下痢・軟便(駆虫したときのこと)
- 患カメ
クリン@ギリシャリクガメ
- 時期
一回目98年12月(当時の体重220グラム)
二回目99年11月〜12月(当時の体重400グラム前後)
- 症状と経過
わが家にやってきた98年9月下旬から軟便が続いていた。
時々未消化の葉っぱが混じっていることもあったが、食欲もあり活発に動いていたので「環境になれるまで様子を見よう・・・・」と放置してしまった。(これは失敗、もっとはやく検便を依頼すべきであった)
未消化の排泄物はその後見られなくなり、軟便もあまり気にならなくなったので検便を依頼するのはのびのびになっていた。
その後、11月始めに鼻水を出したのではじめて獣医師の診察を受けた際に検便もお願いしたが、なぜかこのとき寄生虫卵等は発見でされなかったので、先ず鼻水の治療のみをおこなった。
12月に再度鼻水を出し始めたので再び通院したときに併せて検便を依頼したところはじめて大量の寄生虫卵が発見された。(顕微鏡に接続したモニターの画面いっぱいに数種類の虫の卵が写っているのは見ていてちょっと気持ちが悪かった)
駆虫薬で食欲が落ちる個体もいるということであったが、クリンは鼻水を出すときはあっても食欲はあったので駆虫をすることにした。
チューブで駆虫薬を流し込む方法で2週間間隔で計2回投薬した。
幸い、食欲は低下することもなく軟便も12月末にはしっかりした便を排泄するようになった。
検便の結果もうまく退治できたようであった。
が、しかし、その後しつこい鼻水に業を煮やしてある抗生物質を飲み薬の形で与えたところせっかくいいかんじになったうんちが一転思いっきり未消化な状態になってしまった。(大事な腸内細菌が抗生物質でダメージをうけたのだそうだ)
投薬を中止し、食餌にちょっとだけプレーンヨーグルトを塗って与えていくことで1ヶ月ほどで回復した。
2回目の駆虫はその約1年後、軟便ではなかったもののうんちが妙に臭い〜と気になる日々が続き、ちょうどポポリン@ギリシャが肺炎で入院していたこともあり、健康診断がてら診察を受けたところ、やはり駆虫した方が良いと診察された。
今度は食餌に振りかけて投与する方法で2週間間隔で計3回、大好物のさやいんげんに振りかけることで何とか投薬完了した。その後は気になるうんちの臭さも少しずつ治まってきている。
- 反省点
最初に未消化な排泄物を発見した時点で獣医師に検便を依頼するべきであった。
- 教訓
健康診断がてら特に体調に変化がなくても年に1回くらいは獣医さんに診ていただくのは飼育者が気づいていない異常が発見できる
可能性もあるし、また、「異常なし」と診断されればそれで安心できるし・・・・・で良いことだと思う。わが家の場合、カメを診ていただける病院がかなり遠いのでなかなか日常的に通うのは難しいのだけれど、でも、病気の治療よりは予防のための通院の方が絶対楽だと思うので今後心がけていこうと思っている。
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