から実施される介護保険について総論と、札幌市介護策定委員としての札幌市の取組みについて最新の情報の提供があった。 フロアとの討論では参会者の年齢が比較的高齢であったこと、また来る介護保険の実施ため介護問題について関心が強かった。 (12月13日開催 21名) 第9回「女子学生の現状と課題」『未就職者や援助交際の増加と男女共同参画社会』札幌国際大学助教授 林美枝子祭日のため残念ながら参加者が少なかったが女子学生の意識と現状についての林講師の熱気のこもる講義に参加者一同圧倒された。 (1月10日開催 11名) 第10回「女性の地位向上のための制度的な仕組み」『男女共同参画社会基本法の解説と効果』依頼講師・札幌市男女共同参画室課長 伊藤まち子男女共同参画社会基本法について、基本法の意味からはじまり、条文の内容について丁寧に解説された。 フロアからは罰則のないことについての異義、札幌市以外の市町村での取り組み方について意見・質問があった。 この法律を活かして行くのは私達であるとの結論に達した。 (1月31日開催 23名) |